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「『安保法制』わしが安倍首相の説明を丁寧に論破します」小林よしのりライジング号外
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「『安保法制』わしが安倍首相の説明を丁寧に論破します」小林よしのりライジング号外

2015-07-11 16:15
  • 88
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(号外 2015.7.11発行)

ゴーマニズム宣言
「わしが安倍首相の説明を丁寧に論破します」

 安倍晋三が「お仲間」に囲まれてチヤホヤしてもらえる場所でしか話ができないヘタレであることは十分わかっていたつもりだったが、それにしても、国の行方を左右する大問題である安保法制について、国民に対する説明の場として選んだのがニコニコ生放送のネット番組、しかも「自民党公式チャンネル」という完全に内輪の席とは、あまりにもふざけきっている。
 放送は5回行われたが、視聴者数は毎回1万人程度しかなく、ほとんど自民党に動員されたネットサポーターやネトウヨだけだったようだ。
 こんなのはさすがにわしも見ていないが、中にはご苦労さまにも批判精神をもって視聴して、その内容をネットニュースなどに書いてくれる人がいるので、その放送が「お仲間」以外には一切通用しない、馬鹿げたものだったことはわかる。

 安倍が「お仲間」にしかモノを言えないのは活字媒体でも全く同じで、安倍は「お仲間」しか読んでいない雑誌「WiLL」の8月号に「『平和安全法制』私が丁寧にわかり易くご説明します」というタイトルの寄稿をしている。
 そもそも「平和安全法制」なんて名称がゴマカシでわかり難いのに、その名を掲げながら「わかり易くご説明」も何もあったものではない。
 その内容は、安倍がニコ生でしゃべったこととほぼ同じである。破綻しきった同じことを、「お仲間」に向けて繰り返し言い続けるしかないのである。

 今回はこの「WiLL」に載った詭弁を徹底批判しよう。
 簡潔にするため、安倍の主張を要約して茶色で示し、それを順次批判するという形式にする(なお、安倍は「平和安全法制」という名称を使っているが、ここでは安倍の発言の要約も「安保法制」で統一する)。

「いま安保法制が必要である理由は、わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増しているからです。」
 いつも必ず最初にこれを言う。
 まず、日本が存在の危機にさらされているかのように言って、脅しつけることから始めるのだ。
 本当に危機があるのなら仕方がないが、もしありもしない危機を煽っていたら、それはカルトの洗脳の手法と全く同じである。オウム真理教もそうだったが、最終戦争だの天変地異だのと、世界が存在の危機にさらされているかのように煽り、脅しつけ、恐怖心を植え付けて洗脳、支配するというのはカルトの常套手段なのだ。
 それゆえに、本当に現在、日本はそこまでの危機に直面しているのかという検証は必要不可欠である。

「北朝鮮の弾道ミサイル、核開発の脅威は深刻です。」
 現行の安保条約のままでも、北朝鮮のミサイルが日本に飛んできたら、それは基地を置いている米軍に対する攻撃と同じとみなし、米軍が北朝鮮を攻撃することになっている。 
 もし米軍が出動しなければ日米同盟は崩壊するし、当然ながら日本は純然たる個別的自衛権を行使して、北朝鮮と戦うしかあるまい。それが国家存続の自然権である。
 そもそも、弾道ミサイルの一番の脅威は原発を狙われることであり、その脅威は尖閣諸島や南沙諸島に中国の覇権が伸長することの比ではない。
 若狭湾の原発銀座に弾道ミサイルが数発落ち、青森の六ヶ所村に数発落ちれば、日本は直ちに国家の存立危機を迎える。これを一切考慮しない安保法制など、平和ボケのお花畑の思考に過ぎない。

「中国による尖閣諸島の領海侵犯などは連日のように繰り返され、中国の国防費は過去10年で3.6倍に増えています。」
 中国が怖いから集団的自衛権、というのが自称保守の全員一致の意見なのだが、これも本質的に個別的自衛権の問題である。
 そもそも日米安保条約に基づいて米軍が日本を防衛するために出動するには米国議会の承認が必要なのだが、尖閣のようなちっぽけな無人島を守るために中国と戦争することを、米国議会が承認するわけがない。
 米国は中国とは決して戦争はしない!
 中国が脅威なら、自力で守るしかないのだ!

