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父としてのあだち充の「本音」と「優しさ」が描かれた『虹色とうがらし』(後編)| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 47ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉──あだち充と戦後日本の青春」。前編に続き、異色作『虹色とうがらし』の読み解きです。ファンが期待する青春ラブコメ路線を離れ、あだち充がSF×時代劇の趣向を隠れ蓑に個人的な好みと思いを徹底的に追求した本作は...
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『ナイン』ブレイク以降の集大成としての『虹色とうがらし』(前編)| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 48ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉──あだち充と戦後日本の青春」。今回から、SF×時代劇の異色作『虹色とうがらし』の読み解きに入ります。昭和が終わり平成の幕が上がる中で、あだち充が「少年サンデー」の看板作家という立ち位置から意図的に距離を...
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完遂できなかった『陽あたり良好!』を進化させた青春群像漫画『ラフ』(後編)| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 49ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。『タッチ』に続く代表作と評される『ラフ』の分析の後編です。原作の連載終了から四半世紀を経て公開された実写映画版で、あだち的な「青春」像はゼロ年代にどう描き直されたのか。...
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完遂できなかった『陽あたり良好!』を進化させた青春群像漫画『ラフ』(前編)| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 50ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。今回は、『タッチ』に続く代表作と評される『ラフ』の読解です。少年漫画として青春群像劇の王道を引き受けつつ、あだち充版『ロミオとジュリエット』とも言えるストーリーを展開し...
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「あだち充の恩返し」だった『スローステップ』| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 51ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。今回は、昭和と平成をまたぐ時代に連載された『スローステップ』について。『タッチ』のヒットで国民的漫画家となったあだち充が、最後に描いた「少女漫画」である本作。その自由奔...
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『タッチ』における「賢者」としての原田正平と「影(シャドウ)」としての柏葉英二郎(後編)| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 52ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。代表作『タッチ』の分析の最終回・後編です。主人公・上杉達也の影にあたる存在であり、本作を成長物語として完結させる役割を果たした柏葉英二郎。担当編集者のバトンタッチも含め...
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『タッチ』における「賢者」としての原田正平と「影(シャドウ)」としての柏葉英二郎(前編)| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 52ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。代表作『タッチ』の分析の最終回です。達也、南、和也をめぐる青春劇の脇を固める存在ながら、本作が普遍的な物語として読み継がれる上で決定的な役割を果たした、原田正平と柏葉英...
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「単一神話論」構造を持つ「王道」少年漫画としての『タッチ』| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 53ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。代表作『タッチ』の分析の第3回目は、本作がなぜ世代を越えて読み継がれる普遍的な野球漫画になったのかの構造とその歴史的な意義を、マイケル・ジョーダンの伝記との対比と「単一神...
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【第293号】未来へ帰る
コメ0 山田玲司のブロマガ 54ヶ月前
【ゼメキスの絶望】今週のヤンサンは「バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTTF)」の解説だった。個人的な思い出も多い上に、歴史的傑作かつ時代を代表する大ヒット作。改めて観て見ると、その世界はまるでユートピアみたいだった。放送で指摘した通り、この作品は、暗く救いのない「ニューシネマ」という社会派映画...
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【第293号】未来へ帰る
コメ0 山田玲司のヤングサンデー 54ヶ月前
【ゼメキスの絶望】今週のヤンサンは「バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTTF)」の解説だった。個人的な思い出も多い上に、歴史的傑作かつ時代を代表する大ヒット作。改めて観て見ると、その世界はまるでユートピアみたいだった。放送で指摘した通り、この作品は、暗く救いのない「ニューシネマ」という社会派映画...
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「浅倉南」とはなんだったのか──ラブコメ・ヒロインの転換点としての『タッチ』| 碇本学
コメ0 PLANETS Mail Magazine 54ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。代表作『タッチ』の分析の第2回目は、物語全編で展開されるキャラクタードラマのあらましを辿るとともに、作品の看板とも言えるヒロイン「浅倉南」が果たした革新的な役割について掘...
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『タッチ』はなにからのバトンを受け取ったのか?|碇本学
コメ1 PLANETS Mail Magazine 55ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。今回から、いよいよあだち充を国民的漫画家に押し上げた代表作『タッチ』の分析に入ります。漫画史に衝撃を与えた「上杉和也の死」をめぐる編集サイドの葛藤、そしてその背景にある...
