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では、「ログライン」の話の続きです。一応振り返ってみると、「良いログライン」とは、
1.独創的で(つまりまだ誰も書いておらず)、2.皮肉が利いていて、3.作品全体のイメージが広がり、4.簡潔にタイトルに象徴されるもの。
という四条件を満たすものでした。いきなりこれらの条件を満たすアイディアを出すことはむずかしいので、自分がどんな作品を書きたいのか振り返ってみることにしましょう。
ここで才能ある人なら明確なヴィジョンを提示することができるのかもしれませんが、ぼくの場合はあいまいです。
それでも、まあ20年間も考えてきたので、「ダークで、残酷で、それでいてロマンティックな話」という程度のことはいえます。
あまり明るく楽しく最後には正義が勝つような話は、まあ読むのはいいとしても、ぼくが書きたいと思う物語ではないようです。
ぼくが書きたいと思うのは、ジェイムズ・エルロイの諸作
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