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Vijuttoke22年1月号「PENICILLIN」〜LIVE Report〜
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Vijuttoke22年1月号「PENICILLIN」〜LIVE Report〜

2022-01-27 18:00

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    PENICILLIN HP

    *紙面にはwebでは使ってないライブ写真有

    『SUPER HEART CORE ’21』
    2021年12月16日(木)Spotify O-EAST​


    活動休止も解散もない、正真正銘の結成30周年を祝えるバンドは日本にどれくらい存在するであろうか? ‘80年代の「バンドブーム」が落ち着き、ファッション性を重視した“ヴィジアル系“と言うジャンルが認識され始めた1992年2月。大学のサークル内で結成されたPENICILLINは、2022年結成30周年を迎える。その周年イヤー目前、2021年最後のライブが、12月16日東京・渋谷Spotify O-EASTで行われた。この日はボーカリストのHAKUEIの誕生日を冠したライブ「SUPER HEART CORE ‘21」。51回目の誕生日当日だ。

    クリスマスも近いということで、サンタコスプレの人もちらほら。
    開演間近、第九のSEが流れる中、会場は静かな熱気に包まれていた。ドラムが鳴り響き、真紅の幕が左右に開く。すでにステージに待機していたメンバーが現れ、1曲目『Lucifer〜光をもたらす者〜』が始まる。赤いロングジャケットのHAKUEI、パンク/ハードコアの要素を取り入れたファッションの千聖、赤いベレー帽のO-JIROを印象づけるように、赤い照明がまばゆく光る中、ハードなナンバー『Just a kiss on your 3rd eye』、’96年のナンバー『REAL XXX』へと続く。それそれの盛り上がり方でヒートアップしていくオーディエンス。
    声を出せない状況ではあるが熱気が伝わってくる。

    続く最初のMCは、本日誕生日の HAKUEIが担当。
    「来年は30周年。そりゃあ50歳も過ぎるよ」と感慨深げ。最近はメンバーの誕生日や記念日にライブを開催することが多いPENICILLIN。
    でも、ここまで休まず活動し続けたバンドなら、何かにつけて、“祝い”を堂々とやる権利があると思う。「もっともっといいライブを届けて、みんなを幸せにしたい」最初のMCからファンの士気を上げ、会場の一体感を高めていく。

    続いて、20世紀最後に放たれた2000年のシングル『Japanese industrial students』、アコースティックギターから始まるマニアックな展開のナンバー『SCREAM』、耽美的なナンバー『白髏の舞』へと、PENICILLINのさまざまな音の世界にオーディエンスを誘う。

    2回目のMCでは、O-JIRO、千聖がHAKUEIへの誕生日メッセージをからめつつトーク。「出会ったのは10代。
    まさか50代まで一緒にいるとは」とO-JIRO。祝いの言葉を述べつつも、独自のギャグを差し込むことを忘れない千聖。

    「ときどき、ライブレポートなどで(ライターの勘違いで)、俺が言ったギャグがHAKUEIが言ったことになっている」と千聖が言えば、「それはさすがにかわいそうだよ」とO-JIROがツッこむ。
    ファンにはお馴染みのふたりの掛け合いが続く中、一旦舞台裏に下がっていたHAKUEIが再登場。
    「みなさんにお祝いしていただいて、幸せでございます」とコメントし、演奏再開。

    ヘビィなイントロがプラスされた、ライブ仕様の’98年のヒットシングル『CRASH』、オレンジの照明があたたかくステージを照らす中、『SOL』へと続いていく。
    会場の空気もあたたまってきて、ステージ上のメンバーもテンションもヒートアップ。
    サポートメンバーのCHIYUもPENICILLIN30年の歴史を彩るナンバーを着実なベースラインで支え、ファンとバンドのグルーヴをなめらかにしていく。
    続いて、21年3月自転車で転倒して怪我をしたHAKUEIが、自らを戒めるために作ったという、2021年のリリース『Utopia』からの『black buddy』へと続く。

