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『Innocent Eyes』102 【特別寄稿】ヒデちゃん、お誕生日おめでとう
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『Innocent Eyes』102 【特別寄稿】ヒデちゃん、お誕生日おめでとう

2019-12-13 22:00
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 ヒデちゃん、お誕生日おめでとう。

 すごいよね。

 ヒデちゃんの誕生日、ヒデちゃんが生まれたことに感謝してお祝いの気持ちを伝える人が、毎年ずっと増え続けているんだからね。

 数えきれない人たちがヒデちゃんのことを想う・・・その素晴らしさを感じながら、今年も誕生日の今日、ヒデちゃんへ手紙を書くね。



 9月に、真由子ちゃんのお母さんとジョージが企画したイベントがあったよね。

 MAYUKO Forever 〜真由ちゃん10回忌。

 僕も参加してお話とピアノを皆さんにお送りしたでしょ。

  あの時ね、僕の参加が決まって、ステージで伝える話の内容を考えていたら、気づいたんだ。

 ヒデちゃんが真由子ちゃんを支えることを始めた頃はさ、もう僕はヒデちゃんのそばにいなかったんだ、ってことを。  
 
 『美しい記憶』に書いた通り、僕がよく知ってる「ヒデちゃん」は、スーパーロックスター「hide」になる前・・・そう、一緒に過ごしたXの「HIDE」の、素顔のことだから。

 その、僕の知ってるヒデちゃんが、とにかく優しさの塊だったことを、みんなに伝えることにした。

 だってそのヒデちゃんの優しさがさ、真由子ちゃんを支えるhideの姿、そのものだったから。

 そのことをみんなに伝えたんだよね。

 本当の優しさの意味・・・かな。


 
 僕が、ヒデちゃんの気持ちをほんの一部だけど引き継ぐように、時々真由子ちゃんと一緒の時間を過ごすようになったのは、2006年からだった。

 夏、レモネードCafeに行って、真由子ちゃんとお父さんお母さんと初めて会ってからは、たくさん話をして、Liveをやって、みんなで一緒に花火をする・・・そんな日を時々過ごすようになって。
 
 僕のふざけた話や変な動きを見て、真由子ちゃんが嬉しそうに笑うのを見るのが楽しかったな。
 
 あの時は、ヒデちゃん見てた?

 だってさ、ヒデちゃんも僕の変な様子を見てゲラゲラ笑うの、好きだったから。
 
 
 
 それから何度か和歌山に行って楽しい時間を過ごした。

 海のきれいな和歌山が、まるで自分の故郷みたいな気持ちになったこともあった。

 行くのはいつも夏だったし。

 そうそう、東京でも2009年の5月、X JAPANのライブの時に、みんなでゆっくりお茶したりしたな・・・あの時は真由子ちゃん頑張ったな。

 SUGIZOが素晴らしい演奏をするX JAPANのステージを観ることができて、本当に良かった。



 最後の夏はその2009年だった。

 暑い毎日が続く和歌山で、ライブも花火も思い切り楽しんだのだけどね・・・
 
 その後、東京へ戻って1ヶ月半くらい経った時、お母さんから連絡が入ったんだ。
 
 すぐに和歌山へ向かった。


 
 さっきヒデちゃんに「見てた?」って聞いたのはさ、
 
 あの日はヒデちゃんが見てるの、ちゃんとわかったからなんだ。
 
 家族が泣きながら真由子ちゃんに話しかける中、僕も一緒に話しかけた。

 もうすぐお別れなのかも知れない、という気持ちと、これだけ長い年月頑張ってきたんだから、また元気になる・・・って信じたい気持ちの間で揺れ動いているうち、気がついたら僕も家族と一緒に、真由子ちゃんの手をさすっていた。

 手をさすりながら真由子ちゃんに頑張れ、って必死で祈っていた時、やっぱりヒデちゃんに一生懸命お願いしてしまっていたよね。

 ヒデちゃん、助けて・・・って。
 

 
 僕はね、お別れの瞬間が訪れた時、光と共に召される、という言葉の意味が生まれて初めてわかったんだよ。 

 真由子ちゃんが天に召される時、家族も僕たちも、柔らかな光と「大丈夫だよ」っていう声を心に感じながら、ヒデちゃんの優しさに包まれているのがわかったから。

 やっぱりヒデちゃんは永遠だったんだ、って思った。

 
 
