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モーニング・ワーク――ひとつの物語の死と、新たな物語の誕生に立ち会って。
コメ0 弱いなら弱いままで。 133ヶ月前
きょうもきょうとて『グイン・サーガ』の話ですよ。ごめんなさい、これで最後にします故。 さて、既に書いた通り、「最新刊」である第131巻『パロの暗黒』において、物語は書き手を変えました。それからしばらく経って、ぼくはいま思います。やっぱりぼくはこの巻が不満だったんだな、と。 不満、と云うと違うでしょ...
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衝撃、驚愕、当惑、不安――「新しい『グイン・サーガ』」を読んでみた。
コメ0 弱いなら弱いままで。 133ヶ月前
さて、『グイン・サーガ』の話である。さまざまな点で不世出の作家であった栗本薫の逝去から数年、いま、ついにこの作品は五代ゆうと宵野ゆめ、ふたりの作家に受け継がれ続刊刊行の運びとなった。 まずはめでたい、と云うべきか。しかし、長年、いち読者として物語を追いかけてきたぼくの内心は複雑である。 何とい...
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なおも続く『グイン・サーガ』へ、愛を込めて。
コメ0 弱いなら弱いままで。 133ヶ月前
きょうは『グイン・サーガ』の「本編」、数年ぶりの新刊の発売日です。もちろん、栗本薫さんは既に泉下のひととなっているので、彼女に代わり、五代ゆうさんが執筆しています。 『グイン・サーガ』のいち愛読者として、この続刊には複雑な想いがあるのですが、まあ、余計なことを縷々書き綴るのはやめておきましょう...
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連城三紀彦、逝く。その傑作の数々をふり返る。(2097文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 134ヶ月前
作家の連城三紀彦さんがお亡くなりになられたそうです。 泡坂妻夫さんといい、栗本薫さんといい、『幻影城』出身の作家は早逝する方が少なくないですね。田中芳樹さんにはまだまだ元気で執筆を続けていただきたいものです。 連城三紀彦といえば当代随一の天才作家、ぼくも心の底からリスペクトするひとりです。 「...
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自分にとって特別な作品に気づくセンサーを持とう。(2139文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 135ヶ月前
【現代の娯楽とは。】 過去の記事で、情報過剰時代を楽しみつくすには、すべての基準を自分に持ってくる「主体性」が大切だと話して来ました。 いまの時代、もう一生かけても味わいつくせないほどの娯楽がちまたにあふれているわけで、そのなかからどれを選び、どれを捨てるか、その選択をあくまで主体的に行っていく...
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『風立ちぬ』から『滅びの風』まで。宮崎駿、永野護、栗本薫らのエロスとタナトス。(7464文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 136ヶ月前
きょうでちょうどこのブロマガを始めて一年になります。長いようでやはり長い一年でした。 記事内容が収入に直結する現場で、いままでになくスリリングな日々を楽しめたように思います。 会員数が伸びず苦しんだこともありましたが、それもまあ良い思い出と云えないこともありません。 初めは「1年で100人くらいに...
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大長編小説は挫折する。(2165文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 136ヶ月前
先日、80年代から90年代のライトノベルの資料を探して本棚をあさっていたら、広井王子の『蜃気楼帝国』シリーズが出てきたりしました。 なんてなつかしい。これも歴史に名前をのこすところまでいけなかったライトノベルのひとつですね。この当時はまだライトノベルという言葉は一般的ではなくて、ヤングアダルト小説...
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名探偵伊集院大介。「魔法つかいのお婆さん」になりたかった男。(1882文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
作家栗本薫が生み出した名探偵に、伊集院大介がいる。国内にも海外にもたくさんの名探偵がいるなかで、ぼくが最も好きなキャラクターだといっていい。 かれが初めてぼくたちの前に姿を表したのは、栗本ミステリの最高傑作『絃の聖域』である。その頃の大介は大学を卒業したばかりの若い家庭教師だった。栗本は、さま...
