東北のバスツアーに参加して、角館へ行った。

 本当に素晴らしい町と思う。

 しかし考えてみると、特段変わった町ではない。

 町の横に大きな川が流れている。武家屋敷があった。原点はその程度しかない。でも町は人々が築き上げた結晶だ。

桜の名所、檜木内川堤のソメイヨシノは1934年(昭和9年)皇太子(今上天皇)の誕生を祝って植えられたものというが、約2キロメートルにわたる桜のトンネルが形作られている。樹齢300年以上の老樹が400本古い町並みにあるという。・武家屋敷通りのしだれ桜で国天然記念物指定は162本という。

武家屋敷の庭園も特別高価な植物が植えられているという風情ではない。山々にある草花等が丁寧に配備されている。

武家屋敷のある一角は、電線は隠れている。

車両の迂回を呼びかけている。車を排しただけで、町に落ち着きをもたらす。

生垣を丁寧に手入れしている。春の桜にた