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【第17回】山下大輝&駱駝スペシャルインタビューvol.2
声優の山下大輝さん、ライトノベル作家の駱駝さんによるトークバラエティ番組「山下駱駝 Season1」の最終回(5月10日19時から生放送)。その終了後のインタビュー後編です(前編は【こちら】)引きつづきメールでお寄せいただいた質問に、可能なかぎりお答えいただきました!番組のアーカイブは【こちら】からご覧いただけます。番組はいったん終了しますが、アーカイブ配信はこのまま残ります。「山下駱駝 Season1」ラストインタビューの後編。その後に、ちょっとだけおまけもあります。最後の最後まで、お楽しみください!(取材・文:かーずSP)
■買って失敗したもの/朝すぐ起きられる方法は?───プーさん大好きさんから「私は、先日夕方から雨が降ると知りながら傘を忘れてしまい、傘を買ったはいいものの結局使うことはありませんでした。お2人は、買ったはいいものの使わなかった。また、買って失敗したものなどありますか?」山下「腹筋ローラー! 一回使って『つらっ!』ってなって、もう使ってない……」駱駝「はははは。腹筋ローラーは最初に手を出すもんじゃないと思う」山下「『簡単にいけるぜ』みたいなことが書いてあったのに……」駱駝「さすがに膝ついてやったよね?」山下「膝ついてやった。でも一回目でブチギレですよ(笑)一往復やって『お前とはサヨナラだ……』って、続けられる自信がないとすぐに悟りました」駱駝「ちなみに私はアームバー。胸筋を鍛えるんだけど、どうしてもうまくフォームが決まらなかった」───2人とも筋トレグッズという共通点がありました。次に、ひわたこさんから「私は、今年就活なのですが、就職をしたら一人暮らしをしようか迷っています。いちばん不安なことがあります。それは、朝起きれないことです。目は覚ますのですが、中々起きれず、母に引っ張って起こしてもらっています。お2人は、朝は強い方ですか?2度寝をしそうな時の対処法があれば、是非教えて欲しいです。よろしくお願いします」駱駝「起きなきゃいけないって、ちゃんと自覚を持っていると起きれる」山下「アラームをつけまくる。8時に起きるんだったら、7時45分、7時50分、8時って3つ4つくらい分刻みで設定する」───どれくらいで起きれるんですか?山下「わりと最初の一回目で起きられちゃいます。うるさい音が次も流れるんだったら、今のうちに起きとくか……みたいに考えるのはどうでしょう?だって、うるさい音で安眠を妨害されるのが一番イヤじゃないですか。だから心地いい音よりも、不快な音に設定したり」駱駝「それで言うならスーパーライデン!」集合住宅だと苦情必須だと評判の、超うるさい目覚まし時計です。山下「あれ、ヤバいらしいね。でもあの爆音で死んじゃうんじゃないか心配。心臓がすごいびっくりするから」駱駝「でも慣れれば大丈夫」山下「慣れる前に死んじゃうから! 今後は小鳥のさえずりで起きられるようになりたい……『ディズニープリンセス』のように自然に囲まれて(笑)」駱駝「あと簡単な方法は、暗い部屋で、誰かにすぐそばに立ってもらう」山下「超死んじゃうって!(笑)」■20代のうちにやっておくべきことは?→スキルを磨く、資格を取る───ももちゃんさんから「来月の25日に、26歳になります。25歳の時点で既にアラサーという枠にはなっているのですが、来月からさらに、20代後半というくくりにもなると思うと、いろいろ焦ってしまってます。人生の先輩である大輝くんと駱駝さんに、20代のうちにやっておくべきことや、やっておいて良かったことなどお教えいただけたら嬉しいです」山下「僕も『20代も、もう終わりだな』『20代のうちに何かやろうかな』とか思っているうちに30歳になってました」駱駝「転職に役に立つ資格や、副業に役に立つスキルを勉強するのはいいよ。