米中首脳会議についての日本の報道として、読売新聞を見てみたい。25日読売新聞は「対露制裁、中国が慎重姿勢…米中が首脳会談」と題して、次のように報じた。

「オバマ米大統領と中国の習近平シージンピン国家主席はウクライナ情勢などを巡って意見交換した。

 米政府高官によると、オバマ氏はロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入を認めない立場を示し、中国に協力を求めた。習氏は「主権」「領土保全」の尊重などの原則論で一致したが、同高官は中国が対露制裁に加わらないことを示唆した。

 オバマ氏は中国の南シナ海や東シナ海での領有権主張や防空識別圏設定など軍事的挑発への懸念を示した。」

これを見て多くの人はホッとしたであろう。「米中双方には対立がある」と納得したであろう。

しかし、ホワイトハウスの発表した「二国間協議前におけるオバマ大統領及び習近平国家主席の発言(Remarks by