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記事 17件
  • ドライアイスの海は奈落の底なのか!? 田村潔司の悔し涙が巌流島の肝

    2016-03-31 12:00  
    今週のお題…………『徹底検証「3・25巌流島!  私はこう見た!」』
    文◎田中正志(『週刊ファイト』編集長)…………木曜日担当

     
     絢爛豪華イベントであった。正面入場ゲートの鳥居といい「和」テイストが極彩色な巌流島、既存のプロ格闘技興行とは明らかに異なる世界観は第三回大会をもってショーとしても確立された。勝手に世界標準とかになっているUFCとも明らかに違う円形の闘技場、落ちたらドライアイスの幻想的な海が待っている。K-1とも別物であり、キック試合のようにレフェリーがクリンチだと仕切り直す場面も少ない。1ラウンドに3度突き落とされたら負けというルールは、ある種の実戦の理屈にも合っており、比較的多かった「なんども”同体”との裁定はどうなのか」とか、お客さんが隣の客と論評しながら楽しんでいた。自然にそういう議論が起こって大成功なのである。
     
     巌流島はまだまだ一般客には浸透していない。TD
  • 巌流島では、なぜ伝統武術が活躍できたのか? その理由を考えると、これは歴史的な事件かもしれない

    2016-03-30 12:00  
    今週のお題…………『徹底検証「3・25巌流島、私はこう見た!」』


    文◎山田英司(『BUDO-RA BOOKS』編集長)……………水曜日担当


    今回の巌流島は、伝統武術の再発見、というテーマが良く見えた大会だったと思う。未知の格闘技が、その強さと魅力を発揮する場を提供する、という目的は想像以上に成功していたのではないか。
     
    これまで、異種の格闘技が闘う場として、何でもありルールや、総合ルールがその場としてふさわしいと考えられていた。
     
    しかし、実は寝技で決着のつく総合ルールは、極めて特殊な環境下における測定であり、しばしば、実際の実戦性とは異なる測定結果が出る。寝技同士の測定には適していても、異種の格闘技が競う場としては極めてふさわしくない、と私は主張してきた。
     
    その理論的背景はここでは繰り返さないが、簡単に言えば、世界の伝統武術には寝技はほとんどない。実際の戦闘をリアルに念頭
  • 3・25巌流島総括「見るほどに語りたくなる、それが巌流島だ!」

    2016-03-27 03:20  
    グレイシーを世に広めた安西記者、3・25巌流島、渾身のリポート! 



    3月24日(木)、巌流島TDCホール大会の前日会見が開催された。

     


    3月25日(金)、東京・水道橋の東京ドームシティホールでおこなわれた「巌流島 STARTING OVER 公開検証3」の模様をお伝えする。試合は全て3分3R・インターバル1分だ。
     

     
    オープニングファイトの第1試合(60キロ契約)は、柔術の村田純也がMMAの三浦ミッキー亮に判定2-0で勝利。
     
    第2試合(巌流島特別ルール・85キロ契約)は、U-Styleの正剛(まさよし)が竹村光一から1R1分16秒、アキレス腱固めで一本勝ちした。
     
    8メートルの円形の闘技場に3人の審判が立ち、ルールを説明。闘技場の場外の溝にいよいよスモークが入れられ、ムードは高まる。
     
    このあと、横山雅始師範率いる日本甲冑合戦之會による、集団でのガチ甲冑戦演舞が
  • 「さあ、いよいよ明日、リアル天下一武道会、開催!」前日会見の模様

    2016-03-24 23:58  
    ズールー族の大きさにみんなビックリ!   「全試合がメインイベント!」(田村談)



     
     

    3月24日(木)、巌流島TDCホール大会の前日会見が開催された。

     

    記者会見に先立って行われた計量は全員がパス。会見は当日夜に日本に到着するグリス・ブドゥと、遅刻で欠席したアンドレ・ジダをのぞいて参戦全選手が参加して行われた。なお、ジダは会見前に行った計量は一回でパスしており、ビターリ・クラットとの試合は予定どおり実施される。

     

    会見では今大会に招聘されているミャンマーラウェイのプロモーター、ウォンナ氏も登壇し、「2月にミャンマーで初のプロレス興行を開き、そのときの縁で今回、巌流島に招待していただきました。今後は巌流島にラウェイの選手を紹介して、日本とミャンマーの架け橋になりたいと思っています」と話した。

     

    大会は、3月25日(金)に東京ドームシティホールで開催(16:30
  • 3・25巌流島、当日券は15:00より会場にて販売!

    2016-03-24 12:00  
    さあ、いよいよ明日開催!  ファンの皆様のお力で満員にしてください!



     
     

    いよいよ明日、3月25日(金)午後18:30より、東京ドームシティ・ホールで開催される『巌流島・公開検証3』。すでにチケットの一般販売は終了しましたが、当日券は15:00より会場チケット売り場で販売されます。今のところ残席は、下記のとおり。まだまだチケットを手にするチャンスはありますので、ぜひ皆さんのお力で、会場を満杯に埋め尽くしてください。やはり、格闘技は会場での生観戦が一番。SNS等を見ると、久しぶりにファンの熱も高まっています。その興奮をそのまま、一緒に会場で体感してください!
     
    [残席]
    ●SRS……20,000円(残席20)
    ●S席………10,000円(残席30)
    ●A席………8,000円(残席90)
    ●B席……… 6,000席(残席100)
     
    ☆(      )内で表した数字を当日に販売い
  • 星風吠える!「ついでにボビーをボコボコにしてやりたい!」

    2016-03-24 09:30  
    気持ちの強さで相撲最強幻想を取り戻す、星風インタビュー!



