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【自然災害メモリアル】第317回:貞観地震(869)の日 [防災]日常において、地震はどれぐらい身構えておく?
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【自然災害メモリアル】第317回:貞観地震(869)の日 [防災]日常において、地震はどれぐらい身構えておく?

2019-07-13 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    07月13日は、
    貞観地震(869)から1150年です。

    今から1150年も前となると、まだひらがななんていうのも存在していなかった時代です。
    そんなころにも無慈悲に襲ってきたのは、この貞観地震です。
    れっきとした三陸沖の巨大地震で、直近の東日本大震災とほぼ同規模ではなかったかと
    指摘する研究者もいます。実際に少なくともM8.3以上の規模はあると推定されています。

    ほとんどどんな被害になったのかは書かれていませんが、
    死者は当時の少ない人口にもかかわらず、なんと1000人以上が死者として数えられたという
    記録が残されています。まったくもって、絶望的な話です。

    東日本大震災は、これの再来と位置付けられてもいます。

    今回は、
    「日常において、地震はどれぐらい身構えておく?」をテーマにお伝えします。

    昨今では、すでに地震発生の周期を超えていて、いつ発生してもおかしくないから
    地震には十分警戒せよ!など、半ば防災グッズを強引に買おう的なポジションに
    なっている胡散臭いマーケティングをする怪しげなブログや、動画さえも存在しますが、
    騙されてはもちろんいけません。

    このブロマガを見ているということは、少なからず地震にはそれなりに関心を持って
    接しているものだと思いますが、それまでの無意識だった自分を思い出してください。

    正直に言って、ここまで平穏無事に暮らせてきているはずです。
    生活の事情はともあれ、あなたが自然災害に遭われて明日大地に殺されることもなく、
    日本人は過ごしています。

    正直、日本人でも圧倒的に自然災害を気にするよりも、交通事故の方が
    明日は我が身と思って行動しなければならないぐらい、日常的に起きています。

    つまり、少なくとも交通事故を懸念する意識や構え方よりは、
    全然緩くしていて良いということです。
    もっと言うと、食中毒のO157に用心して食事を毎日食べていますか?
    多分ほとんどの場合、日本は安全第一の構造で安心して食べている人が殆どです。

    命に危険が直ちに及ぶほどの地震というのは、それよりも低い確率です。身構えとしては、
    実は相当気にしなくていい部類になっています。
    ちなみにですが、日常起きている地震は配慮しなくて良いです。
    悪く言ってしまうと、大地震と普段から起きる地震は別物と見るぐらいの意識や心構えの方が
    意識しすぎている人たちには、丁度良いと思います。

    あまりに地震に対して過剰に心配し過ぎても良いことはありません。
    日常からできる防災を一定量したら、来た時のシミュレーションを数ヶ月~年に1回ぐらいの
    ペースでやってみて、いずれ来ると言われながらも来ないまま数十年経っている、
    想定地震に備えてみて下さい。それぐらいでも十分にあなたの防災力は身に着くものなのです。



    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は愛知県で発生した、犬山豪雨(2017)を紹介します。
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