例えば動画編集のスキルを身につけておけば、YouTubeのバイトとかでお金が稼げるから」山下「動画編集のスキルを持ってる人は羨ましい。今ほんとに需要すごいもんね」駱駝「そうそう。女性は特に……という限定した言い方は良くないし、誤解しないで聞いてほしいんですけど、出産や子育てで職を離れるパターンが多くて、元の職場に戻れないパターンもある。家でスキマ時間を使ってお金を稼ぐスキルを磨いておくのも、一つの手段ではあります」───手に職は大事って言いますからね。駱駝「だから30歳に限定した話じゃなくて、35歳とか、もっと先の人生になっても、お金を稼げる資格やスキルを取っておくと楽なんじゃないかな」■東京のお薦めスポットは?→東京駅にかぎらず、その土地の玄関口へ───めいさんから「おふたりが帰省する際にこれは買って帰るというものや、東京へ来たら、ここのお店に行くべきという場所があれば教えて欲しいです!」山下「東京駅って食べ物で何でも揃ってるのよ。東京駅にしか置いていない、東京駅限定の食べ物が結構あるんですよね。お菓子だけじゃなくてレストランも多くて、東京駅には東京のすべてが詰まってるんじゃないかなって思うくらい充実してます。新千歳空港にも同じことを感じましたので、その地域の玄関口には、選ばれたお店が並んでいるんだと思います」駱駝「わかるわかる。新千歳空港にある回転寿司が超うまかった!」山下「東京駅も玄関口だから、東京から選りすぐりのお店が店舗を出しているってことじゃないかな」■さわやかハンバーグに行ったあと、お薦めのスポットは?───お二人から、げんこつハンバーグのメールが届きました。ももちゃん𓄯𓌉𓇋 さんから「私ごとなのですが、先日念願のさわやかに行き、げんこつハンバーグを食してきましたが、見た目のインパクトとハンバーグの美味しさにパワーがみなぎりました🍖」山下「行ってくれたんだ!」───らむさんから「今度、静岡にさわやかのハンバーグを食べに行こうと思うのですが、他にもグルメやおすすめの観光地などあれば教えて欲しいです!(浜松高丘店にハンバーグを食べに行くつもりなので、その周辺でお願いします!)」山下「佐鳴湖という、世界ランキングに入るくらいの汚い湖があります」駱駝「本当にお薦めしてる?(笑)」山下「いやマジで! 本当に魚が死んでいて、カラスが死骸をついばんでいたり……でも僕たちの遊びスポットだったから、ザリガニを釣りに行ってました」なお近年は、クリーン作戦によって佐鳴湖の水質改善が進んでいるとのことです。ただし、それでもきれいな湖と呼ぶには、ほど遠い水質だそうで……。山下「ぜんぜんお薦めじゃなかったですね、思い出の場所ではあるけれど(笑)。浜松高丘店からだとちょっと遠いんですけど、足を伸ばしてもらって、浜名湖付近に行くと、うなぎ屋さんだらけなので、立ち寄って食べる価値はあるんじゃないでしょうか。その付近のうなぎ屋さんに入れば、東京のめちゃめちゃ上位ランキングに入るぐらいのうなぎが、リーズナブルな値段で食べられます」駱駝「それは間違いないだろうね」山下「本当にめちゃめちゃ旨いから! 都内で高いお金を払ってうなぎを食べたら、浜名湖のお店ほどじゃなくてショックだったことがあります……」駱駝「旨さの質が違う気がする。素材がうまいのが静岡で、料理人ががんばっているのが東京ってイメージがする。やっぱり素材では地元には勝てないから。北海道の寿司、長野の蕎麦も似たようなもので、名産地では、どこに入っても基本うまいよね」■次がある時は、進化系ダラダラをお見せしたい───それではチャンネル会員の皆さんへ向けて、最後のメッセージをお願いします!駱駝「1年とちょっとの間、ありがとうございました。