「お金をもらう」以外に再稼働しなければならない理由はない。
29日付ロイター「アングル:予知困難な火山噴火、川内原発再稼動で住民心理に影響も」の主要論点。
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・御嶽山が噴火し、多数の登山者が死亡、心肺停止になったことで、噴火予知の技術的な能力や態勢面などで困難な要因が山積していることを印象づけた。
・川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の近くには、頻繁に噴火する桜島があり、鹿児島県の住民に心理的な影響を与える可能性もありそうだ。
・水蒸気爆発による今回の御嶽山の噴火と、蓄積したマグマが大量に噴出し、高温の火砕流の到達距離が100キロを超える「カルデラ噴火」とは、発生頻度や被害の及ぶ範囲などの点で大きく異なる。
・菅義偉官房長官は29日記者会見で、御嶽山の噴火が川内原発の再稼動に影響を与えるかどうかについて
コメント
コメントを書くこんな夜にご苦労様です。人には出来ること、限られてますものね。自分を無力だと言って、シニカルになってブツブツ言う人は多いですけど、孫崎さんの明瞭な論調には、人としての基礎を感じます。
日本語を、きっちり話せる人が少ない気がして、悲しい限りです。揚げ足取りの無意味さは、虚しさを越して、悲哀がその人に映ります。英語をカタカナにせず、確か、ヨーロッパの北の方の国に、「自国の言葉以外を使わない」ところがありましたね。それを聞いたとき、「羨ましい」と思いました。そうすれば、こんなに混濁することはなかったかも、知れません。
本当に、個人の力ではどうしようもないことなのでしょうか。
夏に流行っている「浴衣」をみても、「なってない」のをみると、目をそらしたくなりつつ、言ってあげたい気もします。
私は寝なくては。
おやすみなさいませ。
孫崎さんのお話に、基本的な要点すべてが含まれています。
原発稼働の条件は、安全であるかどうかであるが、原発規制委員会は、原発そのものの安全性を確認しているに過ぎない。周辺に住んでいる人の安全が確保できるかどうかは、まったく確認しようとしていない。地震、火山噴火対応は、人間の力で対応できないもいのであるが、政府は対応できない物は避けようがない。その時は周辺住民は死ぬ以外ないのは当たり前である。そのために周辺の市町村には望外なお金をばらまいているし、周辺の人にはお金で解決しているではないかという無言の言葉が、聞こえてきます。ここまで馬鹿にされて、住民が立ち上がらなければ立ち上がる時がありません。
火山の噴火と地震は予知不能。
地震の場合は日本列島全ての地で起こる。断層の存否は関係ない。
それにテロが加われば、核発電のリスクは天文学的数字に上がる。日本は文明国を気取って久しいが、そろそろ返上したほうが良い。
まったく孫崎先生の心配されるとおりです。
にも拘わらず、大手メディアは、例の朝日新聞問題の後遺症か、こぞって腰が引けてしまっている。
ずべての報道が萎縮しているように感じられる。
ことに朝日新聞など、御嶽山噴火の被害の物凄さを語るのみで、噴火予知の困難性と原発の安全性への影響については
一言も触れようとしない。被害に遭われた方にはまことに申し訳ないが、今回の出来事から真に学ぶべきことは何か?
それは、火山の噴火を正確に予知することなど所詮不可能に近いということである。いみじくの、今回、気象庁の火山課長が語っているとおりではないか。川内原発をこのまま再稼動させて本当に問題はないのか?
政府の横暴をしっかり監視して、異を唱えるべきときはしっかり唱える。メディアはそうした毅然たる姿勢を断固失ってはならないと思う。
安倍政権のポチに成り下がった新聞・テレビの報道など見たくもない。
原発再稼働は反対ですね。原子力と言うのはコンセプトとして破綻していると思うんですね。それでも止まらないのは、目先の経済性と自分達の社会構造を自らでは変えられないというふがいない事実。また痛い思いをしないと止められないのです。何かと似ていると思いませんか?生き残ることと、自分を殺さないこと。同じことのようで、反対のことのようで、だけど二つともやらないといけないことです。それが我々の戦いではないですか?あなただってそうでしょ?