「自衛隊機のスクランブル回数は、10年前に比べて実に7倍に増加しています。」
 
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他78件のコメントを表示
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 SPA!時代のオウムと仲良しな編集者ですら、よしりん企画の住所など教えなかったと思いますけど・・・。
 きっと篠田編集長はプロ編集者としての立場以前に、イデオロギーに脳みそを占拠されて、同じ運動仲間に友達の住所電話番号をしゃべるようなつもりで教えてしまったのでしょう。
 そういえば薬害エイズの「支える会」の事務局もあっさりと漏えいしてましたね。
 プロ意識が欠如した雑誌なんてプロパガンダやアジビラと大差はないわけで、小林先生の作品がそういう自己満足と対極の存在であったからこそ、私のような阿呆な人間でも惹きつけられ続けたのだと思います。
 意見であると同時に、一般の消費者の厳しい審美眼に耐えうる作品であると思える心の余裕を大事にしたいです。
50ヶ月前
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遅ればせながら号外発信ありがとうございます。
「後方支援も、部隊の安全が確保できない場所で活動を行うことはなく、万が一危険が生じた場合には、現場の部隊長の判断で直ちに活動を休止・避難することになっています。」・・・って、この一文だけで安倍の脳ミソがウ○コで出来ていることが解りますね。つまり前線にいる米兵を見捨てて自分たちだけ逃げると言う事でしょ?さすが日本国のために死ねない総理だけあって言う事が違いますなぁ。どこまで日本国を辱める気なのか。しかし、あのウ○コ脳総理は自衛隊の最高司令官でもあるわけで、そんな命令を出されたら、笹さんのおっしゃるようにたとえ奇跡的に撤退できたとしても、自衛隊員の皆さんは一生屈辱にまみれて生きていかなくてはならなくなってしまう。超弩級に愚かな総理が率いる国の一国民として本当に恥ずかしいです。あのバカ者を止める大人は自民党にはいないのでしょうか?
50ヶ月前
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このヤバすぎな状況に居ても立ってもいられず初コメント申し上げます。温かい目で御願い申し上げます。
無料配信より、今回の号外を読んだ野党議員サンがそのままアンチョコにして国会で自民党に詰問してくれればいいんですけどね。
漫画家の受け売りじゃないか。このネトコバが
!だなんて言われたって怯むことはないでしょう。我々ライジング読者達がついてるじゃないですか。いくら籠絡されてるとはいえ、メディアだって報道しないわけにはいかないでしょう。不支持の方が上回ったようだし、安部総理のぺてん師ぶりを全国津々浦々にまで。
強行採決は必至だとしても、決して安部政権を無傷のままにしてはいけないです。果たして、そんな骨のある議員サンが誰もいなければ、もうお先真っ暗
じゃないですか。
50ヶ月前
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号外配信ありがとうございます。
アホな私にもよく理解できるよう、本当にわかりやすく書いてくださって感謝いたします。
どれだけの反応があるかわかりませんが、友人に紹介します。
50ヶ月前
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よしりん先生の「弁護士ドットコム」のインタビュー記事、拝読しました。
共同体の崩壊とネトウヨ政権の暴走はリンクしてるという指摘はその通りだと思います。
面と向かって議論することを避け、ネット情報の受け売りだけで今の自民党政権は動いていますね。
私も仕事上の付き合いがある友人や仲間と直接顔を見て、色々語り合ったり時には直接苦言を呈したり批判したりしながら、落ち込んだり喜んだり、勉強になったりしています。
まともな庶民にとって情報と知恵のバランス感覚は大事ですね。それを表現者であるよしりん先生がきちんと備えてらっしゃることはとても心強いです。表現者にとって常識的なバランスが勝ってしまうと、非常識なことがやれないのではないのではと思われがちですが、バランス感覚を踏まえた上であえてそこを自力で突き抜ける試みは必要なのかもしれません。
よしりん先生の『戦争論』シリーズとか。
50ヶ月前
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法案賛成派の中には国会周辺でデモを行った学生達を称賛した教員に対し「もし学生がテロリストの活動として運動しても同じコメントだすのかな?このキモいおっさん」とまるで政権に対するデモがテロと同レベルだと言ってるかのようなコメントもありましたが、これは天安門で学生達を弾圧した中国の役人と同じ発想なのでは無いでしょうか?
50ヶ月前
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号外配信ありがとうございます。現在操縦士を目指しながら日々、仕事をしながら勉強をしながら過ごす者です。
職場でも安保法案についての話が出ます。しかし、割合的に法案に対し賛成の意見、というか盲信に近いように感じる意見が多いと感じます。
私はFacebookもやっておりますが、その中での意見もなんとなく、右翼、いやウヨク的な意見を発し一瞬の快楽に興じているだけのようなものちらほら。あくまでも私の主観ではありますが。
よしりん先生の作品や号外を読んで、この法案が対米追従であり、自衛隊を犬死にさせることを良しとするものであるとの認識を確たるものとしました。
この号外を見て、現総理大臣がいかにあべこべなことをいうリーダーであるということを再認識しました。
私は、よしりん先生がいつもおっしゃられているように、等身大の自分、自分に与えられた現場(課題)を守りつつ、その中で発展しつつ、国民として、歴史を継承していく者として日々を過ごしていきたいです。
今後とも、素晴らしい、知的エンターテイメントを作っていただきますようお願い申し上げます。
お体に気を付けて!
50ヶ月前
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安倍首相の言うことも、ヒゲの隊長が動画で言っていたことも、菅官房長官が言うことも、自民党が言うことも全て同じです。
彼らは公の場では今回のゴー宣で書かれているプラスアルファ程度の内容しか、話してないですね。
かなり長い期間があったのにもかかわらずです。

これが今の安保法制に賛成するために党が総力上げて考えた最大限の精一杯の言葉なのだと思います。これ以上は何もない。

そしてそれですら簡単に論破できるレベルの代物。
だから自民党の議員は反論されるような場所には出て来れない。

そんな法案を強制採決してしまう国・・・最悪です。

ただ小林先生を呼ぼうとした集団もあったようですし、おそらく自民党内にもある程度、というか結構多く安保法制には反対している議員がいるのではないかと思います。
だってまともな知能を持ってる人が少し考えれば、おかしいと思うレベルのものですから。
さすがにそこまで議員の知能劣化が本気で進んでいるとは思いたくはありません。

もしそうだとすれば、それを抑えているのが党の力ですね。
高森先生が書いてくれているように、自民党の支持率はどんどん落ちています。

この勢いで安倍首相さえ失脚させれば、流れは一気に変わるかもしれない。
忘れっぽく、すぐニヒリズムに浸る日本人が、今の気持ちを忘れずに次の選挙で自民党に入れない、ということをちゃんとやってくれれば、日本はまだ戻ることができると希望を持ちたいです。
50ヶ月前
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>>90
同感だが、日本人はアメリカの犬が多すぎるから難しいかも?
48ヶ月前
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>>91
反論がないとこからして俺の勝ちだな!
48ヶ月前
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