STAY HOME延期or終了?という訳で如何ですか皆さん、生活変化がもたらすあらゆる変化の湯加減は?僕なんか元々インドア派じゃなかったんで、自分でも実感できないほどの変化を起こしている筈なんですが、まだちゃんと客観視できていない、、、というか、とりあえず地上波が、革命に再放送はないというのに、「再放送」というコンテンツに舵を切った事によって、吉田羊の全盛期の事を考えたり、4回改名して出家までした保坂尚希の人生について考え込んだり、返す刀で道端3姉妹の事を改めて噛み締めたり、膨大な無駄としか言えない時間を割いていることに我がことながら愕然としている訳ですが(「それってポシュレとカイモノラボの事だろ!あれはコロナ前からずっと再放送だよ!!というツッコミは無用です。だって、もっともっと他のことまで思い出して考えてるんだもん)、そんなことしてる暇があったらブロマガのコンテンツ増やせよ!と自分で
ビュロ菊だより
<菊地成孔の日記 2020年5月13日午前5時35分記す>
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
コメント
コメントを書く>>18
僕の大昔の話になるのですが、20歳くらいの頃に対位法を習得しようと思ったことがあります。高校生のころにはギターを弾いていて、ジャズのバークリー式のコードの読みかたと音については習得していたので対位法も身に着けたら最強だろう!と思ってやってみたのですが、そのパズル性に投げ出してしまいました……たんに頭のみそと我慢が足りなかっただけ、なんですが(笑)。ブルースはその微分音の動きとブルーノートが、厳格なパズル性を持つ対位法とバッティングするのだろうと理解しています。と共に、その両方を両親に持つジャズのベースがウォーキングすることに、菊地さんの仰られたことの説得力を感じています。
じつは僕は偶然にもここ2,3日ほど「いまビートルズを聴いているんだよね」という時期に来ておりまして、ラバーソウルも聴いていました。このアルバムでは『ミッシェル』が好き、というよくある話なのですが、いただいたお返事を拝読してから聴き直し、こういう曲だからこそ、マッカートニーが古典的な対位法のセンスを実勢していたことが良くわかりました。色々な演奏家への見方が変わる毎日で楽しいです!
坂本さんの曲をきちんと分析できる、という能力はいまだに僕にはないのですが、何年か前に身内でやるゲームのBGMに使うのに『エナジーフロー』のコード進行を応用して、DTMでピアノ曲を作るということをしたことがあります。『エナジーフロー』はピアノ独奏曲であり、クリシェも使用されているという点があっても、そのコード進行の連なりが滑らかで滑らかでぶったまげたことがあります(と共に、ピアノ一台でオーケストラの曲を作る、オーケストラの曲をピアノ独奏曲に変換する、という力も(この曲は初めから独奏曲なのに)感じまくりました)(話がすこしそれますが、モードジャズに関しては、たしか『花と水』のときだと記憶しておるのですが、菊地さんが南さんに「コードを置くように演奏してほしい」というオーダーを出した、ということを書かれていて、あの一文で僕はモードジャズへの理解を感覚的に深めました。『花と水』、そして『カインド・オブ・ブルー』はもちろん、モードではないにせよ、エヴァンスとベイカーがやった『アローントゥギャザー』を改めて聴いて、連ねるのではなくて、コードを置くってこういうことかぁ!とすごく身にしたんです。コードは連ねるだけが利用法ではないのだ、というか)
いただいたお返事の、坂本さんやODさんのお話、そしてYMOにおける細野さんの存在の大きさ(逆説的に、坂本さんの大きさ)、音楽の実践においてどのような形にせよその人のセンスと勉学が各々の身体性の違いのごとく実在する、お話を拝読して、菊地さんがバンドを作るさいに、クラシック側の人とジャズ側の人の両人を集められる意味がより理解できました(間違っていたら独りよがりで申し訳ないのですが……)。
菊地さんの音楽のお話に、ものすごく脳を刺激されます。ありがとうございます。
.
>>19
有難うございます。さて、親御さんとの御関係にも寄りますが、以下からお選びください。
1) うるせえ!いちいちテレビに振り回されてんじゃねえ!てめえらみてえな無能な一般人は全員コロナで死ね!そんなの時間かかってしょうがねえから今オレが殺してやるわ!(台所に行って包丁を持ってくる)そんぐらいうぜえんだよ!!馬鹿はお前らなんだよ馬鹿ども!!