また始まった時はよろしくねー!」山下「ダラダラとついてきてくださった皆さん、本当にありがとうございました!本当にダラダラとした番組だったんで、次がある時は、もっとダラダラした、進化系ダラダラをお見せできればなって思っております(笑)こういう番組なので、ほんと気が向いた時に思い出していただくくらいが、ちょうどいいのかなって。アーカイブも残りますので、ふと思い立った時に『またあのくだらないのが見たいな』って思ってくださった時にでも視聴してください」───過去の放送が見たくなった月だけ、スポットで会員に入ってもらうのもいいですね。山下「そうですね。職業柄、普段ダラダラできなくて真面目に働いてる方も、いっぱいいらっしゃると思います。そういう方には、ダラダラの栄養素を、この番組で満たしてもらえれば御の字でございます」───この「山下駱駝」は、いつもピシッとしている山下さんのラフな姿も好評でした。山下「普段がんばってる僕を見てくださってると思うんですが、こんなダラダラな仕事もあるんだな、みたいなゆるい感じに思ってもらえたら(笑)」───山下さん、駱駝さん、今まで一年5ヶ月間ありがとうございました!■おまけ~アフターエピソード~最後のインタビューが終了しました。ですが駱駝さんと山下さんのゲーム雑談も盛り上がりましたのでレポートします。山下「最近『マーダーミステリー』っていうゲームを遊んでる。すごい時間がかかるゲームで、ショートのやつでも2時間がかかった」※「マーダーミステリー」は、複数の人たちで遊ぶアナログゲーム。参加者は物語の登場人物となって犯人を探し出し、犯人役は逃げ切ることが目的です。駱駝「あれ、面白い? みんなで物語を作っていくやつだよね」山下「そう。4人で遊んでるんだけど、もう頭を使うんで超疲れる(笑)」駱駝「山下なら、ふざけてムダに演技を入れたりしてない?」山下「キャラ付けをして余計なことを言いすぎるから、みんなを惑わせてしまっている(笑)バックボーンを作りこみすぎちゃってて、身の上話をし始めて、それが公式の情報なのか僕の作り話なのか、みんなを勘違いさせちゃう」駱駝「いい迷惑だな!(笑)」山下「でもみんな、それが楽しくてやってるところがあるんだよ。一緒に遊んでる人も全員役者だから、みんな乗ってきてくれたりする」そうこうしているうちに、駱駝さんがタバコ休憩に立ち去ります。駱駝「じゃあタバコ吸ってきまーす!」───本番前に吸ってきたばかりなのに(笑)駱駝「2時間『も』前ですよ?」山下さんは、スタッフさんたちとガトー・エシレ ナチュールの感想戦で盛り上がっていました。山下「めっちゃバターじゃなかったっすか!?」カメラ担当「思いの外フワフワしたバターでした。バタークリームって普通は砂糖の感じが強いんですが、これはそうじゃなかったです、クリーム感が強いというか」山下「そう! バターの脂っぽさが、ガッと口の中に広がって、侵略される感じがしました!(笑)」カメラ担当「あまり食べてないにもかかわらず、味が濃くて超満足しました」山下「とても良い経験になりました、ありがとうございました!」ここでカメラ担当さんによる、前回に引き続いての「俵ハンバーグのドンキホーテ」のアピールが始まります。カメラ担当「ぜひ長野のドンキホーテも食べてください」山下「長野、行きたいですねー! 長野の仕事があれば絶対いくんですけどね、長野の仕事を入れてもらわなきゃ(笑)」タバコ休憩から戻った駱駝さんも、帰り支度を済ませて合流します。駱駝「東京以外の仕事だと、どこが多いの?」山下「やっぱり大阪、名古屋、福岡、北九州の小倉とかかな」駱駝「じいちゃん家が福岡だったから、明太子とか旨い」そこでカメラ担当さんが、山下さんが手に持つ紙袋を指さします。カメラ担当「ここの前のお仕事が○○(ゲーム会社)さんだったんですか?」