村田光平氏は元駐スイス大使。チェルノブイリ原発事故後、スイスが脱原発方針を決定したのを見、日本も学ぶ点があるのでないかと意見を発信。これによって日本の閣僚懇で批判され、外務省より叱責をうけ、退官。その後も原発の危険を訴え、浜岡原発阻止の署名運動の発起人の一人。福島原発事故では嘉発に、海外に向け、原発の危険について情報発信。
10月14、15日 早稲田大学でフランスのLimoge 大学と共催で開催される国際シンポジウム“原発災害と人権”での総括発言中、原発に関する発言を転載します。****************************
地球倫理と人権
核エネルギーは本来倫理と責任に欠けるものであることを認識する必要があります。このことは核廃棄物の処理の問題と核兵器の危険が示しております。現在人類が直面する危機の根深い原因は世界中に広がった倫理の欠如です。未来の世代に属する天
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毎回、単に知識があるだけでは答えられないテーマばかり、「お前はどう考えるか」と、問いかけられながら、毎日頭の体操をさせていただいています。
何よりも基本的に認識しなければならない事は、日本は、地震、津波、火山噴火の三拍子がそろった自然災害が多発する国である。原発は、人間の科学した産物であり、一次、二次,三次などの安全装置を設置することによって、安全確保を図ることは可能である。しかし、廃棄物の処理問題の研究は進み方が遅々としているというより、重要視していると思えない。三大自然災害に対する対策は、ほとんど無防備と言ってもよい。対策など考えることを放棄しているといえる。
原発の価値をエネルギーに限定すれば、利用価値が極めて少ないといえる。総合的に見て、原発に依存しなくともエネルギーを確保できるのに、何故、原発を止められないかと言えば、核利用しかない。核利用をカモフラージュするため、原発に固執しているとしか言えない。はっきり国民に伝えられないところに政府の矛盾が露呈しているといえます。
村田さんの主張は真実且つ正義ですね。その文脈は真摯で高邁です。
敗戦後、米国から学ぶことが大好きになった日本は米国が汚くて経済的にも成り立たないとして原発に見切りをつけたのにそのことを学ばない。やはり核兵器に未練があるのでしょうか。全く恐ろしことです。
米国のロッキード社が核融合エネルギー開発に着手しました。日本は米国に習い原発を捨て本腰を入れて核融合エネルギー開発に手を付けるべきだと思います。
戦略的でも、打算的でも、経済的でもいいですよ。ちゃんとした理由があって、それによって経済的でも心理的でも何らかの恩恵があって、それで多くの人が幸せになれるなら。でも原発では人は幸せになれない。戦略的にいくというのなら、徹底的にそうしませんか?一方が一方を利用するということではなく、お互いが納得してお互いにとって利益になるような戦略を立てませんか?それがスタートですよね。