第184号 2016.7.12発行
「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…バングラデシュの首都ダッカのレストランを過激派組織「イスラム国」のテロリストが襲撃し、日本人7人、イタリア人9人を含む民間人20人を殺害するという大事件が起きた。この事件が、大の親日国であったバングラデシュで起きたという意味を、我々はもっと深刻に捉えなければいけない。かつてはテロの危険を回避できた日本人が、今や一番のターゲットにされるかもしれない事態となっている!
※小説「わたくしの人たち」…新連載開始!極めてヘンテコな人たち、強力にヘンテコな物事に囲まれて、ヘンテコな体験をするという星のもとに生まれた泉美木蘭さん。小説「わたくしの人たち」では《私心が肥大化した》モンスターたちの滑稽さに焦点をあてます。この小説を読むことで、木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験できる!?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!公務員を人事評価や成果主義で評価するのは正しい?ギターを弾いていた先生流の「音楽の極意」とは?イギリスのEU離脱で、ヨーロッパ先進諸国間での戦争のリスクは上がったのでは?時間旅行ができるとしたら、どの時代に行き何をしてみたい?等身大の自分を自覚し自意識を肥大させないことと、牙を抜かれた情けない男になることの違いとは?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第179回「ついに日露・大東亜戦争の遺産は食い潰された」
2. しゃべらせてクリ!・第144回「ずんずんお父ちゃまとしゃなしゃなぽっくんのお通りぶぁい!の巻〈後編〉」
3. 新連載!泉美木蘭の小説「わたくしの人たち」・第1話「グローバル肥大化おじさん」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 読者から寄せられた感想・ご要望など
7. 編集後記
第179回「ついに日露・大東亜戦争の遺産は食い潰された」 バングラデシュの首都ダッカのレストランを過激派組織「イスラム国」のテロリストが襲撃し、日本人7人、イタリア人9人を含む民間人20人を殺害するという大事件が起きた。
この事件が、大の親日国であったバングラデシュで起きたという意味を、我々はもっと深刻に捉えなければいけない。
バングラデシュの国旗は緑の地に赤い円というデザインで、日の丸によく似ている。
バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は2014年5月に来日した際の講演でこの国旗について、父親で初代大統領などを務めたシェイク・ムブジル・ラフマンが、1972年の国旗制定時に「日本に魅せられ、日の丸のデザインを取り入れた」ものだと語っている。
パラオの国旗も青地に黄色の円で日の丸に似ており、元高千穂商科大学教授の故・名越二荒之助(なごし・ふたらのすけ)氏は、講演で日の丸とバングラデシュ、パラオの国旗を「日の丸『三兄弟』」と称し、他の親日国の国旗と併せて次々と広げるパフォーマンスをやっていた。
(『日本統治論』わしズム2005秋号『ゴー宣EXTRAパトリなきナショナリズム』に収録)
その名越氏はバングラデシュの国旗について、著書にこう記している。
私が駐日大使館に国旗の意味を訊ねたら、広報担当官が流暢な日本語で「日本への憧れですよ」と言下に答えた。私が「それは外交辞令ではないか。独立国らしく答えて貰いたい」と言うと、「私の国では国旗の意味を特定していない。解釈は自由なのだ」という。そして、「バングラデシュというのは、“ベンガルの国”という意味である。そのベンガルに世界に誇るべき偉人が三人いる。一人はアジア人で最初にノーベル文学賞を貰った詩聖タゴール(岡倉天心と親交あり、数回来日している)であり、続いてインド独立に命をかけたチャンドラ・ボース、そして極東裁判で正論を貫いたラダビノッド・パル判事だ。この三人はいづれも日本と深い関係にある」と答える。
同じ解釈をするのは大使館員だけではない。独立した時に日本は早川崇国会議員を団長に、バングラデシュを訪問したことがある。その時建国の父といわれるシェイク・ムジブル・ラーマン首相が、訪問団に同じ趣旨のことを述べたという。このことは同行した田中正明氏の証言でもある。
(『世界に開かれた昭和の戦争記念館4 大東亜戦争その後』展転社)
少々話がそれるが、パラオの国旗についても触れておきたい。
コメント
コメントを書く【地方ゴー宣道場・出欠アンケート ご質問にお答えします】
《質問①》
メールアドレスなどの個人情報を送っても大丈夫でしょうか?公開されたりしませんか?
(回答①)
皆様からお預かりすることになるメールアドレス等の個人情報は、「ゴー宣道場」以外のことに用いることは致しません。
また「ゴー宣道場」運営者及び関東ゴー宣道場設営隊長以外の第三者に漏らすことも致しません。
《質問②》
地方ゴー宣道場の具体的な開催日を教えてください。
(回答②)
申し訳ございません。今の時点では、まだ開催できるかどうか分からないです。
まずは出欠アンケートで150名以上の参加者が見込めた時点で、具体的に動き出す流れになります。
【地方ゴー宣道場開催までのプロセス(案280718)】
1. 8月6日までに、各地方ごとに150名の参加希望を募る。
2.8月7日第2回関西ゴー宣道場の終了後、小林よしのり代表師範に150名の参加見込みがある地方のゴー宣道場開催を直訴する。
3. 地方ゴー宣道場の「具体的な場所(道府県)」と「開催時期(予定)」を小林よしのり代表師範のご意向を伺う。
4. 参加希望者の中から地方設営隊及び設営隊長を募集する。
5. 地方設営隊で会場探しを行う。
(ここまでは私もアドバイザーで参加致します)
6. 小林よしのり代表師範に、会場候補地・設営隊(15名以上)・設営隊長(相応しい人)を報告し、最終決裁を頂く。
7. 地方ゴー宣道場の開催が決定。日時と場所が発表される。
《質問③》
日程も場所も決まっていない現段階で「参加します」とは答えづらいです。
(回答③)
出欠アンケートには、3つの選択肢がございます。
「○」・・・参加を希望する
「△」・・・参加を検討する
「×」・・・参加はできない
この中から、【「△」・・・参加を検討する】で回答頂ければ有り難いです!
