A事実関係
1:運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県、いずれも出力82・6万キロワット)が24日、新規制基準に適合すると認められた。老朽原発の延命に道筋がつき、運転期間を40年とする原則は骨抜きに。「極めて例外的」とされた60年までの運転延長が早くも現実味を帯びてきた。(25日朝日)
2:毎日新聞社説(2016年2月25日)
原子力発電所は、運転開始から40年で原則として廃炉にする。福島第1原発の事故後に作られたこの「40年廃炉ルール」が早くも骨抜きにされようとしている。
原子力規制委員会は、福井県の関西電力高浜原発1、2号機について、新規制基準に適合しているとする、事実上の合格証をまとめた。7月までに追加の審査に通れば、最長20年の延長が可能になる。
高浜1号機の運転開始は1974年11月、2号機は翌75年11月だ。両方ともすでに稼働から40年を超す老朽原
コメント
コメントを書く私は「日本という国が狂気の国になったものだ」と思います。
「①企業利益を最優先にする、②企業利益に合致しない基準は排除するである、」・・・ この場合、企業は、短絡的な思考しかしていない。
ちょっと長い目で(せめて50年)、かつ広い目で(事故は起こりうる、そのときにどうするか、企業はどうなるか
考えると、短期的な収益より、もっと大事なものがある、という倫理的経営方針に立つはずである、普通ならば・・。
それができない国・企業になった、ということだろうか。それとも、「神話」を本当に信じているのか?技術者としては考えられないが。。
我々日本人は、「日本を守る、日本人を守る」を、米国に依存し、平和憲法護持にいそしむ、変な国である。体制内にあっては、お上の決めることに、逆らわない。法律などあってもないに等しく、時の政府が何とでも変えられる。従属性、従順性で生きている民族だと思わざるを得ない。「法律は何のためにある」と問えば、「守るのでなく破るためにある」と答えるのが、正解なのでしょう。倫理観を失ったというしかない。