ハックルベリーに会いに行く
人間は何のために生まれてきたのか?
その端的な答えの一つは「土を運ぶため」というものだが、副次的なものとして「頭を使う」ということがある。なぜなら土を運ぶためには頭を使うことが不可欠だからだ。そうして、より良く土を運ぶため、頭は良い方が良い。これが人間の動かしがたい在り方になった。
そこで人間は頭の良さを目指し始めたが、問題が生じた。それは、頭を使い過ぎると体が動かなくなるということだ。いわゆる頭でっかちになって、すぐにいろんな失敗をするようになった。
おかげで以降、人間は「頭と体の統合」ということが種に課せられた宿命となった。この矛盾した命題を解くことが、人間にとっての呪いであり祝いだ。「呪い」というのは、それを為すのが難しいから多くの人が失敗することである。「祝い」というのは、希に成功したとき、とても嬉しいことである。
実は、この嬉しさこそ「幸せ」の正体でもある。人間は矛盾する