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この記事は「ONE Championship」を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)
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ONE日本大会はもの凄く面白かったですよね。エディ・アルバレスのまさかの敗戦があり、デメトリアス・ジョンソンが盤石の強さを見せ、女子のタイトルマッチは白熱の攻防、メインは青木真也選手が劇的に締めて。しばらくは大成功の余韻に浸っていいはずなのに、SNSではなんだかアチコチで揉めてますよね(笑)。あんなに盛り上がった大会の直後なのにONEに対して嫌悪感を……いや、正確にいえばONEではなく、ONEをサポートする日本人関係者に対しての嫌悪感を示してるファンがけっこう多いんですけども。
ファンも戸惑ってるように見えるんですね。ONEが日本市場にこれだけ資金を投入したり、修斗やパンクラスと業務提携してバックアップしてるわけですから、もっともっと支持されてもいいはずなんですよね。どうにもONEの日本人関係者の言動やプロモーションのやり方にモヤモヤしてしまっている。これはONEやファンにとっても悲劇ですよね。どうすればONEが大好きになれるのか。ONEには130人の元世界王者がいるそうですが、その数字にあやかってONEが130倍好きになる分析をやってみます。
格闘技業界のためにいろいろと頑張ってるのに支持率が上がらないのは、これはRIZINにも言えることなんですが、それはたとえば団体代表やスポークスマンが強気なことを言うあまり、ファンが受け止めきれなかったり、別団体を貶めることでそこのファンも敵を回してるところは確実にあると思うんですね。たとえばRIZINの榊原さんなんかは「なぜ新日本のプロレスラーはRIZINに出ないのか」なんて煽ったことで、本当は取り込みたかったはずのプロレスファンから総スカン食らってましたから。
でも、プロモーターって強いリーダーシップを示さなきゃいけないから、その姿勢自体は否定はできないですし、多くの選手や大金を動かすわけですから、全能感に見舞われちゃうんですよ。世界征服したかのような達成感を味わえる。じゃなかったら、こんなツイートでチャトリさんのトレーニング動画なんてアップできないですよ。https://twitter.com/ONECHAMPJP/status/1114524404036145152
ボクはプロモーターや大会関係者が全能感に取り憑かれていくさまを「ビンス・マクマホン病」と呼んでるんです。リング内外で辣腕をふるい、権力を誇示して団体を牽引していく。やっぱりプロモーターのゴールってWWEのビンス・マクマホンだと思うんですよね。男だったらビンスになりたい!
UFCのダナ・ホワイトや新日本プロレスのオーナーの木谷さんも一時期「ビンス・マクマホン病」に懸かってましたよね。でも、当のWWEはもちろんのこと、UFCや新日本プロレスだけは「ビンス・マクマホン病」を克服しながらうまく回転していますよね。それはなぜなのか。
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