あ、一個だけでした笑。すみません笑
>>20
いえいえ、大変理解の深いコメントで嬉しいです。「ミッシェル」は、Fmの曲で、冒頭がF7、すなわち二次ケーデンスのI7ですよね?あれ凄いですね。あれこそクラシックです。「インマイライフ」の「パッシングディミニッシュからの転回形」とか、マッカートニーが楽譜読めないというのは、「音楽は教育じゃない。感性である」という、凡才が言うと恥ずかしいクリシェでも、マッカートニーのような真の天才が言うなら納得。と言う感じです。
コードが密集して、織物のように、流体のように流れ続ける。と言うのは、言い換えればヨーロッパの強迫観念です。クールと言う概念は、どうせ何がしかの強迫観念からは逃れられないんだ人間は、と言う立場を前提に、強迫的である部分を、可能な限り外して、冷たくあしらうことであって、ジャズは、モードジャズでなく、トーナリティーが高いものでさえ、コードはポツンポツンと置いてゆきますよね。
エナジーフローは、と言うか坂本龍一の曲は、和声の建築感が半端なく、かつ居心地も良いのでクールだと思います。しかし、その大坂本でさえ、アコピを弾くと、ものすげえロマンチックに揺れるし笑、表情もセックスしてるみたいになるので笑、やあっぱ出目は出目だよなあ、と思います。小田朋美さんと「花と水」をやった時、4小節おきに、タイムがたっぷり溜まるので「クリック聞いてるつもりでやってください」と言ったことがあります。渋谷慶一郎さんとやった時も、ロマンチックな曲は死ぬほどやりずらかったです笑。「なんで周期的にスローモーションになってセックスする顔になるの?笑」といつも思ってます。グルーヴの定義は「どんなに遅くなっても溶けない」と言うことがあると思います。クラシックの人はバラーがみんなとろとろになっちゃって、「物凄くゆっくり踊る」と言うことが出来ないです。
僕がバンドに芸大クラシックと(象徴的に)バークリージャズを一緒に入れるのは、常にカルチャーショックが起こって、彼らがいつでも、10年以上経ってもフレッシュな気持ちになるからです。フレッシュでいる限り、人間は自滅しません。
『サイケな世界〜スターが語る幻覚体験』という奇天烈なコンテンツがネットフリックスで公開中、でもって無料お試し期間(もう何度目かの)で観ましたが、これはスゴい。スティングがペヨーテ語ってバッドトリップこそに存在意義がある!と視聴者を教育する…。などなどキクチセンセに最適な内容が展開していて…。亡くなる前のキャリー・フィッシャーが喜々として(変換違いにあらず)自分のドラッグ体験を追憶するシーン、ジョージハリスンが一瞬だけ古いインタビュー映像からの引用する、などなど。何らかのカタチで是非観ていただいて感想をお聞きできたらと。
リンクって認められてるのかな…? https://www.netflix.com/jp/title/80231917
はじめまして!
ずっと菊地さんについてちゃんと知ろうと思いながらだらだら過ごしていて、昨日偶然youtubeのブロマガ紹介動画を見たところ案の定がっつりと客心理を持っていかれてしまったのでこれを機にブロマガ登録しました。好きなタイミングで入退会をといっていましたが、おそらくめんどくさがりなので入会しっぱなしになるでしょう。悔しいので元を取ってやろうって気持ちでこれから更新されていくコンテンツはもちろん、過去コンテンツまでさかのぼって勉強させてもらいます。
>>22
『ミッシェル』の歌が始まる最初のF7、「これなんだろう、借用したのかな?でも△7じゃないしなぁ」と思ったのですが、イントロの最後のコードとAメロの最後の流れを見ると、ファイブワン、ツーファイブワンしていて、そのワンに当たるF7が、ダイアトニックコードに向かうため二次ケーデンスの1つで、この一連のケーデンスの途中から歌が始まるから驚きがあるのですね。「インマイライフ」のBメロの二段目のコード進行を電子ピアノで弾いてみたら、トップノートが不動なことに、さらにB7からは内声が半音で動いていることに驚きました!こういうことを無学でやるのは天才ですね……。僕はまったく天才ではないので、これからも菊地さんの動画やご著書で勉強いたします(めちゃくちゃ楽しいので)。クールについての言及もありがとうございます。熱量やニヒリズムで取り外すのではなくて、まさにクールに取り外し、その態度がクールなのですね。ファッションなどの多くのクールさにつながることなんですね。
菊地さんがクラシック系の演奏家のかたにもrespectがあると存じ上げたうえで、セックスしている最中の顔、にはゲラゲラと笑ってしまいました(笑)(逆にクラシックの人からは「ジャズの人は良い演奏をしてもなんであんな怖い顔/怒った顔をするのだろう」と思われているのかなとも思いました)。それとともに、大変器用に見える小田さんでもそういった身体性があることには、衝撃を受けました。ピアノと歌唱という違いはあれど、外見が似ている小田さんとODさんはやはり別の人……なのですね。僕の持論なのですが、ジャンルとしてのジャズではなく、ジャズをきちんと演奏できる人の内部には、どんな音楽が流れているときにもブラストビートのごとく高速のクリックが流れていると思っておりまして(ラッパーもそうだと思います)、これが凄くゆっくり踊れることにも繋がっているのかなぁとも思いました。
フレッシュである限り人は自滅しない、というのは大変な金言ですね。死は、人間が獲得しているシステムとしていつかはやってくるけれど、フレッシュでいれば自滅はしない。
ありがとうございました!
