私は防衛大学校時代、学生に次のように述べていました。
「私の授業を熱心に聞いて、自衛隊の中で偉くなれるとは思わない。
自ら考えることが出来る自衛隊員は邪魔だ。忠実に物事を実施してくれる人が自衛隊の幹部になっていくであろう。
しかし、貴方達は多くの日本人とは違うのだ。
上の方針が間違っていれば、自らが死ななきゃならない職にある。
そして貴方達の判断で部下の人が命を失う職にある。
死を覚悟しなければならない職である。
そしたら、戦場で死ぬ前に、死を賭して、“死にゆかせる政策は間違っている”と発言してみろ。
そういう人間は多分、組織で外されていくだろう。
ここからが、貴方達の仕事だ。
貴方達は発言は出来ないかもしれない。
しかし、その人を守ってやること位、みんなで一致すれば出来るのだ。
せめてそれ位はやってくれ。」
そしてどうもその時代がきているようだ。
石破茂幹事
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石破幹事長は、「自衛隊員が死ぬことを政治家は覚悟しなければ」言っているが、一方、政府が米国に「尖閣問題で、本当に最後まで日本を守ってくれるのか」と、確認をしている。
現在の政府自民党は何を考えているのであろうか。まったく自立できていない。日本の恥をさらしているような状況をなんと心得ているのであろうか。自衛隊員には、戦争で死ぬ可能性を提示して、一方自分たち政府は、米国に「最後まで自分を見捨てないでくれ」と命乞いをしているようなものである。しかし、現在の政府、官僚などは、日本がどうなるかより保身を先に考えるというような考えられないような発想が、恥ずかしげもなくしゃしゃり出ている時代である。何か、親に生活を頼り切り、最後まで面倒を見てくれと頼んでいるような姿がダブります。「男なら、男らしくしろ」と言いたい。
孫崎さんの主張に100%賛成します。
私の父は台湾フィリッピン海峡で3000人の兵員輸送中米軍の潜水艦攻撃に遭い戦死しました。母によると父は米の待ち伏せ攻撃を知っていたみたいなんです。それでも父は死地に赴いた。私には父の気持ちを理解しようとしても出来ないのです。当時は日本人全員がパニック症状だったんでしょう。
今は違う。正しい情報が沢山ある。政治家やマスコミが腐っていても少しの努力で真実を得ることが出来る。国ごと外人部隊に編入志願するなんて狂気の沙汰。しかも傭兵するのは米国。父たちにどう説明する。靖国にどう説明する。そんな気持ちでいっぱいですよ。
誰か、勇気をもって発言する時でないか。
この問題では少し悩んでいます。腹は決めたつもりでしたが、錯綜する情報がやや否定的に傾きつつあり、まあそんなものなのかなあと現実的に考えます。誰も責任を取らないのは日本人の特性かもしれませんね。先の大戦はもとより、銀行の負債や最近では原発事故、決定のプロセスが曖昧でどこにも責任者がいないみたいです。今回の件もそんなものなのかなあと思い、その意味では落胆もしています。まあそれでも構わないとは思っていましたけど。とにかく意思表示が重要ですね。そうでなければ相手にしない方がいいと思います。
生き延びる道があると思えば、きっとその道を選んだと思います。でもそんな道はどこにもあるとは思えなかったし、いろんなものが精神を追いつめていく。死に場を求める気持ちは、今の自分にも十分に理解できます。時々そんな気持ちになります。強者はいつも弱者を追いつめるのです。それも無意識に。だからこそ生き延びる道を示さなければいけないと思います。生き延びる場所をきちんと作っていかなくてはならない。そしてそれは単に弱者の救済所ではなく、弱者がその力を発揮できる場所でなくてはならない。そういう覚悟がある発言を聞いてみたい。単なる政治的な論理はうんざりです。
湾岸戦争のあと当事国クウェートが戦後日本に対して何も感謝しなかったということが話題になり、多くの日本人が不満げであった。日本は1国としては米国(611億ドル)に次ぐ130億ドルという多額の資金を提供したのにも係らず(ドイツ70億ドル、ペルシャ湾岸諸国360億ドル)、である。その理由は日本が軍隊を派遣しなかったから、という解説がなされた。もっとも、日本の資金の大半は米国の手にわたり、クウェートには6億ドルだけだったということである。また、それはかつて来日したクウェートの外相が当時の大平外相と会談した時、それでなくても細い眼をした大平氏が目をつむって通訳の言葉を聴いていたのをクウェートの外相は居眠りをしていると解釈して、怒って席を立ったという事件があり、それから20年後のクウェート戦争時にも件のクウェートの外相はまだ現職であり、その事件を忘れていなかったからだという、ばかばかしいような説もある。まあ、そのいきさつはどうでもいいが、それいらい、日本国民の多くにそのような国連軍には実戦部隊を送るべきだという意志があり、単に安部氏個人の考えではないのではないか。民主主義が働いていれば、安部、石波氏ら自民党の意図は国会で否決されるはずであり、もし国会を通過すれば、それすなわち、孫崎氏らの意見は少数意見に過ぎないということになる。少数意見が少数意見だから間違っているとはいはないが、当然、同じ理由で正しい意見とも言えない。悔しかったら民主主義でない別な政治機構を発明するしかないだろう。
>>1
『「男なら、男らしくしろ」と言いたい』ナンチャッテ。今の若い男性の中にもそんな時代錯誤的男性がいるんですかね。元気なのはいいが、核兵器を持っている国(米国、中国、北朝鮮)に囲まれた日本に単独で国を守るなんと芸当ができるはずがないでしょ。いくら米国がいざとなれば日本を見捨てることが明白であっても、とりあえず米国とタグマッチのチームを組んでいるんだよと、中国や北朝鮮に対して示威運動するしか日本には手がないんです。国ごと外人部隊だなんて、大げさな。どこまで自己卑下したら気が済むんですか。それとも、そう言う発言がかっこいいとか、あなたが考える人間の証になるとでも思っているのでしょうか。それなら、もう少し先まで考えては?
