今回の天皇実録で新しい発見は、昭和天皇が戦後、キリスト教に高い関心を払い、多くのキリスト教関係者と会っていることである。
この問題は個人的関心だけの問題ではなくて、戦後、特にマッカーサーが日本をキリスト教国家にしようとしていたことと関係がある。
この部分を『戦後史の正体』からみてみたい。
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一九四七年四月二五日、新しい日本国憲法のもとではじめての総選挙が行なわれました。その結果、片山哲がひきいる社会党が第一党になり、五月二四日に片山哲が首相となりました。
憲法制定後はじめての総選挙で社会党が第一党になるというのは、不思議に思われるかもしれません。しかし、食料すら満足にない時代です。社会的不満が高まるなか、国民が社会主義政党に投票したのはそれほどおかしなことではありません。
不思議なのは、占領下に社会党政権が
コメント
コメントを書く「自己の拠って立つ基盤は何か」を問うた重い課題です。
自己の存在性を問うているともいえます。
自己の存在性は簡単に変えられるかとの問いでもあります。
自己の存在は、「生死」とどのように向き合うかの問題でもあります。
皇室は一定の結論を出しているのであるが、むずかしい問題であることは否定できない。
今後戦後レジームの脱却を強く主張する若い人たちとの合意点がどのように形成されていくのであろうか。
ヒロヒト、ああなさけないひと。
助命と引き換えになにもかも占領軍に売り渡したひと。
沖縄の米国による永久占領を願ったひと。
広島、長崎への米国の核攻撃を正当化したひと。
さらに日本を西洋坊主に売り渡そうとしていたなんて。
ほんとうに情けないひと。
昭和天皇が、キリスト教に関心を持っていたのかは疑問だ。
特に否定する理由もなく、占領中ということもあって、マッカーサーの話に同意していただけではないだろうか。
なにより、ほとんどの日本人が、未だにキリスト教徒になっていないではないか。
それより、占領中でもないのに日本国を売り渡そうとしている安倍一族の方が遙かに罪深いのではないか。
ドル円為替レートですが、今年8月以降の急激な円安ドル高は、
アメリカが新しいI戦争をするための戦費調達が目的でしょうか?
もちろんこれは小生の空想です。信用しないで下さい。
ただ、為替レートは大国の意図で動くことはあると小生は思っています。
私は皇族と宗教は一心同体だと考えます。皇族にとって仏教と神道以外は異教になります。マッカーサーが天皇をキリスト教布教に利用したとなれば、天皇を冒涜するものだと思います。しかし、日本は占領下にあったので、仕方ないことだったのでしょう。片山首相、吉田首相はマッカーサーのめがねにかないマッカーサーの傀儡であったことは敗戦国としては当然のことだと思います。
ひるがえって、現在の日本を見ますと、皇族は伝統を取り戻しているように見えます。片や、政治はどうでしょう。その重要な役を演ずるものとして、ジャパンハンドラーとかの存在がよくいわれますが、私にとっては理論物理が提唱するヒッグス粒子みたいなもので、そういったものがあれば、日本の政治現象を説明しやすいといった程度の存在にしかすぎませんでした。ところが、2年前にスイスでヒッグス粒子が実験的に確認され、更につい先日、ニコニコ動画の孫崎先生と矢部宏冶さんのお話でジャパンハンドラーの実体が詳しく分かったのです。そして今も尚、日本の政治がマッカーサー時代と同じ状況にあるということを私は実感しました。
韓国から「ドイツみたいに歴史を見つめ、反省しなさい」と日本は注文をつけられていますが、私は正しい注文だと思います。それだけではなく、日本はドイツの1994年の真の独立を研究し、咀嚼し、中国、北朝鮮、韓国、そして米国も引き込み、新たな関係作りに邁進すべきです。ヒトラーにヒントを得るなんてとんでもないことです。そういった思いも先日の孫崎先生と矢部宏冶さんの対談から得ました。
ノーム・チョムスキー教授が世界6月号でマッカーサーについて述べたところがあるので引用します。
「1945年に日本を占領下に置き、事実上の統治者となったマッカーサーは、当初、国民よりだったのです。