>>23
「キクチセンセに最適」と仰いますが笑、僕、ドラッグカルチャーなんか本当にどうでも良いと思ってますけど笑。精神病や神経症に興味があるだけで笑。とはいえ番組はすげー面白かったです笑!有難うございました!
>>24
あの、重箱の隅を突くようでアレですが笑「悔しいので」とありますが笑、僕、身を粉にしてコンテンツ作ってるし、良い思いもしてないし、悔しがらせてないと思うんですが笑、それはきっと「メンドくさがりや」なので「飽きても退会しない(出来ない)」ご自分に。と言う事ですよね?笑、そしたら、ですが、悔しがる必要はないです笑。「元を取る」どころか、ですね笑、ウチの退会者のトップ理由が「食い切れないから」なのです!笑、これからさらに食い切れなくなる!!笑ご安心を笑。
>>25
「クール」と言うのは、しらけてるのでも、ニヒリズムでもありません、それはリズムがレイドバックするのが、テンポダウンと違うのと一緒で、クールと言うのは「どうせどこかホットなのだ」と言う前提で、クールになれる部分を決定し、実践する事で、僕がクラシックをちょっと小馬鹿にしているのは笑、360度パーフェクトホットのヒステリアだからです笑(バロックとか、近代は違いますが、大きく黄金期の16〜19世紀)。「なんでこの程度で感きわまるんだよ笑」「そんなにセックスが好きかよ笑なんだよその衣装。変な露出笑」と、いつも思いますね笑。パーカーなんて、歴史的なプレイを、ボケーっと宙を向いたまま吹いてますし笑、ロンドンパンクにだってクールな部分はあります(ずっとおんなじ。とか笑)。
ご指摘の通り、常にクリックがあるのがブラックミュージックと言えますね。「バラードまでもダンスミュージック」という事です。僕はあらゆる音楽のあらゆる細部までくまなく尊敬しますが、クラシックがクリック失って、楽節ごとに、ゆーくくりになって、セックスしてるみたいな顔になるのと、興奮してだんだん早くなって、早くなるにつれてヒステリックに音がでかくなるところだけは内心で「人類史上最もダセー」と大バカにしています笑。
岸部シローさんの映像感動しました。幼い頃に見たゴダイゴのモンキーマジックで始まる西遊記の元気な岸部シローさんのイメージしかなかったもので驚いてしまいました。かつてはフラワーズやフラワートラヴェリンバンドで活躍した内田裕也さんも他界されてしまって悲しいです。昔の音楽というのは心躍りますね。ミッキーカーチスさんの40 Days On A Stoned-Out Camelを発見した時はブチ上がりました!!同じように後藤次利さんのCONUNDRUM 無関係な継続を聞いた時も同じくブチ上がり、今沢カゲロウさんのBass NinjaやVictor WootenさんのHip Bopを聞いた時のような衝撃があり愛聴しております。小田朋美さんは存じ上げなかったのですが、グリッター最高でした!!坂本龍一さんは素晴らしい曲で溢れていてSiisxという曲がワターシ的にはぴんときました。菊地さんの服は何故音楽を必要とするのか?を少し読ませて頂いたのですが成功という言葉につられて動画を見たらモデルがコケてたりして苦笑してしまいました。全裸の演奏会に至っては本当にあって呪物崇拝してしまうのではないかと思いました全裸なのに(笑)