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2月22日(月)から始まりました「小飼弾の論弾」、いかがでしたか?
「論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
こちらのブロマガでは、番組のハイライトをご紹介。リアルタイムの配信を見逃した方は、気になった部分だけでも動画でぜひご覧ください。
次回のニコ生配信は、3月7日(月)20:00を予定しています。
2016/02/22配信のハイライト
- iPhoneロック解除問題で対立する、アップルと米国政府
- 人工知能による株取引の的中率が人間を上回る
- 怪しい水素水。ニセ科学を見分けるには?
- 4,700万件の論文を集めた海賊版サイト
- 携帯電話の料金は高すぎる?
- 60年間、暗闇でハエを育て続けた研究の意味とは?
- 視聴者からの質問:携帯電話の料金は高すぎる?
- 子どもの遊具や組み体操、どこまで危険を許容すべき?
- 書評:爆笑しながら読むのが正しい?プログラマーのバイブル『The Art of Computer Programming』
- 書評:誰も宇宙に行かない宇宙海賊SF?『ラグランジュ・ミッション』
iPhoneロック解除問題で対立する、アップルと米国政府
アップルのiPhoneを巡って、世界的に大きな論争が起こっています。
すでに死亡している銃乱射事件の容疑者が所持していたiPhoneには、捜査上必要な情報が入っている―――。そう考えたFBIは、iPhoneのロックを解除したいが、10回以上パスワード入力に失敗するとiPhone内のデータは完全に消去されてしまう。FBIは裁判所に訴えて、アップルを捜査に協力させようとしたが、アップルはこれを拒否。「個人のプライバシー」と「国家の治安」のどちらが重要か、私たちは難しい問題に直面している……?
小飼弾
「いや、これはそんなに難しい問題じゃないですよ。要は、全国企業と地方警察の関係と同じ。全国企業の東京本社を、京都府警がガサ入れするのが、妥当かということなんです。
外国に移住して働くことができる人は、国籍が変わってもあまり困らないけど、アップルやGoogleのアカウントが使えなくなったら半狂乱になるでしょ?
今や、マイナンバーより、Apple IDの方が大事なんです!
「地方の警察や政府ごときが、全国企業にガタガタ言うんじゃない」というのがアップルやGoogleの本音でしょう。
だけど、アップルが絶対に屈しないかと言えば、そうとも言えなくて―――」
人工知能による株取引の的中率が人間を上回る
人工知能による株価の的中率は現在7割近くになっており、将来的には8割まで確率を上げることも可能と言われています。
株式市場で取引するのが、人工知能だらけになったら、人間では太刀打ちできなくなるんでしょうか?
小飼弾
「もう株取引のほとんどは、人工知能の方が多くなっています。1秒間に1000回も取引する、高頻度取引(HFT)が当たり前になってきています。問題は、取引を人工知能が行うということじゃないんです。
そもそも、株式市場はトレーダーが勝負するためにあるのではありません。そういう人は、市場がわかっていない。
市場の意味とは―――」
怪しい水素水。ニセ科学を見分けるには?
科学の名を借りた怪しげな商品が世の中に溢れています。
水素水を飲めば元気になる? マイナスイオンで健康に?
ちゃんとした商品と、トンデモを見分けるにはどうすればいいんでしょう?
小飼弾
「ニセ科学がうまいのは、『可能性がゼロでない』ことを利用することですね。実は、水というのはかなり複雑な存在で、液体の水の中でイオンがどういう状態にあるのかは、専門家にもまだよくわかっていないんです。
だけど、『可能性がゼロでない』ことを『真実』ということに飛躍があります。じゃあ、私たちはどうすればいいのか?」
60年間、暗闇でハエを育て続けた研究の意味とは?
京都大学では、1954年から60年間暗闇の中でショウジョウバエを育て続けています。
その結果、「1,500世代以上暗闇で育ったハエは、暗闇でも周りを感知しやすいように、少しだけ体毛が長くなった」のだとか。これって、すごいことなんでしょうか?
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