彼はかなり保守的でしたが、国の統治についての理解は、政府が国民による国民の為の存在であることや、民主主義とは何かを学んだ第8学年(中学2年)のままだったからです。
もし彼が大学に進んでいたらまったく別だったでしょうね。
だからマッカーサーの改革は当初とても進歩的で、平和憲法を制定し、労働者の権利を認めたのです。
でも、ワシントンはこの展開に納得いかなかった。
彼らは、日本を企業によって運営される国にすることを望んでいたからです。
すぐに占領政策の方向転換が開始され、1947年に、「逆コース」と、呼ばれるこの反動が、現在に至るまでの日本の方向性を決めたのです。
解体された旧財閥は復活し、戦争犯罪人は釈放されて権力の座に復帰し、労働者の権利や組合には攻撃が加えられました。
ここから、企業による国家支配に基づいた、長い長い自民党一党支配が確立したのです。」
20世紀最高の知性の一人と言われているチョムスキー教授の言葉です。
彼は、ヨーロッパで連合軍が行ったことにも触れています。
「ヨーロッパ戦線の勝利者である英米連合軍が最初に行った事は、ナチに抵抗してきたパルチザンの撲滅でした。」
だそうです。
日経新聞、マッカサー回顧録を読んだところ、彼は天皇をカトリック教徒にしようとして、宮中で聖書研究会を開かせたそうです。天皇は聖書をしばらく勉強した後カトリック教徒に改宗する決意をマッカーサーに伝えたところ、将軍は「もうならなくてもよい」と答えたそうです。しかし三笠の宮はキリスト教徒になりたくてもなれない、自分の身を嘆きつつ、大学のチャペルでの礼拝へ出席しておられました。皇太子には英語教師としてプロテスタントの宣教師Mrs. Viningをつけました。彼がどんな少年であったかはWindows for Crown Princeに描かれています。皇太子が利口な少年であったとは書かれていません。
要は昭和天皇は保身のために何でもする臆病な人でした。昭和天皇と将軍が二人並んで写されている写真には天皇の弱さ(いろいろな意味で)がよく表れています。将軍に占領政策を提案したカナダ人宣教師の息子は自殺しました。これは謎ですが、将軍の占領政策と関係があるようでした。
確かになるほどなと思わせる記事でした。昭和天皇のことはあまり知らなかったので、勉強になりました。マッカーサーに妥協するのはある程度仕方のないことと思いますが、キリスト教の布教に利用されたと言うのは情けないことです。チョムスキーの話も興味深いですね。体制やその場の空気に従順な者は怖くない。挫かなければならないのは骨のある人間。意思を貫ける人。軟体動物は怖くないのです。アメリカの戦後統治のやり方にはある種の哲学というか、理念がある気がします。それはマッカーサ個人の哲学というよりもっと大きな力ではないでしょうか?都市伝説のようなことはいい悪ないのですが、ドイツの話といい感じるところはありますね。
軟体動物ではなくても、ひとつにならない心はよい結果に至らないと思います。でもこればかりは誰もコントロールできませんね。
政府の憲法解釈変更、集団的自衛権が国民的話題になっていた時、天皇は、昨年の誕生日に、平和憲法を順守する重要性を述べられました。皇太子も平和憲法について述べられています。政府の目指す方向に、一言語っていることを否定できません。NHKなどマスコミは平和憲法に関する部分をカットして報道したことを、はっきり覚えています。日本は、米国の二つの流れに翻弄されているといえる。米国の軍事的、経済的力が衰退していくと、集団的自衛権の重要性がまし、平和憲法順守の力が衰退していくことでもあり、日本への影響はかなり大きくなってくる。日本の主体的な中国、ロシアなどとの外交交渉が重要性を増してくるのではないか。「尖閣棚上げ論」を述べた二階堂氏のBSでの発言は心強い。自民党にも正論をいう侍がいました。
マッカーサーの民主主義は中学校2年生の時に学んだもの。
1947年に逆コースと呼ばれる反動が生まれる。
企業による国家支配。
英米連合軍によるフランス・パルチザン撲滅。
宮中での聖書研究会。
天皇の改宗決意と、マッカーサーの「もうならなくてもよい」との答え。
三笠宮のチャペル礼拝。
皇太子へのプロテスタント教師による英語教育。
等々、私にとっては興趣溢れる情報です。ありがとうございました。