先般農業関係者と話し合った。話の論点はTPPと農協改革である。多くの自民党議員がTPPについて2012年選挙で約束したことと、現在のTPP容認の姿勢に対する差への落差がある。この中で具体的に名前の出たのは、稲田朋美自民党政務調査会長と西川農水大臣である。
彼らがどう変化したか、稲田朋美氏の場合を見てみたい。ブログ「kojitakenの日記」に、TPPは「日本壊国」宣言だ!(『WiLL』2012年1月号より)が田中康夫氏と稲田氏の対談を掲載していたので、ここでは、稲田氏の発言のみを抜粋する。
稲田:推進派はなぜか楽観的で「バスに乗り遅れるな」と言うけれど、行き先を分かっているのかと疑問です。どこに連れて行かれるか分からない、しかも途中下車もできないバスに国民を乗せるわけにはいきません。バスは乗り遅れるかじゃなくて、行き先が重要でしょう?
稲田:農業だけの問題じゃない、日本の文明、国柄の
コメント
コメントを書く「そこまでアメリカ様の言うことを聞かなきゃいけないんですか、と。アメリカに守ってもらっているからって、「何が何でもご機嫌を損ねちゃいけない」と過度に思い込んでいるんじゃないでしょうか。しかも、アメリカ軍が日本に駐留している一番の理由はアメリカの利益であって、日本を守るためではありません。どこまで日本はおめでたいのでしょうか」と稲田は言うが、それは稲田が批判する日本の政治家を理解していないからだろう。稲田が批判する日本の政治家らは、この時点で日本の国益はアメリカの国益と並行している、さらに言えば、日本とアメリカが呉越同舟であるという意識をもっているからであり、アメリカに利用され、アメリカを利用することは、ベクトルの方向から見て正しいとかんがえているからだろう。稲田は利口とは言えない。
「日本の文明、国柄」を考える稲田の思考は正しいが、一方、独立は孤立であってはならない。自己防衛上、適切に徒党を組むことも、独立的行動の一部でなければならない。要は、そのかじ取りが合理性であり、感情であってはならないということ。
孫崎先生ご提供の稲田氏のケースは日本の政治が外部の大きなグループによって買収されていることの厳然たる証拠だと思います。驚きです。
菅が小沢との代表決定戦でTPPを持ち出していたが、あの時、そのグループの工作が成った時だったんでしょう。そういうことなら、日本はもう一度壊れて出直すしかない。どうせ壊れるなら、小さく壊れて大きく改革するがよい。その為に心ある民衆は力を結集するしかありません。
そのきっかけは予定されている安倍氏のワシントン・スピーチです。そこで表出する馬脚が日本の大マスコミと民衆が化学反応を起こす端緒になるでしょう。
稲田氏の過去のTPP批判発言、実に的を得ていると思います。極めてわかりやすい説明だと思いますので、是非新聞やテレビで紹介して欲しいと思います。野党には是非国会でこの発言を追及してもらいたいものです。
稲田朋美は、もともと「反自民」で立候補して、当選した途端に自民に入党した裏切り者である。こんな無節操な人物を入閣させる首相に呆れると共に、性懲りもなく投票する選挙民も大馬鹿者だ。こんな連中が日本をダメな国にしているのだ。
日本国民は 阿保だが
ABE その他 政治家 マスごみ 御用学者 財界人 等
程は 阿保ではない。
アメリカが主権も危なくなるのにTPPをしたがるのは、金融マフィアに乗っ取られているからでしょう。アメリカで1%が富の99%を有し、99%の国民が1%を分けていると言われて久しいですが、日本も同じようにしたいということで、安倍首相は世界の富裕層の仲間になれたらそれでいいのでしょう。彼らのやり方があちこちで成功している。
右も左もお金をだして政権を転覆させ、国をつぶしてお宝をいただく。太平洋戦争でも日本が侵攻していった国のお宝は全部彼らに届けられたそうですよ。お宝やお金をとるのが一番の目的だから、年金、郵貯、農協のお金とったらいなくなるかもしれませんね。
でも選挙はなかなか大変。幸福の科学1100万人、創価学会827万世帯、サンカという忍者の組合が一説によると2000万人基金5兆円を持つという。暴力団は合法企業で毎年8000億稼ぐという。他にもたくさん票をかためそうな団体山程あり。
ばらばらの意見を持つ一人一人の投票で変えるのは至難の業。
アメリカだって政治家がおかしい。当然日本も同じようになってるわけで、ただISISにお金配るCIAとISISに空爆するペンタゴンと内戦みたいなことになってるというから、私戦争絶対反対ですが、「正義の軍隊、金融マフィアをやっつけてくれ。」と願ってしまいます。こけにされてるアメリカ人なんとか頑張ってくだされ!
いつも孫崎先生にはいろいろ教えていただいていますが、今回の稲田朋美氏の話は正直、驚きでした。
つい2年前には彼女、そんなことを言っていたのですね。彼女だけでなく自民党議員98名、全体では232名の議員がTPP反対を唱えていたのですね。それが今ではどうですか?
情けないことに、私を含めて国民は少し前までのことをすぐ忘れてしまう。そうしたことを何故もっと、野党やメディアは追及しないのですか?
その時の稲田朋美氏の言葉の数々、安倍政権の暴走ぶりを見るにつけ、そっくりそのまま今の彼女に返したい。いわく
「たった1回の集中審議だけで、十分な国会論議もなく決めてしまうなんてどう考えてもおかしい」「サンドバック状態になっても意志を貫くべきだった」「こういう人が日本のトップだなんて、情けないにもほどがある」「そこまでアメリカ様のいうことをきかなきゃいけないですか」「何が何でもご機嫌をそこねちゃいけないと、過度に思い込んでいるんじゃないじゃないでしょうか」「どこまで日本はおめでたいでしょうか」等々。
ちゃんと分かっているじゃないですか。要は、親分が一言言うと全員右へならえで、そのご機嫌取りばっかり。目先の自分の損得しか考えないようとしない議員達。
折りしも放映中のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の吉田松陰に代表されるような、明治維新の志士が国会の中に一人でも居るだろうか?
IWJ岩上安身チャンネルで対談中。山田正彦先生と・・。事は緊急を要す。
以上。
TPPの怖いのは、ISD条項だけではない。今は、政府が音頭を取り大企業が賃上げに踊っているような姿をとっているが、米国、韓国同様に、誰にでもできる仕事で、今後給料を上げることはない。当たり前のことであるが、多国籍企業は、給料を上げなければならないのであれば、安いところで生産製造すればよいのであって、給料を上げる経営者などいません。労働者など使い捨て扱いにしか考えていない。米国とFTAを結んだ韓国を馬鹿にするのでなく、将来の自分の姿であると直視すべきなのです。韓国国民は、日本人より先に貧困化の洗礼を受けているに過ぎない。TPPを結べば、明日は資本家のカモ日本人が待っているということである。