 部屋の外では、驚くほど多くの先生や看護婦さんが、みんな泣きながら真由子ちゃんを送っていた。
 
 深く深く愛されていたんだな、って思った。

 その様子に号泣している時もね、やっぱり僕の心の中には、ヒデちゃんの柔らかな笑顔があってね。

 先生や看護婦さんもみんな、ヒデちゃんの優しさに包まれていた気がしたからなんだ。

 だって・・・

 真由子ちゃんは凄かった、って

 すごく頑張っていた、って

 家族も先生も看護婦さんも、みんな言ってたから。

 真由子ちゃんがあんなに頑張れたのは、ヒデちゃんの優しさに包まれていたからだもんね。


 
 
 あれから10年。
 
 僕はたまにヒデちゃんのことと、真由子ちゃんのことを、それぞれ記憶を辿りながら人に話す機会があるんだけど。

 二人のことを一緒に話すのは、あの千葉マリンスタジアムのイベント後、屋外の楽屋に向かって並んでいた時、ひざまずいて真由子ちゃんと話しているヒデちゃんを、遠くから見た時のことだけ。

 あとは、それぞれの話になっちゃう。 
 
 だから、僕の心の中にあるヒデちゃんの記憶と、真由子ちゃんの記憶をね、ひとつにしようと思って、ピアノ曲を生んでみたんだ。

 それが、あの9月のイベントで弾いたあの曲なの。
 
 すごく僕らしい曲でしょ。

 だから・・・大切な贈りものとして、今日、この誕生日にプレゼントするね。

 あれ?

 僕、ヒデちゃんにお誕生日のプレゼントするの

 今日が初めてだったね・・・。



 じゃあヒデちゃん、最後はまた、この言葉を届けるよ。

 ヒデちゃん、多くの人たちに、たくさんの夢と光をありがとう。

 永遠を、ありがとう。

 お誕生日おめでとう。



         2019年12月13日 津田直士




****************************** 


(株)津田直士事務所 スタッフからお知らせ

過去、12月13日に配信されたhideへのメッセージはこちら

2018年 https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar1708981

2017年 https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar1381494

2015年 https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar928291

2014年
(1) https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar686222

(2) https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar689878

(3) https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar696197

2013年 https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar412360


2017年夏、津田直士が寄稿した記事: イミダス 時事オピニオン「X JAPANが世界で評価される理由」

☆ 津田直士ニコニコチャンネル   http://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi 
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【 津田直士プロフィール 】音楽プロデューサー/作曲家 
Sony Music在籍時に「BLUE BLOOD」「Jealousy」「ART OF LIFE」
のCo ProducerとしてX JAPAN(当時はX)をプロデュース 
インディーズ時代から東京ドーム公演までをメンバーと共に駆け抜けた記憶
の一部は、映画『WE ARE X』の中、インタビューという形で語られている。
また、自署「すべての始まり」にはその記憶のすべてが描かれている。

すべての始まり

他、最新のXに関するエッセイなどについては、こちらをご覧下さい。
[ 津田直士の本 紹介 ]

また、今回の記事で紹介されている、津田直士がhideと真由子ちゃんに贈ったピアノ曲は、
こちらで一部、聴くことができます。

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音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」
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こんにちは 津田さん(o^^o)

hideチャンへの手紙を書き続けてるんですね!
津田さんにもXにも共同体の私達も
特別な12月13日!!!

津田さんの思いがぎゅーって つまってる
手紙にhideチャンも真由子チャンも天国で
喜んでる事でしょう(^◇^)

私も涙なしでは読めませんでした(*´∀`*)

真由子チャンを天国に優しい手で招いてくれて
生きてる時はずっと寄り添って守ってくれてたhideチャン、、、
Yoshiki さんの隣にいてよっちゃん大丈夫?
僕がついてるけど、無理しないでと心配しながらも見守ってくれてるんでしょうね。
津田さんの手紙でhideチャンへの想いが溢れ出てhideチャンの永遠がわかりました。
今までも これからもズッとhideチャンと共に
生きていきます、ありがとう津田さん
2ヶ月前
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津田直士
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素敵なコメントありがとう!
3週間前
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