    そのエピソードが紹介される短いMCのあとは、ライブ仕様の『JUMP♯1』。
    リリース当時、ティーン誌の編集を担当していた私は、数人の所属モデルをミュージックビデオに出してもらい仕事を共にした思い出がある。
    未来を感じさせるキャッチーで艶やかなロックナンバーは、ライブに映える。時代は変わったが、曲の持つパワーは色褪せていない。キャッチーさとはまた違うPENICILLINの持ち味である、ダークで激しいナンバー『Blood Red Snow White』を経て、早くも本編ラストのナンバーに。
    「音楽を通して元気な姿を見せて、みんなも51歳になっても大丈夫だと思ってもらいたい」というHAKUEI。
    「声出すなよ、暴れんなよ、でも盛り上がって」と配慮しながらもオーディエンスをあおり、『SEX』へ。
    その要望通り、見えないパワーでフロアは充満した。

    アンコールではこの日のために作られた物販のTシャツ、スウェットに着替えたメンバーがステージに登場。
    バースデーケーキ、記念撮影のセレモニーそして、’07年に脱退したオリジナルメンバーであるGISHO手作りのパネルがHAKUEIへ贈呈され、相変わらずの愛情あふれるふざけたコメントが公開される。
    和やかな空気になったところで、「懐かしいナンバー」という紹介のもと『HUMAN DOLL』が演奏される。
    もちろんオーディエンスは声を出せないが、その熱気をメンバーが受け止め、そしてまたメンバーがパフォーマンスで返す、見えないコールアンドレスポンスが展開していく。
    キーボード音が流れ「ラストいくぞ」のHAKUEIのかけ声とともに、彼らの名前を知らしめた最大のヒット曲『ロマンス』が始まる。
    活動を継続しているバンドだからこそ、大ヒット曲も懐メロにはならない。
    バンドの歴史を彩る金メダルのごとく、新しい光を放っていた。
    ここで配信は終了し、会場のオーディエンスのために初期の名曲『Chaos』が全エネルギーを込めて演奏される。
    曲の終了とともにメンバーがひとりひとりステージを去る。
    最後に残った千聖はギター持ったまま床に倒れこみ、アンプのノイズ音が響くギターを置いてステージを後にした。
    そして再び、ステージの真紅の幕は閉じられた。

    アンコールではソロワークも含め、2022年の活動が続々と発表されたPENICILLIN。
    なんといっても30周年。
    彼らとの付き合いは30年以上となる私も感無量だ。
    でも、休まず活動を続けてきたメンバー、そして応援し続けて来たファン、積み重ねてきた時間を共有する両者にとっては2022年はあたり前にくる30年目。「30周年を迎える準備は、もちろんできている!」、そう言わんばかりの、絆の強さを見せつけられたライブだった。

    取材・文/山西裕美
    撮影・Lestat C&M Project

    【セットリスト】
    「Lucifer~光をもたらす者~」
    「Just a kiss on your 3rd eye」
    「REALXXX」
    「Japanese Industrial Students」
    「SCREAM」
    「白髏の舞」
    「CRASH」
    「SOL」
    「black buddy」
    「JUMP#1」
    「Blood Red Snow White」
    「SEX」
    -ENCORE 1-
    「HUMAN DOLL」
    「ロマンス」
    -ENCORE 2-
    「Chaos」


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    Vijuttoke INFORMATION

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    ≪22年1月号 配信LINE UP≫
    1月24日(月)18:00 XANVALA / 超ジャシー
    1月25日(火)18:00 The THIRTEEN / ビバラッシュ
    1月27日(木)18:00 PENICILLIN(LIVE repo) 
    1月28日(金)18:00 グラビティ↗↗楽しさ♪FULLVOLTAAAGE!!!

    Artist INFORMATION

    PENICILLIN 結成30周年記念スタートライブ
    HAPPY BIRTHDAY & VALENTINES DAY LIVE SPECIAL 2022
    『The beginning of 30th anniversary』
    2月12日(土) 新宿ReNY
    2月13日(日) 新宿ReNY
    【一般発売】
    2022年1月22日(土)10:00〜

    ★PENICILLIN Web★
    https://www.penicillin.jp/

    ★PENICILLIN twitter★
    https://twitter.com/PENICILLIN_info

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