閉じる
閉じる
×
どうも、
管理者のNDです。
3月3日は
昭和三陸地震(1933)から86年です。
有名な震災の一つですので、大まかな概要は今回ここからは省きます。
M8.1という巨大な規模で、死者は1522人を数える大被害となりました。
岩手県大船渡市では30m近い津波を記録しています。
この昭和三陸地震は、タイミング的に最悪な状況で起きたという当時の状況もあります。
まず、この1933年前後は昭和恐慌で大不況な状態が続いている状態であり、
更に前年から東北は冷害にも追われていた時にこのような追い討ちとなる自然災害になりました。
大津波は海岸にうちつけた他、地震時に鳴動音たるものを聞いたという目撃情報も相次いでいます。
この現象は、岩盤破壊による音が原因ではないかとされ、遠雷・砲撃のような音といった証言が
多数存在しています。海岸などに行くと時々風が強い日などは遠くの方でかすかに何か聞こえる
遠鳴りのような現象がたまに聞こえることがありますが、それを鈍く強くした音というのが
なんとなくイメージできます。同様の事象は他の地震でも観測例はあるようです。
また、この地震によってほかの地震活動が誘発された可能性もあるとして割と長期的かつ
広域で被害をもたらしたものとも言えます。特に秋田県では群発地震が多発し、
花輪・尾去沢群発地震では、11月20日に鉱山のダムが損壊し下流の町が壊滅的な被害を受け、
集落100名が死傷する事態にもなっています。
同じような群発地震は、秋田県の鹿角郡以外にも、岩手や宮城でも起きており、
東北にとってこの災害は、地震の前後さえも最悪が重なる悲劇的で苦痛でしかない
期間であったのではないかと思います。
今回は、
「地震の再来を恐れないで」をテーマにお伝えします。
最近は熊本地震や東日本大震災などといったものを例に、より強くなる地震や
同じ程度、または一回り小さいほどの地震が多発することが時々あります。
一応、地震は一度起きると徐々に弱まっていくのが9割程度です。
沖合の地震だと、この明治三陸→昭和三陸の流れのように何十年とスパンをおいてから
やってくることもありますので、最早いつやってくるのかは判別は困難です。
熊本地震のように2日後に来るケースも前例が東日本と被っていますが、
実際には、今市地震のように9分後とわずかな時間間隔で来ることもあります。
なので、結果的には地震が短期間で被ろうが長期間来なかろうが、再来に恐怖をすることは
心身的にもリラックスできない、厄介な要素だとは思います。
地震の再来については、まず第一に考えないことを前提として良いと思います。
再来を心配する場合は、まず最初の1週間は大事ですが、その後はほとんどの場合は
大きな地震が来ることはあまりありません。新潟県中越地震のように元々地震活動が活発な
ケースの場合は、最初の一週間の地震活動の強さで見ると良いでしょう。
余震活動の活発さに関しては、割とその後に地震がどこまで続くか比較的わかりやすい水準に
なります。完全な相関とは言えませんが、傾向は多少なりありますので
逆に地震が収まってきているのであれば、また突然にやってくるかもしれない強い地震を
必要以上に恐れることはありません。
上記に挙げた地震以外は、基本的に強い地震が再来したものは少なく、
挙げるとするなら北伊豆地震と福岡県西方沖地震ぐらいです。
北伊豆地震は、群発地震からの本震、福岡西方は、1ヶ月後に5強が起きています。
気象庁が、よく「一週間程度は同程度の地震に注意」と防災上の注意を促しますが、
発生する確率は総合的に1~2割です。沖合の地震の方が規模的に近いクラスの地震が、
内陸では震度的に一回り小さい又は同程度のクラスが起きることがあります。
どうしても再来を恐れるのであれば、速いうちに自宅に対して地震への安全性をあげることが
不安要素を和らげる近道になると思います。大地震で損壊した箇所をどのようにして
早く復帰できるか、まずはそこが重要な要素になるでしょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
