日本社会で今、暴力への敷居が少しずつ上がってきている。

 恨みであるとかの個人的動機ではなきて、政治的動機にもとずくものである。

 一つは「ヘイト・スピーチ」の容認だろう。

 自分と異質と感じる者に露骨な嫌悪を示し、それへの行動さへ示唆する。

 そして今、この流れは政治家に徐々に向かっている。

 責任ある立場の政治家が、異なった価値観を持つ政治家を「国賊」というラベルを張り、それが全く批判されない国になっている。「国賊」というラベルが容認されるなら、行動にと思う人が出るのは不思議でない。社会がこういう人の醸成を育成している。

 東京都知事選挙の時に、次のツイッターをした、

「細川:「矢でも鉄砲でも持って来いと言ったら、本当に殺されそうになった。SPに護衛され命拾い」の細川発言TWEETしたら、「 あのSPは素晴らしかった」というTWEETが来た。それらしき事があったのだろう。」(2月2