     
     
    -巌流島の印象を教えてください。
     
    星風 おもしろいと思うよ。ひとつ納得がいかないのは、相手を場外に押し出すときに一緒に引っぱられて同体になってしまうこと。あのルールはなんとかしてほしいな。それ以外は問題ないよ。どんな大きい相手が来ても一発で倒すよ。
     
    -巌流島では大相撲の経験が活かせそうですよね?
     
    星風 まぁ、でも相撲と格闘技ではまた違うからね。たしかに巌流島では似た要素もあるけど。
     
    -試合に向けて新たにトレーニングしてきた部分はありますか?
     
    星風 自分にできることはなんでもやってるんで、あとは流れだね。相手が何をしてくるかを見て、どうぶっ飛ばすかっていうだけ。
     
    -星風選手は気持ちの強さが印象的です。
     
    星風 格闘技は気持ちで勝たないとどうにもならないでしょ。ボコボコにしてやるくらいの気持ちでい
  • ズールー族最強王者は牛3頭、カバも持ち上げる!

    2016-03-23 21:00  
    全てが謎。アフリカには数字の概念がないため、戦績も謎。ズールー相撲はヤリも使う? 


    ボンギンコシ・マドンセラ&ボビー・オロゴン
     
     
    -マドンセラ選手はズールー族出身とのことですが、ズールー族とはどんな部族なのでしょうか?
     
    マドンセラ ズールー族は、「アフリカ最強の戦闘民族」として知られています。巌流島でズールー族の強さを証明するために日本にやってきました。
     
    -自身の最大の武器はなんですか?
     
    マドンセラ ズールー族の魂です。魂を懸けて闘います。
     
    -得意技は?
     
    マドンセラ 怖いもの知らずなところです。何かを怖いと思うことがないんです。
     
    -ズールー族の闘い方を教えてください。
     
    マドンセラ 命を懸けた闘いです。闘いに魂を捧げるんです。
     
    -どこまでも未知ですね……。マドンセラ選手は他流試合の経験はありますか?
     
    マドンセラ ないですが、何が来ても大丈夫です。
  • 3・25『巌流島・公開検証3』nico生では2日後、3月27日20:00より完全中継決定!!!

    2016-03-23 07:50  
    今回は途中から1コイン有料放送。田村潔司、渡辺一久、出場者自らが解説! 


    3月25日(金)、東京ドームシティ・ホールで開催される『巌流島 STARTING  OVER  公開検証3』。その放送が当日18:00から生中継されるCS放送『フジテレビNEXT』に続き、niconico生放送の『巌流島チャンネル』でも完全放送されることになりました。nico生で放送されるのは、大会2日後の3月27日(日)、20:00~大会終了まで。2日後の放送ということで前半戦は無料放送、後半戦は1コインの500円で見られます(どの試合から有料になるかは当日決定)。しかも、nico生では以下の特典映像をご用意しています。1、試合に出場した選手が自ら解説!CS放送『フジテレビNEXT』の解説者は、巌流島の谷川貞治、菊野克紀選手が務めますが、nico生では出場した選手自らが解説を務めます。今のところ、メインの田村潔
  • イスラエルでは生きるためにクラブマガをやる!

    2016-03-23 00:50  
    田村の対戦相手ゴーシュに来日直後インタビュー。なんとUインターはイスラエルでテレビ放送。ゴーシュにとって、田村はヒーローだった!

     

    ―クラヴマガの現役インストラクターであり、警備隊員も務めるというゴーシュ選手ですが、これまでの格闘技歴は?
     
    ゴーシュ 14歳でクラヴマガを始めて、空手や柔術、キックボクシング、レスリングなど色々と学んできました。
     
    ―柔術も? クラヴマガでは寝技もやるんですね?
     
    ゴーシュ クラヴマガは一つの要素に特化した競技ではありませんので、何でもやります。世界中の様々な格闘技の要素をミックスしてできたのがクラヴマガです。
     
    ―まさに何でもありなのがクラヴマガ?
     
    ゴーシュ 打撃、寝技はもちろん、ナイフや銃での襲撃にも対処する。それがクラヴマガにとっての“何でもあり”です。
     
    ―14歳でクラヴマガを始めた理由は?
     
    ゴーシュ 強くなるためです。
     
  • なぜWWEやUFCがアメリカでメジャーになったのか? テレビの構造の違いとは?

    2016-03-16 12:00  
    今週のお題…………「格闘技とテレビ」
    文◎田中正志(『週刊ファイト』編集長)…………水曜日担当

     
     スペクテイター・スポーツというのは多くの皆様に見ていただいてナンボなのだから、サーカス巡業から派生したプロレス発展の経緯を紐解いても、テレビの普及が大きく寄与どころか、一緒に成長していったと記すのが正しい歴史認識であろう。実際、我が国に絞っても鶏が先か卵が先かではないが、力道山が悪役外人を空手チョップでなぎ倒す映像が、街頭テレビに何万人という群衆を集めたとか、やがてそれが一般家庭に浸透していった事実はまず確認する必要がある。時代変わってガチンコ格闘技が継続するプロ興行として独り立ちを始めた1993年以降に絞っても、当時はインターネットが一般にはなかったことを思い出せば、2016年の状況というのは多チャンネル時代という環境定義のみならず、またさらに、複雑になっていると分析せざるを得ない。な