3月3日は
昭和三陸地震(1933)から86年です。
有名な震災の一つですので、大まかな概要は今回ここからは省きます。
M8.1という巨大な規模で、死者は1522人を数える大被害となりました。
岩手県大船渡市では30m近い津波を記録しています。
この昭和三陸地震は、タイミング的に最悪な状況で起きたという当時の状況もあります。
まず、この1933年前後は昭和恐慌で大不況な状態が続いている状態であり、
更に前年から東北は冷害にも追われていた時にこのような追い討ちとなる自然災害になりました。
大津波は海岸にうちつけた他、地震時に鳴動音たるものを聞いたという目撃情報も相次いでいます。
この現象は、岩盤破壊による音が原因ではないかとされ、遠雷・砲撃のような音といった証言が
多数存在しています。海岸などに行くと時々風が強い日などは遠くの方でかすかに何か聞こえる
遠鳴りのような現象がたまに聞こえることがありますが、それを鈍く強くした音というのが
なんとなくイメージできます。同様の事象は他の地震でも観測例はあるようです。
また、この地震によってほかの地震活動が誘発された可能性もあるとして割と長期的かつ
広域で被害をもたらしたものとも言えます。特に秋田県では群発地震が多発し、
花輪・尾去沢群発地震では、11月20日に鉱山のダムが損壊し下流の町が壊滅的な被害を受け、
集落100名が死傷する事態にもなっています。
同じような群発地震は、秋田県の鹿角郡以外にも、岩手や宮城でも起きており、
東北にとってこの災害は、地震の前後さえも最悪が重なる悲劇的で苦痛でしかない
期間であったのではないかと思います。
今回は、
「地震の再来を恐れないで」をテーマにお伝えします。
最近は熊本地震や東日本大震災などといったものを例に、より強くなる地震や
同じ程度、または一回り小さいほどの地震が多発することが時々あります。
一応、地震は一度起きると徐々に弱まっていくのが9割程度です。
沖合の地震だと、この明治三陸→昭和三陸の流れのように何十年とスパンをおいてから
やってくることもありますので、最早いつやってくるのかは判別は困難です。
熊本地震のように2日後に来るケースも前例が東日本と被っていますが、
実際には、今市地震のように9分後とわずかな時間間隔で来ることもあります。
なので、結果的には地震が短期間で被ろうが長期間来なかろうが、再来に恐怖をすることは
心身的にもリラックスできない、厄介な要素だとは思います。
地震の再来については、まず第一に考えないことを前提として良いと思います。
再来を心配する場合は、まず最初の1週間は大事ですが、その後はほとんどの場合は
大きな地震が来ることはあまりありません。新潟県中越地震のように元々地震活動が活発な
ケースの場合は、最初の一週間の地震活動の強さで見ると良いでしょう。
余震活動の活発さに関しては、割とその後に地震がどこまで続くか比較的わかりやすい水準に
なります。完全な相関とは言えませんが、傾向は多少なりありますので
逆に地震が収まってきているのであれば、また突然にやってくるかもしれない強い地震を
必要以上に恐れることはありません。
上記に挙げた地震以外は、基本的に強い地震が再来したものは少なく、
挙げるとするなら北伊豆地震と福岡県西方沖地震ぐらいです。
北伊豆地震は、群発地震からの本震、福岡西方は、1ヶ月後に5強が起きています。
気象庁が、よく「一週間程度は同程度の地震に注意」と防災上の注意を促しますが、
発生する確率は総合的に1~2割です。沖合の地震の方が規模的に近いクラスの地震が、
内陸では震度的に一回り小さい又は同程度のクラスが起きることがあります。
どうしても再来を恐れるのであれば、速いうちに自宅に対して地震への安全性をあげることが
不安要素を和らげる近道になると思います。大地震で損壊した箇所をどのようにして
早く復帰できるか、まずはそこが重要な要素になるでしょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。