その紙袋には大きく、会社名のロゴがデカデカと書かれていました。カメラ担当「紙袋に名前シールが付いてるので、外に出る時に、ちょっと気をつけた方がいいかも……」山下「あっ! ホントだ、気づかなかった!(笑)」駱駝「それ、わざと貼ってたんじゃないの?」山下「違う違う、気づかなくてこれで普通に歩いてた(笑)」そこでエレベーターが到着して、ご退出されました。山下、駱駝、マネージャーさん「ありがとうございました!」エレベーターの扉がしまるのを眺めながら、お祭りが終わってしまった後の寂しさに包まれました。しかし、これでお二人の姿が見られなくなるわけではありません。山下さんはアニメ、ラジオ、イベント、新曲など、今後もマルチに活動されるでしょう。駱駝さんはライトノベルや他のメディアなどで作品を発表していくでしょう。二人のお仕事が順調だからこそ、前向きな一区切りになったわけですから。「山下駱駝」の特番やSeason2の復活を心待ちにしつつ、山下大輝さん、駱駝さんの活動を応援していきましょう!山下大輝さん、駱駝さん、スタッフの皆さん、チャンネル会員の皆さん、ありがとうございました!!「山下駱駝」が復活するときには、またみんなで再集合しましょう! ではまた! -
【第17回】山下大輝&駱駝スペシャルインタビューvol.1
声優の山下大輝さん、ライトノベル作家の駱駝さん。「TVアニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」」が生んだ名コンビによるトークバラエティ番組「山下駱駝 Season1」の最終回が5月10日19時から生放送されました。番組のアーカイブは【こちら】からご覧いただけます。その最終回の放送後、お二人にインタビューを実施。メールでお寄せいただいた質問に、可能なかぎりお答えいただきました!2021年の1月10日からスタートした番組も、1年5ヶ月つづきました。楽しく、ゆるく、がんばらないかもしれない、癒やしの空間をみなさんと共有できたのではないでしょうか。番組はいったん終了しますが、アーカイブ配信はこのまま残ります。そんなわけで山下駱駝First Season、ラストインタビューを開始します(取材・文:かーずSP)
■番組の名物コーナーだった「アニメ化企画」は、その後どうなった?───最終回、豪華なおやつが盛り上がりました。山下「ガトー・エシレ ナチュールがマジでバター! 口の中でバターが広がって、侵略される感じがすごくおいしかった……」駱駝「ふらの雪どけチーズケーキも旨かったなー」山下「そうそう!」───ももちゃんさんから、「私のお気に入りはやっぱり第一回です♩初回でまだ手探りの中、誰よりも早くメールをくださった三澤さん、サラッとガチ年収を暴露する駱駝さん、声優さんのお人柄の話や、大輝くんのメイク直し中に有料パートを始めちゃう駱駝さん、内田雄馬くんのアツい集英社などなど、たくさんの思い出と暴露と名言の生まれた第一回が、やはり原点にして頂点だなと思いました」駱駝「覚えてます覚えてます、熱い集英社~、目の前にはオーシャン、みたいな歌詞(笑)」山下「そう聞こえるっていう空耳!(笑) あれがもう、一年以上前なのね」───ちなみに前半にやっていた『アニメ化計画』については、どうなったんですか?駱駝「今は忙しすぎて全く触れられてないんですけど、そのうちブラッシュアップしたら、また山下を呼ぶから大丈夫(笑)」山下「完全にデストロイされたわけではない?」駱駝「ない。あくまでアイディアの1つとして生きてるんだけど、広げられる時間的な余裕がないんだよね。たぶん6月まで『シャインポスト』で手いっぱいになっちゃうから、その後かな?」───狼男ものってことは、女性向けコンテンツにチャレンジするということでしょうか?