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武士道アングルとアステカ文明の起源水上都市テノチティトラン
2016-04-14 12:15今週のお題…………『大武道2を見て思うこと』
文◎田中正志(『週刊ファイト』編集長)
『大武道! Vol.2』が好評発売中だ。例によってイラスト表紙が目を惹く。「カッコよく死のう!」というテーマが大書され、仮面ライダー姿の藤岡弘、鎧兜を着けた前田日明が”変身”している。巻頭記事は、インタビュー収録の翌日に亡くなられた骨法創始師範・堀辺正史先生への追悼から。武道を軸とする雑誌なので「死生観」は興味のつきないテーマであろう。本体1300円+税、きちっとしたものを読ませる雑誌として推薦しておきたい。
70歳の藤岡弘が45年の歳月を経て原点回帰した新作映画『仮面ライダー1号』が公開中というのは、なぜか筆者、この『大武道! Vol.2』を読むまで存在すら知らなかった。まぁ今の時代、雑誌を読みながら気になったネタがあれば、すぐに検索して現在ロードショー公開中なのだと納得したが、パソコン画面を -
審判・大成敦から見た巌流島! 新たな審判になる人材を募集します!
2016-04-13 19:40急遽、先週までのお題……………徹底検証「3・25巌流島! 私はこう見た!」で審判の大成敦のブロマガを掲載します。明日以降、今週のお題「大武道2」を掲載していきます。
文◎大成敦(巌流島ルール・ディレクター)
巌流島ルールディレクターの大成と申します。
宜しくお願い致します。
今回の巌流島、如何でしたか?
まだまだ完成ではありません。審判団としても皆様からいろいろなご意見や叱咤激励などを頂きながら、素晴らしいイベントへと育てて行きたいと思います。
さて、今回は審判から見た巌流島と言う事で、ルールの事などをお話ししたいと思います。
少し面倒なところもありますが、充分にルールを理解していただいた上でご観戦頂ければ、その楽しさも倍増するかと思います。
判定決着の少ない巌流島ですが、しっかりとその基準があります。
格闘技ファンならずともよく耳にするキックボクシングやボクシング -
世界の伝統武術の実戦観は超リアリズム!巌流島と大武道はどうする?
2016-04-12 12:00今週のお題…………『大武道! 2号目を語ろう!』
文◎山田英司(『BUDO-RA BOOKS』編集長)
大武道2は、例によって玉石混合のメンバーが登場しているが、それが編集者の狙いであるかもしれないので、それについての批判はしてもしょうがない。
従って、私が本書に取材を提案した、倉本成春先生、横山雅始先生、沈剛先生など、やる側の先生達と武術について、考察していこう。
まず、お三方ともスタンスは異なるが、いずれも格闘技を超えた、ルール無用の武術を長く修行者されてきた先生達だ。
その見識は深く、いずれの先生も私自身がそれぞれの分野で師と仰ぐ方々である。
倉本先生は言うまでもなく、ルール無用の戦いを想定し、空手に囚われず、ありとあらゆる反則技を追求。対武器や対複数の戦いも想定し研究された為、そのノウハウは「ザ・プロテクト」という一般人向けの護身術の体系にまとめられた。「空手は突き -
巌流島にMMAファイターは必要か? 巌流島でもMMAファイターが強いのか? それが問題だ!
2016-04-09 12:00今週のお題…………「3・25巌流島! 私はこう見た!」文◎谷川貞治(『巌流島』事務局)
3・25巌流島の反響、皆さん、ありがとうございます。
前回、私自身、この場をお借りして反省点を書かさせていただきましたが、まだまだ語らなければならない点はたくさんあります。それほど語るべきことが多いのが巌流島の面白いところ。今でもツィッター等で、本当に多くのご意見をいただいています。
特に試合についての総括は必要ですよね。前半戦は本当に一撃必殺の打撃戦、あっという間にKOになってしまった物足りなさを差し引いても、衝撃の連続でまさに神イベントだったと思います。ここで語るべきポイントは、「結局、MMAをやっている人間が強い」とか、「差別化するためにもMMAに出る選手は出さないほうがいい」という論調があることです。ターザン山本さんなんかもそう言っていますよね? でも、私とか山田英司さんのような格闘 -
武術家に3・25巌流島はどう映ったか?
