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23日付星条旗新聞掲載、「イスラム国と戦う上で幾つかの選択を検討(A ‘range of options’ under discussion to combat Islamic State)」の主要論点。
なお、この報道の中に、「米国人が殺害されたら、自衛のための、ころした勢力への攻撃は国際的法的根拠を持つ」という考え方は、集団的自衛権での行動範囲を考え得る時の参考になる。米国人を殺した事実があれば、どの国、どの勢力にも”自衛“という名目で攻撃できることを意味する。
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・オバマ政権はイスラム国に対する軍事行動のための議会授権を求めることを検討中。
・議会の授権はイラク、シリアにおけるイスラム国に対する無制限の軍事行動を行うための法的正当性を与えるもの。
・議会はこうした授権を2001年に対アルカイダ、2002年に対サダ
孫崎享のつぶやき
懲りない米国。今また「イスラム国」に対する軍事行動の拡大を検討
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コメント
コメントを書く「良識」つまり「国際法」は国際関係で根本にあらねばならないと私は信じて来ました。又、そういう価値で中東情勢を解釈しようと努めてきましたが、それは出来ない相談なんですね。
中東は無法者が跋扈する地域。もっと、上品に言えば、リアリズムを信奉するリアリスト達が欣喜雀躍してプレイする舞台だと思います。あの金日成が率いた共産ゲリラ、独立匪賊、満州国の秘密機関、軍閥等の魑魅魍魎が活躍した満州に似た状態だと言えば年配者には分かり易い。
このイスラム国を標榜する連中はテロ集団だということは明白。そのパトロンがイスラエル/サウジアラビアであることも明白。世界の独立系ジャーナリストの間では常識。しかも、イスラエル/サウジ/イスラム国の関係性を米国が容認していることも独立系ジャーナリスト、中国マスコミ、ロシアマスコミでも常識で一部記事にもなっている。
そんなイスラム国を米国が議会まで巻き込んで攻撃しようというのだから、事情に明るい人々にとってはそれはペテンです。ロシアと中国に国連憲章の立場に立ってそのペテンを糾弾し、中東当事国会議の開催に向けて頑張って欲しい。
米国軍産複合体は、多くの米国民貧困層を人格ある人間とみるのでなく、戦地に赴き前線で戦う兵力としか見ていないのではないか。戦わなければ、兵器の消化が進まず、在庫が増えるばかり、軍事産業が成り立たない。
彼らに、反省という言葉はない。反省することは自己否定につながるのです。彼らにとって、頭痛の種は、米国民に厭戦気分が強く、自殺者、うつ病などが社会的問題になっていることではないか。