駱駝「あのままだったら100%売れないから(笑)、あそこからいろいろなアレンジしなきゃいけない」山下「『SPY×FAMILY』みたいにしよう!」駱駝「流行ってるの?」山下「うん。TikTokでも、アーニャになりきってる女の子をけっこう見るね。みんなアーニャになりたいのかな」駱駝「みんなそういう目線で読んでるのか……」山下「本来は違うよ。でもSNSではそういう跳ね方をしているね。お話も面白いからなー」駱駝「俺も好きなマンガなんだけど、途中でダレなかった? スパイ要素がなくなったところで、ちょっと寂しくなった」担当編集「僕はむしろ、そっちの方が好みです」駱駝「たぶんそれがマンガ読みとラノベ読みの差で、話の進め方に好みがあるんですよ。ラノベって文字だけだから変化を求めるのに対して、マンガって絵があるから、変化のないスローライフでも許されるじゃん」山下「なるほど、そうだね」───こうした創作論、駱駝さんの担当編集・三木一馬さんがゲストに来られた時を思い出します。山下「覚えてます。三木さんが指摘することが、めちゃめちゃ的確で分かりやすくて、第三者から聞いても、なるほどって納得できました。編集さんって自分の主観だけじゃなくて、『誰かから見たら、こう見える』っていう風に、いろんな角度の目線をいっぱい持っている。しかも、それを上手に説明できる手腕が、三木さんは超すごい! 間近で見てて、めちゃめちゃ面白かったですね」───ご自身でも小説や作品を生み出したくなりましたか?山下「いや、それはないです。僕は自分で物語を生み出すよりも、素敵な作品と出会いたい気持ちが強いんです。演者であり、ファンであり、そうした自分が面白い作品に出会って、出演したいなって気持ちがわくんです」───また駱駝さん原作、山下さん主演のアニメが見られたら嬉しいです。山下「お互いに役者人生と作家人生、まだまだ続きますからね。駱駝さんも『俺好き』でラブコメ書いて、『シャインポスト』ってアイドルものを書いて……でも、それで終わりじゃありませんから。駱駝さんが次に、さらにその次に、どんな作品を書くんだろう。一ファンとして楽しみですね」■山下さんが駱駝さんと話して、得られたもの───るかさんから「約1年半、この番組で色々なお話をされてきて、お互いに初めて知った一面などがありましたら教えてほしいです」山下「駱駝さんといっぱい話すことで、別角度からの切り口を知って、なるほどって感心することが増えました。今の『SPY×FAMILY』もそうですが、自分と同じ作品を見ていても、駱駝さんの感想を聞くと『そこを見てたんだ!』って新鮮ですね。それに原作者の目線って、僕ら声優にはわからない部分なので、そこを知ることができて視野が広がりました。もちろん駱駝さん個人がそうだからといって、全員が全員そうじゃないんですけど、審査する側の人は『そこを見てるんだな』とか、一つの参考になりました」───オーディションの話ですね。山下「ええ。他にも制作側の悩みとか、駱駝さんから聞けました。そういうのはふだん、僕ら声優には見せないようにしてくれているし、見せる必要もありません。僕らは僕らのフィールドで、僕らの仕事を全うする。制作の人たちは制作の人たちで、そのフィールドでがんばる。そんな風にして現場が回っているということに、改めて気づけました」───あやりさんから「私は休日に車でお出掛けするのが好きで、愛車のSUZUKIのラパンちゃんとドライブ行くのですが、お2人の愛車、またどんな車に乗ってみたいですか?」駱駝「絶対ボルボ! 理由は頑丈だから。人生で一番嫌いな死に方が交通事故なので、交通事故でも死なない車がいい。自分のミスで死ぬなら許せるんですよ。でも交通事故は相手の過失で死ぬからイヤ」山下「事故ったら異世界転生するかもしれないよ?(笑)」駱駝「いや無理だな、俺は異世界転生しても帰ってくる(笑)」山下「転生したら、悪役令嬢になってるかもしれないよ?」