朝日新聞社に対するバッシングの嵐は、もはやライバル社からだけでなく朝日内部からも湧き起こっており、この勢いは当分収まりそうにない気配だ。それもそのはず、お手盛りでこしらえた“謝罪なし”の「従軍慰安婦」報道検証記事にはじまり、福島第一原発・吉田昌郎所長による「吉田調書」捏造疑惑。さらには、池上コラム言論封殺騒動や木村伊量社長の居直り会見と、目も当てられないほどのお粗末な失態が続き、今や「天下の朝日新聞」の栄誉は、一敗地に塗れるほど叩きのめされてしまったかのようだ。一連の騒動後も「朝日叩き」に執念を燃やす『週刊文春』が、任天堂社長のインタビュー捏造問題や朝日新聞出版社員によるデアゴスティーニ社内部資料持ち出し事件を、立て続けにスクープ。朝日にとっては踏んだり蹴ったりの状況が続いているが……元朝日新聞記者で、現在はノンフィクションライターとして活躍する窪田順生氏が話す。　

　円安が止まらない。9月に入ってジリジリと上昇し始めたドル／円相場は、16～17日に開かれたFOMC（米連邦公開市場委員会）を受けて加速。結果、8月半ばには1ドル＝102円台だった円相場は109円を突破し、'08年以来、約6年ぶりの円安水準に到達したのだ。これに釣られるかたちで、日経平均も大幅上昇。8か月ぶりに1万6000円の大台を回復する好循環を生み出しているようだが……この勢いはいつまで続くのか？　マーケットの裏側を知り尽くした闇株新聞氏が解説する。　

ついに発足した「第二次安倍改造ガーリー内閣」。下馬評どおり、小泉政権時代と並ぶ、過去最多の5人の女性閣僚が誕生した新内閣の評価は上々だ。9月5日に読売新聞が報じた内閣支持率は8月の前回調査から13ポイントも上昇して64％となり、他の調査でも軒並み支持率はV字回復したしたのだ。政治ジャーナリストの藤本順一氏も次のように話す。　

「32年間も私たち日本人を貶めるデマを垂れ流しておきながら、謝罪も反省も一切なく、誰一人責任も取らない。これが“天下の朝日新聞”のやることですか？　何十年も朝日を購読してきた身として、いたたまれない気持ちになってね……。不買運動のデモがあると聞いて、あの検証記事が出てからは毎週来るようになりました」