今、トルコと国境を接するシリア北部の要衝コバニ(クルド名。アラブ名ではアインアルアラブAin al-Arab)で激しい攻防戦が続いている。この地を誰が支配するかは今後の「イスラム国」対有志連合の戦いに大きい影響を与える。
仮に、「イスラム国」側が掌握すると次の動きが出る。
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米国において、空爆だけでは不十分、地上軍をだすべきという声が出る、
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「イスラム国」の力を見せることによって、サウジ等湾岸国の協力が怯む。自分達の国内への影響を畏れる。
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打倒「イスラム国」に消極的であったトルコと米国の間に緊張関係が出る。
現状:(1)激しい戦い続行中。コバニでは、3週間にわたるイスラム国の進撃により約20万人が国境を越えてトルコに流入。住民らによると、イスラム国の戦闘員らが初めてコバニに侵入してから2日後の今もなお、約1000人が町に残っている。
(2) 10日WSJの報道
「イスラム国は
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シリア、イラク、トルコ、イランなどの4か国が接する国境地域での紛争、極めて複雑化している。4か国の各国の利害関係があるうえに、各国の内紛が絡み合ったところに、ISISが存在している。ISISの抱えている問題は、宗教対立、貧富格差、米国的物事の進め方などの直接的問題であるが、世界各国の抱えている貧困問題、移民問題、世界の二分化による小国の直接的経済問題が絡み合って、戦争で解決できない問題に直面しているといえる。資産の一極集中という多くの人民を犠牲にするやりかたでは絶対解決しないことがわかっていながら、階級格差、貧困格差を是正しようとしない。米国式強者の論理での物事の進め方が破綻していることに世界が気が付かなければならないといえます。有志連合などは、悪い方向悪い方向に導くものでしかありえません。
こんな意見があります。私もきっとこの通りだと思っていますので載せます。
米国主導の反ISIS連合がシリアとイランを空爆しているが、そもそも、ISISを作ったのは米国と連合国だったと、ロン・ポール研究所のダニエル・マクアダムス理事は説明した。
「そもそも、ISISをつくり、資金を出し、訓練したのは、現在ISISを空爆している米国といわゆるその連合国です。」とマクアダムスはラジオ局VR(ロシアの声)に語った。
「今回の事は、去年の米国に計画されたシリアへの軍事攻撃の延長線上にあります。もし覚えていらっしゃるのなら、去年米国がシリアへの軍事介入を止めた時、サウジアラビアは
米国への協力は止めると激怒したんですよ。結局今、サウジの思い通りになっているわけですが。」
マクアダムスはまた、サウジはテロリストに長い間資金援助をし、黒幕的役割を果たしてきたと説明した。
マクアダムスはまた、ISISは殲滅不可能だと説明した。なぜなら、米国は根本原因、「事の起こり」を理解していないからだと説明した。
「米国は、理解していないのか理解を拒んでいるのか、それとも信じたくないのか分かりませんが、現在のテロリズムの原因は、その地域へ米国の干渉主義にあるのです。」と彼は述べた。
また、「ISISも、アルカイダもそんな組織は元々なかったのですよ。イラクに侵攻したり、シリアを不安定化させたり、米国が干渉する前は、イラクにもシリアにも
これらの組織は存在しなかった。アメリカの干渉が、そのような組織を生み出した。今後、アメリカがいくら問題の解決に介入しても、解決なんかしません。
なぜなら、米国が見ているのは根本原因ではなく、結果だけだからです。」
共和党の元連邦下院議員ロン・ポールさん、2002年の「イラクに対する兵力動員承認に関する法案」の下院での審議の際は徹底してイラクとの開戦に反対し、大統領になった暁には、
イラクから即時に撤退すると表明していた方ですね。兵役を経験したお医者さんでもあります。
戦場にされる所に住んでいる住民たちを難民にしていく、言いがかりのような「大義」に従って戦争に加担するのは、いい加減にやめましょうよ。
「集団的自衛権」で泥沼化した中東に自衛隊が派遣されることになるのでしょう。
国内では威張り散らかしていて、在任1年10ヶ月にして海外に68兆円もの大盤振る舞いをしていても、オバマ大統領に会っても貰えず、副大統領と会見してきた安倍首相。
派兵を言われて断れるわけないですよねw
「やってみようサイコパステスト」っていう面白いのがありました。(カレイドスコープより)
「サイコパスとは、「精神病質者」のことである。サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、極端な冷酷さ、無慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、
良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。」
ロバート・D・ヘア博士
http://www.psy-nd.info/diagnosis.html
日本一の公人、安倍晋三首相でやってみて下さい。自衛隊の皆様には特にやってみて頂きたいと思います。自分の運命を委ねるのですから。
参考(きっこのブログより)
中国、300億円
モザンビーク、700億円
シリア、3060億円
ラオス、90億円
ASEANにODA、2兆円
インド、3兆5000億円
インドの円借款、2000億円
ミャンマー、600億円
ミャンマーの債権免除、2兆3000億円
パプアニューギニア、200億円
ウクライナ、1500億円
バングラデシュ、6000億円
中東支援、55億円
ベトナム、1兆4000億円
北朝鮮、2兆円
アフリカ、3兆円
エボラ出血熱の支援、50億円
アメリカにリニアの建設費用、5000億円
円安にするためのアメリカ国債、50兆円
世界銀行、5000億円
途上国支援、1兆7400億円
で、68兆円だそうです。
IS騒動は本当に大変なことになりました。
フォリン・ポリシー・ジャーナルにフランクリン・ラムのエッセイが載ってます。それによるとアサドのシリアは宗教的マイノリテイ(シーア派やその他弱小宗教)や人種的マイノリテイ(クルド人等)に寛大であるらしいのです。当然、パレスチナ人にも優しい政策が取られていることが想像されます。
シリアがパレスチナ人に対して寛大であることは米国やイスラエルにとっては不都合なことです。両国にとってはシリアは嫌悪すべき国となってしまいます。トルコにとってもシリアがクルド人に優しいから嫌なやっつけなくちゃいけない国になります。トルコは独立志向のトルコ内のクルド人対策上シリアのアサドを敵視していたのです。
クルド人の町コバニがスンニのISにより占領されれば、シリアのクルド人部隊は巻き返しに転じ、トルコのクルド人もシリアのクルド人部隊に合流する動きが出てくる。その結果、クルド人独立運動に火がつき、クルド独立軍とテロリストの国ISとの対立が生じ、トルコが紛争に参入する。トルコは当然テロ国家ISと連帯することになるわけです。更にクルド独立となるとそれぞれの思惑でイラン、イラク、シリアが巻き込まれますので、大戦に発展する危険性を否定することは何人にも出来ないと思います。オバマの火遊びが想定外の大火災に発展しました。
という具合に私は分析しています。
サイコパス、ぴったりの病名です。
私は世界ベストテンを次のように考えました。
1、オバマ
2.バイデン
3、ケリー
4、ヒラリー・クリントン
5.ヌーランド
6、サキ
7、ヘーゲル
8、カメロン
9、ポロシェンコ
10、Prime Minister Abe