駱駝「だってスマホがないんだよ?しんどくない?」───山下さんが乗りたい乗り物はなんですか?山下「トーマスに乗ってみたい!」駱駝「いきなり可愛くなった(笑)」山下「あとドラゴンにも乗りたいです。ちっちゃい頃からそう思っていました」■「山下駱駝」復活の鍵は、三澤紗千香さんにアリ?───番組で読まれた、ちえみさんのメールで「私は小学生の男の子2人の母親です。最近は2人の口喧嘩が多くて多くて…聞いてるこちらも疲れます。お二人は、ご兄弟で、喧嘩したことありますか?エピソード聞かせて頂いて、この子育てを乗り切りたいと思います」とありましたが、仲直りのさせ方ってありますか?駱駝「時間がたてば仲直りするかもしれない。もしくは2人で仲良くしてた方が利益があるって二人にわからせれば、偽りでも仲良くする可能性が……」山下「でもどうかな? 自分にとって相手が大事かどうか。『仲直りしたい?』って訊いてみて、したくないんだったら、無理にさせる必要もないんじゃないかな。でも、これからもいっしょにゲームやりたいとか、仲直りしたいと思うんだったら、自分から謝る方がいいよね。謝れない子には、ならない方がいいかなと」駱駝「それは間違いない。謝れない子には、ならない方がいいね」───三澤紗千香さんの大ファンである、だんさんからもメールが届いております。「個人的にいろいろといじってもらって、思い出深い番組になりました。ありがとうございました」駱駝「どういたしまして(笑)」山下「ありがとうございました!」───「とはいえ、改編期関係でエアポケットのように、突然スケジュールに余裕があるタイミングなんかが出てくるかもれませんので、あとそうじゃなくても三澤さんのなにかのリリースタイミングとかで特番をやってくれる日を心待ちにしております」山下「三澤さんのCDが発売されるので、『山下駱駝』を再開します! あははは! それ超おもしろい!」駱駝「せめて山下のシングルが出るときにして(笑)」山下「『この番組は三澤紗千香さんの提供でお送りします』ってクレジット出して、三澤さんからお金もらわなきゃ(笑)」■テニスがあったからこそ、「声優・山下大輝」が存在する!───今日の最後にがんばって引いた きささんのメールですが、あの文面の続きがあります。「また高校時代の思い出などありましたらお聞かせください! 番組の再開、心からお待ちします」とのことです。山下「高校時代はこれと言って、何もせずにぐでぐでと過ごしてた記憶があるから、あまり明確な思い出が……。学校が特殊だったから、通常イメージしている行事、文化祭で喫茶店とかお化け屋敷とか、全然できなかった」山下「僕は部活三昧で、高校時代はがっつり部活部活テニステニスだったんで、その嫌なテニスから逃げることをずっと考えてました」───辛かったんですね。山下「テニスは父親から半ば強制的にやらされていましたので、楽しさはあったんですけど、どちらかというと義務感が強かったんです。だからこそ、こっちの業界への思いが、どんどん募っていきました。なので今となっては、逆に良かったなって思います。テニスを押し付けられたことによって、こっちの業界への足がかりに、きっかけになりましたから」───テニスがなかったら、声優の道に進まなかった可能性も……?山下「絶対テニスやめてやるって思ってましたからね(笑)でも得るものもたくさんありました。テニスクラブでも、おじさんおばさんが普通にいましたので、年上の人とのコミュニケーションができるようになりました。礼儀がどれだけ大事か、上下関係や挨拶がいかに大事かっていうことを学べる良い機会だったんです」───声優業界も上下関係が大事だと聞いていますから、今に活かされていますね。山下「そうですね。あとテニスでメンタル的にもすごく鍛えられました。超追い詰められたからこそ、絶対に負けないぞ!っていう鋼のメンタルを手に入れられたんです。それも、高校時代にあれだけ厳しくテニスをやってなかったら得られていなかったものです」しんどかったり、つらかった経験もまた、今の糧になっている。山下さんから深イイ話を伺ったところで、次回へ続きます!(取材・文:かーずSP) -