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4月3日の『耳から聴くDLsite瓦版』ランキング情報♪
コメ0 本日のAyaPro便 56ヶ月前
本日も配信でご紹介させていただいた作品&サークルさんをご紹介っ!大人向け作品は、全年齢のブロマガには正式名を書けないのもあるので正式名称はDLsiteさんでチェックしてね(=゚ω゚)ノ □本日の第13回『耳から聴くDLsite瓦版』はコチラ□https://live.nicovideo.jp/watch/lv324746837まずは健全ランキングからご紹介~!!■...
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碇本学 ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第11回 「恋人としての妹」の発見(後編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 56ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。『みゆき』の結末で描かれた日常からの旅立ち。それは高橋留美子的なユートピアからの離脱を意味していました。心地よいラブコメの世界にあえて切断線を引こうとするあだちの志向は...
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鎌倉にて――『最後から二番目の恋』宇野常寛コレクション vol.10【毎週月曜配信】
コメ0 PLANETS Mail Magazine 58ヶ月前
今朝のメルマガは、『宇野常寛コレクション』をお届けします。今回取り上げるのは2012年のテレビドラマ『最後から二番目の恋』です。都市生活を相対化するユートピアを描き続けてきた脚本家・岡田惠和が、〈ディストピアとしての現実〉(『小公女セイラ』『銭ゲバ』)へのコミットを経た後にたどり着いた、日常に隣接す...
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碇本学 ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第11回 「恋人としての妹」の発見(前編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 59ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。今回は、あだち充を一躍スターダムに押し上げた大ヒット作『みゆき』を取り上げます。今日のサブカルチャーに氾濫する「妹もの」の元祖ともいえる本作は、『ナイン』『陽あたり良好...
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碇本学 ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第10回 ラブコメの原型としての『陽あたり良好!』(後編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 59ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。『陽あたり良好!』の第二部で、あだち節ともいえる独自の作風を確立したあだち充。その背景にあるのは、日活ロマンポルノ、ジャズといった70年代サブカルチャーから得た、即興性と...
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碇本学 ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第10回 ラブコメの原型としての『陽あたり良好!』(前編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 60ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第10回では『陽あたり良好!』を取り上げます。『ナイン』と同時期に少女誌で掲載されたこの作品は、週刊少年サンデー復帰の代償に打ち切られた悲運の作品ですが、その不完全さゆえ...
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碇本学 ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第9回 劇画という〈父〉からの決別(後編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 61ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第9回の後編では、『ナイン』よって確立され、以降のあだち作品を特徴付けることになる要素について掘り下げます。鍵となるのは2人のキャラクター、劇画を背景にしたライバル・山中...
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ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第9回 劇画という〈父〉からの決別(前編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 63ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第9回では、『ナイン』の内容について論じます。久々の少年誌への復帰で肩に力が入ったせいか、劇画時代の作風が抜けきらなかった第一話。しかしそこには、あだちが長年向き合ってき...
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バトルフィールドに墜ちたWeb2.0のユートピアは再興できるか 佐々木俊尚の未来地図レポート vol.565
コメ0 未来地図レポート 63ヶ月前
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━佐々木俊尚の未来地図レポート 2019.8.26 Vol.565━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.pressa.jp/【今週のコンテンツ】特集バトルフィールドに墜ちたWeb2.0のユートピアは再興できるか〜〜インターネットの「暗い森」理論を考える(前編)未来地図キュレーション佐々木俊...
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碇本学 ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第8回 『ナイン』の成功と6人の編集者たち(後編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 64ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第8回では、『ナイン』『みゆき』のヒットで時代の寵児となりゆく時代のあだち充を論じます。少女漫画誌で培った「力を抜いた」作風が、80年代目前の時代の空気と同調し、売れっ子作...
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碇本学 ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本社会の青春 第7回『ナイン』の成功と6人の編集者たち(前編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 65ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第7回では、少女漫画誌から少年サンデーへの復帰、そして『ナイン』でブレイクを果たすまでの時期を語ります。才能はあれど時代に歓迎されなかったあだち充。そんな彼を粘り強く支え...
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【編集長:東浩紀】ゲンロンβ38
コメ0 ゲンロンβ(完全中継チャンネル) 66ヶ月前
ゲンロンβ38悪と幸せの問題 東浩紀/エイゼンシテインとル・コルビュジエ 本田晃子/ソ連的ユートピアと家族 北井聡子/町工場と焼け野原 星野博美/ゲンロンSF新人賞講評 飛浩隆/ロボ声とラッパー 吉田雅史
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碇本学 ユートピアの終焉ーあだち充と戦後日本の青春 第6回 あだち充と少女漫画の時代(後編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 66ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第6回では「花の24年組」以降を追いかけます。萩尾望都らのSFが少女漫画で隆盛する一方、少年漫画のSFは衰退。『仮面ライダー』と永井豪にその可能性が継承されます。そして、コミッ...
