日本社会で今、暴力への敷居が少しずつ上がってきている。
恨みであるとかの個人的動機ではなきて、政治的動機にもとずくものである。
一つは「ヘイト・スピーチ」の容認だろう。
自分と異質と感じる者に露骨な嫌悪を示し、それへの行動さへ示唆する。
そして今、この流れは政治家に徐々に向かっている。
責任ある立場の政治家が、異なった価値観を持つ政治家を「国賊」というラベルを張り、それが全く批判されない国になっている。「国賊」というラベルが容認されるなら、行動にと思う人が出るのは不思議でない。社会がこういう人の醸成を育成している。
東京都知事選挙の時に、次のツイッターをした、
「細川:「矢でも鉄砲でも持って来いと言ったら、本当に殺されそうになった。SPに護衛され命拾い」の細川発言TWEETしたら、「 あのSPは素晴らしかった」というTWEETが来た。それらしき事があったのだろう。」(2月2
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国家にあって右翼、左翼の存在は認められてしかるべきであるが、その究極的思想は、一国排他主義になりやすいし、思想に基づく体制破壊主義になりやすいという傾向があります。国を愛するということは大切なことであるが、他を徹底的に排するという負の体質、国粋主義に陥りやすいという体質を持っています。自民党にしろ、民主党にしろ体質の内在する矛盾といかに向き合うか、非常に難しい判断が求められています。
この傾向は、日本に特有なことではなく、今、米国のオバマ大統領のしようとしている制裁は同じことである。米国と異なる考え方をする、米国の利益を侵害ないし、認めない国は、排除するということです。早くもロシアをG8から排除したようである。排除の理論は、日本の「いじめ」、「仲間はずれにする」、「村八分」と同じことであり、何か陰湿な女性的草食的発想に思えてならない。
最大の権力者の中国習近平主席に擦り寄り、米国の制裁理解を求めたが、同意しなかった。肉食系ロシアのプーチン大統領、中国の習近平主席に足元を見られた外交戦略は、米国の衰退を如実に示しており、今後は日本の中立性が求められているのではないか。国民的支持を得やすいオバマの最大戦略が、夫人の中国観光にみられる中国接近であるとすれば、あまりにも軽く、具体的なオバマの出口戦略が見えないと、さらに米国民の不安が倍加し、理解が離れることになるのでしょう。
孫崎さんの記事や識者のコメントを読んでいると世界は動いているんだということを実感します。この辺を境に相対的にアメリカのプレゼンスは低下していくでしょうね。僕の頭がおかしいんでしょうが、西側のウクライナに対する干渉や右翼の政治的暴力が、すべて一つの線で結ばれている気がしました。ついでにくっつけるなら、現在進行形中の遠隔操作ウイルス事件の検察の体たらくです。なんというか我々は、今まで自明で疑う必要のなかった価値体系を、本格的に見直す時期に来ているのではないかと思います。安倍政権も軍産複合体べったりでは、この先奈落の底に日本を突き落とすことになる気がします。
上記の内在する矛盾に関しては僕はあまり心配していません。両方あるんだということでいいんじゃないでしょうか?
言った者勝ち、権力で圧力をかけ、悪いこともまるで良いことであることのように振る舞い、それがまかりとおる時代ですね。恐ろしい時代です。
暴力やテロはリクルートされているケースが多いですね。勿論、目的はリベラル弾圧ですが。リクルート資金の出し手は潤沢なる裏金ないし基金を保有している団体と言われています。例えば、国境なきテロ集団として悪名高いネオナチ、アルカイダへの資金の出し手は米国の親イスラエル団体やサウジアラビアの情報組織だと多くの証拠でもって説明されています。恐らく、日本にも暴力やテロをリクルートする米国やサウジアラビアにあるような団体や組織があるに違いない。そしてそれら団体や組織は資金を豊富に保有しているに違いない。
日本の議会人がおしなべてリベラルを放棄した今、リベラルを標榜して世の歪みに警鐘を鳴らす役目を期待されるのはマスコミだけど、マスコミがテロのリクルート以前にリクルートされ牙を抜かれてしまっています。
残念ながら、米国と中国と韓国からの連合圧力により変わらされていくしかないのではないでしょうか。