A事実関係
1:政府は30日、日本人2人が今年5月、中国の浙江省と遼寧省でそれぞれ中国当局によって拘束され、現在も中国国内にとどめられていると発表した。
日本政府は北京の日本大使館を通じ、中国政府に2人の安全確保と早期解放を求めている。これに対し、中国政府は2人の拘束理由について、「スパイ活動」を行ったためとしている。
日本政府関係者によると、2人はいずれも日本から渡航した民間人男性。5月に身柄を拘束された場所はそれぞれ、浙江省の温州と遼寧省の丹東付近とみられる
菅官房長官は30日の記者会見で、政府として5月中に拘束の事実を把握していたことを明らかにした。その上で、「邦人保護の観点から適切に対応している」と述べた。日本大使館の関係者が2人と定期的に面会し、健康状態などを確認しているという。。(読売)
2:TBSニュース
中国の治安当局が日本人2人をスパイの疑いで、次々と逮捕してい
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孫崎さんのお話のとおりなのではないか。問題は、民間人といっても「どのような民間人」かが全く分かっていない。明らかにしないのである。
短期間の、しかも観光目的が明確化している日本人が、中韓国境近くに行ったからと言って、また、軍事施設に近寄ったからと言って,拘束、拘留されることはないし、されても短期日に解放されるとみるべきでしょう。マスコミ人も除外すべきでしょう。推測するに、長期駐在の企業人であり、その地域での商取引で全く関係のない人なのでしょう。長期駐在する人は、軍事施設とか、国境に関しては、中国の法律に十分注意を払っているはずであり、充分注意しなければならないのであるが、中国の法律を犯しリスクを超えた行動をしたというのは、素人性が強いが、「スパイ活動」とみなされても、致し方ないのでしょう。
なるほど、そういうことですか。孫崎先生のご解説でよく分かりました。スパイ行為に関することや、国家間でいざこざが起きた時、当事国の説明や主張は自国を正当化するのが常です。無頓着な国民の一人としてこのような事件に接すると双方の発表、第三者の見解、解説をよく聞いたり読んだりして、立派な裁判官の立場で対処しなくてはならないので、本当に大変なことです。そこに「日本人としてどうなんだ」という馬鹿げた突っ込みが加わり、もう滅茶苦茶になることだってあります。
ところで、私は横須賀の海上自衛隊基地を公園から直に眺めて過ごす時間をこよなく愛して居るわけですよ。一方、私は明らかに安倍政権に批判的で政権にとって好ましからざる日本人の一人です。官房長官の今回の事件に関する説明の曖昧さから判断して、対中敵対政策は本物だと思わざるを得ません。横須賀で私がスパイで捕まる?いや、笑いごとでは済まなくなってきていると感じざるを得ません。
少々の税金を払いながら国の将来を憂える主権者はやはり立ち上がって路線変更を訴え続けるしかありませんな。