「山下駱駝」第17回舞台裏潜入レポ(後編)
声優の山下大輝さん、ライトノベル作家の駱駝さんによるトークバラエティ「山下駱駝」、最終回が5月10日に生放送されました。番組のアーカイブは【こちら】からご覧いただけます。「頑張らない」「期待しない」「やる気がないかもしれない」は楽屋裏でも健在でした。打ち合わせという名の雑談トーク、後編をどうぞ!前編は【こちら】から、お読みいただけます。
■作家にとっての担当編集、声優にとっての音響監督。仕事相手に恵まれている二人楽屋裏レポの前編のとおり、駱駝さんがノリノリで語るノロウイルス体験記。そこから一転して、なぜか雑談で、「アニメ映画『バブル』」の話に派生しました。その音響監督である三間雅文さんを、山下さんが絶賛されています。山下「三間さんは芸能人の方に演技指導するのがとても上手で、僕が出た『SING/シング:ネクストステージ』も三間さんなんですよ」駱駝「でも俺、吹き替えで見ないんだよね、字幕派だから」山下「見て見てそれは(笑)、役者の人たちみんな頑張ってるんだから!」駱駝さんへのノータイムのツッコミに全員が大笑い。山下「三間さんは相手によって伝え方を変えるんです。相手の気持をくんで、演者さんを気持ちよくさせて、パフォーマンスを上げてくれるんです」駱駝「そこ重要だよね」山下「そうそう、『この人にはこういう言い方をした方が、気持ちよく演じてくれる』ってパターンをたくさん持っている方だから、めちゃめちゃ教え上手なんですよ!相手を褒めつつ方向を変えさせることもできるから、役者さんのモチベーションも上がるんです」駱駝「ライトノベルの編集者だと、三木(一馬)さんもそれに近いね。指摘が上手なのは大事!」第6回【#006 山下駱駝】のゲストに出演された、駱駝さんの担当編集・三木一馬さん。そのお仕事について駱駝さんが言及します。山下「仕事ができる人って、相手を導くのが上手なんだろうね」駱駝「だから三木さんが、マジで方向性を変えることを提案したら、本当にこの企画をダメなんだなってわかる(笑)」山下「あはは」作家にとっての担当編集、声優にとっての音響監督。それぞれ道は違えど、導かれる相手に恵まれているお二人、ということなのでしょう。■「山下駱駝」カメラ担当さん、早朝から並んでガトー・エシレ ナチュールをゲットそんなこんなで本番30分前。打ち合わせに戻りました。担当編集「いつもは『チャンネル会員になってください』とお伝えするんですけど、今日は最終回なので特に言いません。ただチャンネル自体は残すので、アーカイブも会員限定で見られますので。ニコ生はほとんどこの形が多くて、なぜなら特番をやることも結構あるんですよ。番組が終わった後に、特番をやる可能性が意外と高い」だそうですよ、皆さん! 「山下駱駝」の特番にも期待が持てますね!担当編集「最終回なんで、いつもより放送時間が伸びちゃっても大丈夫です。その分、たくさんメールを読んでいきましょう!」ということで10分前になり、全員がスタジオに移動しました。カメラやマイクの最終チェックをしながら、駱駝さんとスタッフさんが雑談しています。駱駝「私、筋トレの勉強も兼ねてパーソナルトレーニングを雇ってます。ムキムキになりたいわけじゃないけど、ほどほどにマッチョになりたい。細マッチョじゃなくて、ほどマッチョ(笑)」スタッフさんにスタイルを褒められた駱駝さん、本日2度目の筋トレトークです。スタッフさんがチーズケーキをお二人の目の前に置くと、駱駝さんが山下さんに話しかけます。