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世界を地獄と見るか楽園と捉えるか。そのヴィジョンにより、ひとは変わる。(2441文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
あれ? おかしいな。URLの自動リンクが実装されたのかと思ったけれど、されていないみたいだぞ。でも、一部のURLは自動リンクされているし。どういうこと??? うーん、謎です。 まあいいや。さて、まあ、今日も頑張って更新していくつもりなのですが、おそらく送られてくる文章の量が膨大すぎて多くの読者さんが...
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シロウトは真似するべからず。文法すら無視する栗本薫の「華麗なる悪文」に賛嘆する。(2198文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 143ヶ月前
栗本薫さんの『真夜中の天使』を取り上げてそのとんでもない文体を味わっている記事です。いまさらネットでこの作品を取り上げるひとも少ないでしょうが、いやー、名作なんですよね。この作品を電子書籍で読めるようになったことはまことに慶賀すべきというべきでしょう。あとは『トワイライト・サーガ』と『終わりのな...
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人形と人形使いのゲーム。相田裕、栗本薫、永野護らが描こうとしているものは何なのか。(1734文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 144ヶ月前
相田裕『GUNSLINGER GIRL』と栗本薫の『真夜中の天使』、永野護『ファイブスター物語』という、一見何の関係もなさそうな作品について語った論考です。そこには「つくるもの」と「つくられるもの」、つまり創造者と被造物の関係の逆転というテーマがひそんでいるのだと語っています。いやー、しかし、『真夜中の天使』は...
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だれもがわかってほしがっている。インタビュアー吉田豪に学ぶプロフェッショナル会話術。(2246文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 144ヶ月前
作家の栗本薫は伊集院大介という名探偵を生み出しています。「95%の犯罪者には心から共感できる」とみずから語る一風変わった探偵です。ぼくはかれのようになりたいと思って生きています。かれはあらゆる人間にとって最上の理解者なのです。この記事は会話の技術について語っているようですが、大切なのは技術ではなく...
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「恵まれた子供」に生まれた幸福と不幸。娯楽大量消費時代を楽しみつくす作法を考える。(2466文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 144ヶ月前
いまは亡き中島梓の『ガン病棟のピーターラビット』を肴に「娯楽と物語を大量に消費しつづける現代という時代」について考えた論考です。中島がいうようにそういう現代はたしかにどこかで狂っているのかもしれません。しかし、もちろん悪いことばかりではない。なるべくなら自分が生きている時代について肯定的に受け止...
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全153冊すべて200円! 栗本薫『グイン・サーガ』を電子書籍でそろえる。(1163文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
『グイン・サーガ』については、ぼくは膨大な言葉を抱えているのですが、いままでそれをはっきりとした形で表に出したことはありません。ブログに書いてしまうには、あまりに量的に多すぎるものになるからです。そうはいってもブログ以外にぼくに発表媒体はないので、いずれここで書いてしまいたいと思っていますが、い...
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マクロとミクロは相克する。目の前の子供を救うか、その子を犠牲にし世界を救うかの問題。(2078文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
本文にも書いたように、同じものを眺めるにしても、マクロとミクロのいずれの視点で見るかによりまったく違ったものが見えてきます。マクロの視点から見れば、巨大な大義のためには「個」を圧殺する必要が出てくることもあるでしょう。しかしミクロの立場から見ればそう簡単に圧殺されてはたまりません。このふたつの視...
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【無料記事】『バガボンド』最新刊と『グイン・サーガ』続編企画に思う。(1466文字)
コメ2 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
『グイン・サーガ』続編プロジェクトに関しては、二十年以上にわたって『グイン』を読んできた一読者として、非常に複雑な感慨があります。このまま作品を眠らせてあげたほうがいいのではないか、とも思い、しかしやはりあの展開の続きを読みたいとも思う。ひとついえるのは、単にそれらしいだけの気の抜けた二次創作な...
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【有料記事】10分でわかる『グイン・サーガ』。(7963文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
全100巻以上に及ぶ『グイン・サーガ』をわずか10分でわかるよう解説しようという、無茶といえばこれ以上ないくらい無茶な記事。もともとは栗本さんがまだご存命の頃に書いた文章ですが、いまに合わせて修正してあります。何もかも皆、過ぎ去っていく――そうしてまた新たな物語が生まれる。世界とは、そうしたものなのでし...