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碇本学 ユートピアの終焉ーあだち充と戦後日本の青春 第5回 あだち充と少女漫画の時代(中編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 67ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第5回では「花の24年組」を代表する漫画家、萩尾望都と竹宮恵子を取り上げます。1970年代、二人が「少年」という主題を持ち込んだことで、少女漫画は飛躍的な発展を遂げますが、そこ...
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碇本学 ユートピアの終焉ーーあだち充と戦後日本の青春 第4回 あだち充と少女漫画の時代(前編)
コメ1 PLANETS Mail Magazine 70ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。劇画全盛の時代に適応できず、少女漫画誌へと移籍したあだち充ですが、週刊少女コミックは偶然にも、一時代を築いた大御所たちと才能煌めく若手作家たちが交差する場所でした。 連...
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【第209号】藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その14 『憂夢』 その2
コメ0 マクガイヤーチャンネル 70ヶ月前
さて、今回のブロマガですが、引き続き藤子不二雄Ⓐの『憂夢』について紹介させて下さい。これまで書いてきた藤子不二雄Ⓐ作品解説の最終回になります。●テーマとしての「夢」Ⓐ作品に共通するテーマとして「現実との折り合い」があります。自分の中にある幻想や妄想や夢に象徴される箱庭のような内的世界を大事にする――こ...
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碇本学「ユートピアの終焉ーーあだち充と戦後日本の青春」 第3回 劇画作家としての挫折と80年代カルチャーの胎動
コメ0 PLANETS Mail Magazine 72ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第3回では、70年代の劇画作家時代のあだち充について論じます。原作付き作品を大量に手がけながら、ヒット作に恵まれず苦しむあだち充ですが、実は彼のすぐ側で、80年代カルチャーの...
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碇本学「ユートピアの終焉ーーあだち充と戦後日本の青春」 第2回〈少年サンデー的なもの〉はいかにして誕生したか
コメ0 PLANETS Mail Magazine 74ヶ月前
ライターの碇本学さんが、あだち充を通じて戦後日本の〈成熟〉の問題を掘り下げる連載「ユートピアの終焉――あだち充と戦後日本の青春」。第2回では、80年代にあだち充と高橋留美子が生んだ「ラブコメ」ブーム。その舞台となった「少年サンデー」の成り立ちを、60年代以降の少年漫画誌の歴史と共に追いかけます。「週刊少...
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【新連載】碇本学「ユートピアの終焉ーーあだち充と戦後日本の青春」 第1回『あだち充の〈終わってしまう青春〉』
コメ0 PLANETS Mail Magazine 75ヶ月前
ライター・碇本学さんの新連載「ユートピアの終焉ーーあだち充と戦後日本の青春」が始まります。『タッチ』『H2』などのヒット作で知られる漫画家・あだち充。その50年にも及ぶキャリアは、戦後のアメリカの抑圧のもとで、日本の少年漫画が〈成熟〉を描こうとした試みでもありました。第1回では、戦後民主主義の落とし子...
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【本日イベント開催】5月5日 HAPPY BIRTHDAY YOO TOO 〜ぎょすフレと祝う10周年~
コメ0 鈴木裕斗のユートピアへようこそ 79ヶ月前
みなさん、こんにちは。「鈴木裕斗のユートピアへようこそ」スタッフです。本日のイベント受付時間のお知らせでございます。※受付開始時間は、応募ページにてご案内させて頂いた お時間から変更ございません。☆昼公演 5月5日 13時30スタート イベント受付開始時間 13:00~ 物販開始 12時30分~ ☆夜公演 5月5...
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【一般発売と祝花に関して】5月5日 HAPPY BIRTHDAY YOO TOO 〜ぎょすフレと祝う10周年~
コメ0 鈴木裕斗のユートピアへようこそ 80ヶ月前
みなさん、こんにちは。「鈴木裕斗のユートピアへようこそ」スタッフです。鈴木裕斗のバースデーとデビュー10周年をお祝いするアニバーサリーイベントHAPPY BIRTHDAY YOO TOO 〜ぎょすフレと祝う10周年~一般発売を下記にて開始致します!※先着順での受付販売になっておりますので、お早めにお申し込みください!<一般...