• このエントリーをはてなブックマークに追加
【自然災害メモリアル】第038回:立山中高年大量遭難事故(1989)の日 [防災]天気急変
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【自然災害メモリアル】第038回:立山中高年大量遭難事故(1989)の日 [防災]天気急変

2018-10-08 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    10月08日は
    立山中高年大量遭難事故から29年です。

    この災害、当時天気予報では大荒れする予報であった為、
    そもそも行かないのが正解なのかもしれませんが、早朝は非常に天気が良く、
    快晴だったために登山客一行が油断し、出発後から天気急変して吹雪に見舞われ遭難しました。
    死者は8人、そのおおくが低体温症によるものです。


    今回は、
    「天気急変」をテーマにお伝えしていきます。

    よく、山の天気は変わりやすい、海辺の天気は変わりやすい
    という言葉を耳にすると思いますが、いまでは大気の状態が不安定ならどこでも起こりえます。
    確かに山間部はその傾向が強いので、言葉は決して間違いではありません。

    ただし最近は、平野部でもその可能性を秘めている以上他人事にはできません。
    地震程突然というわけではないので、ある程度察知はできます。

    基本的な事にはなりますが、
    ・空で雷鳴を聞いた
     →発達した積乱雲が近づいています。屋外は危険ですのですぐ屋内へ避難
    ・急に寒くなってきた
     →大雨の兆候です。冷たい寒気のする風が吹けば傘がなければ即退避です。
    ・そもそも天気予報で大気の状態が非常に不安定というワード
     →海水浴場など、人が殺到する場所では雷鳴を聞いて一斉に逃げ出すなどして、
      軽い騒然とした状態になり、パニックを引き起こすことがあります。屋根に人が殺到してしまい
      思わぬトラブルや落雷に巻き込まれることもあります。
      こんな予報が出ていたら、思い付きで海水浴に行くのは避けましょう。

    これらが天気急変のサインです。
    少し応用になると、
    川沿いは雨が降っていなくても突然川が増水することがあります。
    "山の方で明らかな分厚い雲がかかっていた"らそこが晴れていても退避した方がいいです。
    スマートフォンなどで、河川の上流側に注目し、赤レーダーになっていたりしたら
    キャンプなどしていれば即時に中断して逃げないと急流に巻き込まれる可能性もあります。

    一番いいのは、自分のいる地域周辺をこまめに雨レーダー等で確認すると良いです。
    気象庁はレーダーナウがあり、ウェザーニュースなどでは現在地周辺の
    天気急変をお知らせしてくれます。予報は空振りも多々ありますが、
    確認する癖をつける上では、空振りでも全然良いので身を守る術の一つを身につけてください。


    尚、私が実体験した去年の板橋区~豊島区で発生した雹は
    まず雷が雨降っていない状態から尋常じゃない数鳴っていました。
    雹の襲来目安は、落雷の回数で判断するといいかもしれません。
    また、雹が発生する条件は竜巻とにているため、竜巻注意情報の付加事項として発表されます。
    雹が降ることはすなわち竜巻などの激しい突風を伴うことがあるので、
    稲光が視界に何度も入るようなら雨が降らないうちに全力で逃げてください。
    私はこの異常事態を把握したおかげで、大急ぎでコンビニに買い物して目的地を目指しました。
    セブンイレブンの人に驚かれましたが、びしょ濡れは回避できました・・・。
    天気急変は、「明らかにやばい」と思ったら6割は当たるので自分の感覚も大事です。
    屋内だとその感覚が鈍くなりますので、屋内では天気情報をネットでこまめにつけると良いです。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。