まずは、各地方ごと150名分の「○」と「△」を集めたいです。
《質問④》
関東地方在住だから、地方ゴー宣道場は地方在住の人に譲るべきでしょうか?
(回答④)
いいえ、それは違うと思います。
むしろ地方ゴー宣道場には、その地方以外の人にもたくさん参加して頂きたいです。
たとえば昨年11月8日の関西ゴー宣道場でも関東から駆けつけてくださった方がおられました。本当に有り難かったです。
第2部の開始直後、笹師範から「関東から来られた方は挙手してください」と言われて手を挙げられた方には、会場中からあたたかい拍手が鳴りました。それが証拠です。
私自身は関西在住の者ですが、関西以外の地方ゴー宣道場が実現したら、是非とも参加したいと考えております☆
《私からのお願い》
正直に言います。現時点で150名以上の参加表明者を集めた地方はございません。
だから皆様。【地方ゴー宣道場・出欠アンケート】にお力添え頂けないでしょうか?
『公民主義に至るゴー宣道場全国化の意義 』というのはけして小さくないと確信しています。
「ゴー宣道場」が持つ意味がますます大きくなっている中、さらに拡大していく時期は今しかないと思っています。
どうか、お力を貸してください!!よろしくお願い申し上げます。
《地方ゴー宣道場・出欠アンケート用メールアドレス》
chiho.gosen.dojo@gmail.com
投稿に間に合わなかった…。
これから二週間待たねばならぬかと思うと無念。
もくれん先生のブログを拝見しました。
私としては是非とも「ポケモンGO」を日本「以外で」バンバン流行らせて、そして日本「だけ」配信しないようにして頂きたいと思う所存です。どこの国だったか、レアモンスターに群がる連中はゾンビにしか見えませんでした。別のゲームになってるやん。
>>148
ボンさん、どうもありがとうございます♪
(^o^)/
本物は…7月の道場では、右側の一番後ろの席で参加させて頂きました。ボールペンを忘れて一度会場を出たりして。あっ、サイン入りの民主主義という病い君をゲット致しました☆☆☆
関西ゴー宣道場へも、また申し込ませて頂きました。
(*^-^*)
鳥越俊太郎が政策について何も語れないと知り、野党の支持受けている人が?と不思議に思っていた矢先、巣鴨での演説会の動画を見つけました。
巣鴨とげぬき地蔵演説会? 鳥越俊太郎 (3:11)
https://www.youtube.com/watch?v=avssfbigjnU
・・・鳥越さんは何しに来たのでしょう。というかもう候補者じゃなくて司会者です。
本当にヒドイ。それしか浮かびません。
いつも楽しく拝読しています。
バングラデシュのテロは、英霊が遺してくれた遺産を、私たちが食い潰した結果、招いたものと、気づかされました。
グローバルおじさん、ネーミングは可愛いし、読ませて頂く身なら楽しいですが、実際は迷惑が過ぎるだろうとも思いました。
コロコロアニキは、大きな書店で結局、店員さんに探して貰いました。おぼっちゃまくんは勿論、しんぼ先生のロッキーも懐かしくなりました。
ちなみに、茶魔が雨水をゴクゴク飲む姿が、私は最も気に入りました。
今週も、配信ありがとうございます。
配信、ありがとうございます。
バングラデシュでのテロ事件、日本でも連日の様に報道されましたね。
安倍晋三の酷さは、もはや存命中に償いきれるものではない。国民を無視して政策をやりたい放題。
手塚治虫の火の鳥の漫画の中である人間に近い形をした鳥と結婚した男、その男がその鳥たちに無差別虐殺やった様なまさにやりたい放題、狂気の勢いで安倍晋三が何もかもやってしまっている、そんなイメージがあります。
バングラデシュはイスラム系の人が多いので、しばらくはバングラデシュへの旅行を控えた方がいいでしょうね。
フランスもトルコも気軽に旅行できない時代が来るとは、本当に夢にも思わなかった事です。
イラク戦争の遠因があるのは明白ですが、彼ら日本の政治家や保守の方たち謝る事を知らないのだから人としての大切な心が欠如しているとしか言いようがありません。
このまま時が過ぎれば忘れてくれる…、そんな甘い考えは通用する訳がないのに。
本当に日本の政治家は何を考えているのか全く分からない。
『誰が首相になっても皆同じ事をやってしまう。俺がやる方がマシな結果になる』
こんな事を考えているのかと思えてしまう。
そして、自分の圧倒的な酷さを正当化している、こんな風に見て取れます。
木蘭先生、大丈夫かい? ぐっすり眠れたかい?
よしよし、よしよし。
嘗て安倍首相の病気で擁護していた右派が、今度は鳥越の癌の病み上がりで攻撃しています。
そしてまた、左派が嘗て安倍の事で責めていた筈が今度は鳥越の擁護に回っているのです。
これぞ腐った民主主義ですよ。
今日配信のジャーナリストもくれんさんの記事が楽しみ。ワクワク。
同じ主題の堤未果さんのアメリカシリーズは読むのが辛すぎて・・・。