左程遠くはない将来、米国は経済破綻をします。TPPにしろ焦っている証拠なんです。ドルに変わる世界通貨。この名前を考えましょう。みんなで・・・です。阿修羅記事に、ロシアが米国債を売り飛ばしたとあった。米国は、QE3に次ぐQE4をせざるをえない状況に追い詰められている。要は、米国が追い詰められているんです。こんな簡単な図式を安倍さん、石破さん、知ってか知らずか・・?現に、ヨーロッパ中央銀行ドラギ総裁は、又もや金融度緩和やったばっか・・でしょうに。穴に火がついてるんです。欧米・は・・・。忘れてはならない事は「日本は世界一の金持ち国家」。だから、消費税も増税した。この金も米国に流れる。一度「マイケルムーア」you tube見れば納得します。破綻寸前・・・!
尖閣の問題から、すべての政治問題が派生しているので、孫崎さんの「小説外務省」を早く読んでみたい。
ただ、はっきりしていることは、米国との話し合いが十分なされないままに、日米安保条約を過信して、「棚上げ」を放棄し、領土主張したがために、特定秘密保護法、集団的自衛権などの法律が制定、あるいは制定せざるを得なくなっています。石破幹事長がいまさら、自衛隊が死ぬことを提起したのは、どういうことか。多分、米国が対応してくれると考えていたのが、米国は領土問題に係わらないと発言しているし、具体的に、クリミア共和国では、米国は軍事行動を起こそうとしていないので、慌てているのでしょう。また、政府が米国に尖閣で日本を助けてくれるかと問合せをしたということでしょう。
それにしても、尖閣問題は、日本を別次元に導き出しているように思えてならない。戦略なき米国依存脱皮のつけは大きいといえます。
人が命をかけて守らなければならないことはそうそうあるものではない。誰のため、何のために命をかけるのか。よ-く考えなければならない。アメリカの傭兵として死ぬようなことがあったら、それは誰のためだったのか、自衛隊の方々は考えたことがあるのだろうか。何のことはない、アメリカの覇権主義、軍需産業利権のためであり、アメリカのポチである安倍晋三の個人的な権力維持のためである。自衛隊員だったら、国家国民のため命をかける時があると言われれば、そうかもしれないし、自衛隊員もそう覚悟ができているのだろう。しかし、よ-く考えてほしい。人の命は、自衛隊員だろうが一般国民だろうが同じく大切なものなのである。なぜそこに気づかないのだろうか。自衛隊員だから命が亡くなっても仕方がないなどというのは、権力者が考えた権力維持のための都合のよい考え方なのである。人の命は誰であろうとひとしく尊重されなければならないものである。自衛隊員の方々は、誰のために、何のために命をかけるのかよ-く考えてほしい。家族のため、愛する人のために命をかけることがあっても、大義名分のない国外での戦争に命をかけることは無駄であり、恥でもある。命をかけるところが違うんじゃないかとなぜ疑問を持たないのだろう。
孫崎さんのおっしゃるとおりだと思います。マスコミは集団的自衛権を手続き論ばかりに終始してますすが、国民的に考えないといけないのは自衛官が死ぬということです。そしてそれでもあなたは良いのか、ということだと思います。
例えば日本がどこかの国から攻撃されて火の海になって、それを止めるために戦って死ぬのと、攻撃されてもいないのに(場合によっては友好国)米国に付き合って戦って死ぬのは全然違う。
しかも米兵だって死にたくないはずで属国である日本に酷な仕事が押し付けられる可能性すらあると思います。(欧州は対等な同盟関係だからまだ良い)
とにかく止めないと大変なことになると思います。