日本では「安保条は尖閣対象範囲にしている」と米国が軍事に参加すると同じと思っているが、世界の認識と全く違う。
英国著名ジャーナリストはロイターで、「コラム:安倍首相の「不穏な変化」=カレツキー氏」の標題の下、「日本の尖閣諸島防衛のために米国が中国と戦火を交えることはまずないというのは、誰もが知るところだ」との論評を掲げている。以下主要論点。
・オバマ大統領は、ウクライナで犯したのと同じ過ちを繰り返しているようだ。
・日本の立場を米国が支持するという誤った期待を抱かせることで、オバマ大統領は日本の好戦的な発言を助長している。ひいては、中国が軍事行動によって尖閣諸島(中国名:釣魚島)の奪取に動く可能性を高めている。しかし、日本の尖閣諸島防衛のために米国が中国と戦火を交えることはまずないというのは、誰もが知るところだ。
・安倍晋三首相の関心は、経済から外交、そして軍事問題
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コメントを書く「安保条は尖閣対象範囲にしている」、日本のマスコミはこの一言をまるで鬼の首を取った様に喜んでいる。しかしこれは危険な兆候だ。オバマは日本の立場を米国が支持するという誤った期待を抱かせ、日本の好戦的な発言を助長している。そして金融市場は、この不穏な変化に気づき始め、消費増税もあって世界で最もパフォーマンスの悪い市場となっている。しかもこうした約束は、本物の武力衝突が発生した際にはほぼ間違いなく、ただの口約束だったことが証明されるだろう、ですって。嫌な雰囲気ですね、気を付けないとね。今後の外交姿勢を注視すべきですね。
中国と敵対したい、敵対するところに、日本の存在感を示したいのでしょう。真正面から中国と敵対するところなどどの国もしない。避けるのが普通なのに、あえて敵対していることをを中国並びに国際的に印象付けようとする、この感覚がまったくわからない。話し合いの外交交渉に努力することなく、対立して、日本と中国の関係をどのように持っていこうとしているのか。話し合いの窓口は閉じていないといったって、どう見ても閉じた状態だと気が付かないのであろうか。周りに教えてあげる人もいないとは、お仲間ばかりで全体がおかしくなっているのでしょう。
今の日本政府は外交的には素人の私の目にも未熟者だということがはっきり見えます。
1.ヒラリーが仕掛けたウクライナ侵攻作戦を同盟国の日本が知らなかった。だからソチオリンピックに首相が参加した。
2.毒にも薬にもならない靖国参拝を行うことにより周辺諸国のみならず世界から異様な国だと見られるようになったのに まだ参拝を続けている。
3、尖閣国有化後は中国の公船の釣魚島周辺へのプレゼンスは圧倒的で実質的な管理権は中国に移っていると判断されても 仕方ない状況になっている。
4.中国の軍事技術の水準はロシアと同等ないし一部では凌駕していると言われているが、日本の当事者は余り理解してい ない。田母神氏や石原氏の発言を見ていると中国軍が毛沢東の八路軍の水準を超えていないと思っているようだ。つい 半年前にスペインからシリア向けに発射されたNATOのミサイルを地中海上で撃ち落としたのはロシアの電波技術兵器 だったとプロは判断している。それを中国海軍は地中海で見ていた。その技術も既に中国は身につけていると推測され る。中国はもう既に強い国になっている。米国はそれを知っている。だから、米国は中国と仲良しになって中露の離反 を図っていたが、日本が変な動きをするから米国の思惑はパーになった。米国と組んで中国をやっつけようとするド ン・キホーテ的発想は即刻やめなければ、早晩大恥をかく。
日本はシンガポールみたいに周辺と仲良くして観光と貿易で食べていくしかないのですよ。そういうことを日本外務省はよく勉強して国民に選ばれた先生方をうまくナビゲイトしなくちゃならないのじゃないでしょうか。