駱駝「前に山下が食べてみたかった。ミスター何とかケーキってあったじゃん?」山下「Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)ね。あれから超有名になっちゃって、セブンイレブンに期間限定でアイスコーナーに置かれていたね」そして山下さんの前に、待望のガトー・エシレ ナチュールが置かれます。カメラ担当「私が並びました。整理券の番号が11番で、9時15分でラストだったので結構ギリギリでした」並んだのはカメラ担当の方。前回の「「山下駱駝」第16回舞台裏潜入レポ(後編)」で、山下さんに長野県のドンキホーテというハンバーグ店をお勧めしていた方でもあります。駱駝「わざわざ朝早くに買いに行ってくださったんですね! うわー! ありがとうございます!形もおしゃれなのよ! 丸の内でしか買えなくて、普段行く場所じゃないので……マジでありがとうございます!僕たちだけで食べるのも申し訳ないから、ぜひスタッフの皆さんも食べてください!」嬉しいもの、楽しいもの、面白いものはみんなと共有したい……そんな山下さんのポジティブな素敵マインドが、最終回も炸裂しました!■沖縄のセミエビで終了する番組、世界初では?山下さんが箱に入ったガトー・エシレ ナチュールをチラチラ見ながら、楽しそうにウキウキ、気になってソワソワしているときに、本番が開始されました。山下「いったん最終回って言ったら扱いが超いいの!(笑)」スイーツでテンションが上がりまくっている山下さん、本番中に写メるほどでしたね。前半のフリートークは、写真を撮られるのが苦手の駱駝さん、異世界転生、悪役令嬢など、普段どおりトークも盛り上がりました。後半ではメールもたくさん読むことができ、ペンネーム「きさ」さんを探し求めて、メールBOXを空にする勢いの二人には大笑いしました。溢れんばかりの情報量で1時間20分があっという間に経過。そろそろ終りが近づいています。ここで山下さんが、沖縄のセミエビについて熱く語ります。リンクや画像を貼ろうと思ったのですが、ちょっとグロいので止めておきますね。気になる人は「セミエビ」で検索してみてください。閲覧注意です!山下「名前やばいでしょ! 見た目もやばいのよ、蝉がすごいファットになった感じ。でもエビなのよ。地元でしか食べられない。東京にはもって来られないぐらいレアな高級食材らしくて……」駱駝「お届けしたのは駱駝と!」山下「山下大輝でした!」山下「バイバーイ……沖縄行きたいな……」駱駝「沖縄いいよね……」山下「……本当に終わったし! あははは!」担当編集「最終回なんで、もうちょっと続けても良かったんですけど(笑)」駱駝「そうなんですね。1時間20分回ったし、いいかなって。じゃあ今から、もう1回カメラ回しましょうか?(笑)」担当編集「いやいやもう大丈夫です(笑)」山下「皆さんお疲れ様でした!」お辞儀をする山下さんに、パチパチパチ……外から聴こえる救急車のサイレンに負けない、盛大な拍手が湧き上がります。カメラ担当「セミエビは、ふるさと納税だと冷凍もので届くんですよね」山下「お詳しいですね」担当編集「実家が寿司屋をやってまして」山下「へー! だから魚介類にはお詳しいんですね」なんて雑談をしながら写真撮影になりました。スタジオから出ていく時に、もう一度、丁寧に頭を下げる山下さん山下「最後にすごくいい記念になりました、本当にありがとうございました!」最後にスタッフ全員が整列して、一人ひとりとご挨拶しながら楽屋で戻られました。次回は、最終回が終了した後におこなったインタビューをお送りします。こちらも時間ギリギリまで、たっぷりとメールの質問に答えていただいてます。お楽しみに!
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