20144 5 () 植草一秀の『知られざる真実』掲載書評。
元外務省国際情報局長である孫崎亨氏が書き下ろしたノンフィクション小説
『小説外務省』(現代書館)http://goo.gl/Qtmh81の発売が開始される。
私の手元にも届けて下さった。一気に読み終えた。

現代日本を代表する知性、叡智である孫崎亨氏の待望の描き下ろし新著、しかもノンフィクション小説の公刊である。
副題は「尖閣問題の正体」。
ベストセラー間違いなしだ。

 日本にとって正しい選択は「棚上げ」である。
誰が、何のために、尖閣問題の紛争化を仕組み、実行したのか。
膨大な資料と証拠を重ね合わせて明快に真実=正体を浮かび上がらせる。
同時に、孫崎氏がどのような思想と哲学の下に行動し続けてきたのか。
その真相が明かされる。
すべてが氷解するのだ。

孫崎氏は、容易には理解されない事象の絡み合った糸を一本一本、丁寧に取り除く。