プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは藤本つかさvsSareeeで何が起きているのか?についてです!


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Zさん!アイスリボンの藤本つかさ選手と、ディアナのSareee選手の試合がきな臭い感じになってますが……。

事情通Z アイスリボンの横浜文体でやったシングルマッチね。藤本つかさ選手は昨年の女子プロレス大賞を獲った現在の女子プロ界を代表するレスラー。Sareee選手は現在23歳でWWEも注目する若手レスラー。ディアナと仙女の2団体チャンピオンでもある。

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両者の舌戦もヒートアップしていますが、この試合をレポートした『週刊プロレス』ではSareee選手には受けの美学がないと辛辣気味で……いったい何が起きてるんですか?

 要するに女子プロって男子以上に出身団体の色が出るというか。アイスリボンは創始者のさくらえみ選手がやめてから7年近く経つけど、現在は藤本つかさ選手が引っ張っている団体。ベースはさくらえみプロレスで、そこに藤本つかさの色が加えられてるのがアイスリボン。Sareee選手は井上京子選手が率いるディアナ出身。一時期高橋奈七永選手のシードリングに移籍したんですけど、合わなかったのかすぐにディアナに戻った。

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そういえば、あっという間にやめちゃってましたね。

 高橋選手は全女出身なんですけど、全女・後期の人間。基礎は全女なんだけど、キャリアを積んでいく時期は特にコーチがいたわけじゃないから自己流に近い。

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高橋選手にインタビューしたときに全女消滅後は日高郁人選手なんかに教わってスタイルチェンジを計ったと言ってましたね。

 ベースは全女だけど男子プロレスの影響も強いのが高橋奈七永選手。 となると井上京子選手の全女プロレスとはまた違ってくるんですよ。

――女子のプロレスってデリケートなんですねぇ。

 たとえば元・東京女子プロレスの優宇選手はフリーとしていろんな団体に出てるんだけど、優宇選手は柔道をやっていて身体もできあがっていたこともあって、東京女子の中では圧倒的な存在だった。でも、東京女子をやめて仙女に出たときに一番下の岩田美香選手に負けちゃった。それは団体の格がどうのというわけじゃなくて、試合の組み立て方や練習から判断するに、一番下からやっていかないと難しいという判断が下されたんだと思う。

―― それはプロレスのレベルが低いとかじゃなくて、まずは仙女のスタイルに慣れていくと。

 そういうこと。東京女子は男子がコーチしているし、やっぱり仙女とはスタイルが違うから、まずは一番下からやっていかないと、なかなか上では試合にならないってことだね。

――いくら売り出そうとしても試合のスタイルが微妙に違うから、お客さんから評価を得られないかもしれない。
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