2016-04-08 12:00今週のお題…………「3・25巌流島! 私はこう見た!」文◎野田派二天一流東京支部長・響尤会長 勝田兼充
まず論じさせていただきたいのは、『巌流島の掲げる武道という概念』についてです。今のままでは巌流島の掲げる『これからは武道だ』というコピーに実現性が薄いように思います。
なぜなら実際に蓋を開けてみれば、いろんな畑の競技者を巌流島ルールという『武術からのアプローチで新たに制定したオリジナル・ルール』で闘わせている、不完全な格闘技大会というふうにしか観て取れないからです。
いつの時代も人間に影響を与えるのはルールですが、現状では巌流島という競技ルールは、競技者を武道家たらしめる影響力のある競技システムにまで至っていないということです。
でもご安心いただきたいのは、未だかつて、武道に馴染みのない一見(いちげん)様をルールに従うだけで武道家たらしめる競技など存在しませんでした。剣道然り、 -
巌流島からの帰還! 柳龍拳の前歯を折った男、巌流島を語る!
2016-04-05 12:00今週のお題…………「3・25巌流島! 私はこう見た!」文◎岩倉豪(小川柔術・ファイター)
まず最初に、巌流島関係者、瀬戸選手と瀬戸選手のセコンドにお詫びをしなければなりません。試合後の挨拶をしに行った際に、敗者であるにもかかわらず、ついつい「関節技があれば勝てる」などと言い、失言で怒らせてしまいました。騒ぎを起こし、失礼な発言をしたことを深くお詫び致します。
2016年3月25日、飯田橋駅の「うしごめばし」を渡りながら少し寒さが残る中、初桜を横目に、東京ドームシティーホールで行われる巌流島で闘うために足を進めた。
=二ッポン格闘技・巌流島、道着を着た新たなる打撃相撲=
対戦後の今だから話すが、自分岩倉はトラブルでギックリ腰になり3週間まともに練習していなく、足腰に問題を抱えたまま、弱点をさらすわけにいかず、前日の記者会見で螳螂拳・瀬戸選手を「優秀な打撃選手であるが、経歴詐称」 -
ネット社会が生んだ新格闘技「巌流島」。新たな時代はすでに始まっている。
2016-04-04 12:15今週のお題………………………………「3・25巌流島! 私はこう見た!」文◎柴田和則(巌流島・事務局 海外選手ブッキング担当)
はじめまして。大武道!編集部長兼、巌流島オフィシャルサイト編集ライター兼、巌流島外国人選手ブッカーという、よくわからない役どころを担う柴田と申します。
3.25巌流島TDC大会では、マーカス・レロ・アウレリオ、ビターリ・クラット、アンドレ・ジダの再来日組と、ジャッキー・ゴーシュ、バラット・カンダレの初来日組のブッキングを担当しました。アフリカ勢のブッカーはご存じボビー・オロゴンさんが、未知の大陸アフリカと巌流島の架け橋となり、大活躍してくれました。
私のほうは直前でクラブマガ戦士のナタネル・パリシが負傷欠場し、急遽ゴーシュをブッキングし直したり、レロとジダのラテン系男子のマイペースさに振り回されたりと苦労もありましたが、みんな無事に来日してくれて、ほっと -
主催者としての反省点はどこにあるのか? 3・25巌流島が残した課題とは?
2016-04-01 12:00今週のお題…………「3・25巌流島! 私はこう見た!」文◎谷川貞治(巌流島プロデューサー)……………金曜日担当
皆さん、3・25巌流島に対する大反響、ありがとうございました。プロモーターサイドからすれば、反省の多い大会でしたが、試合内容は大変良かったですし、巌流島が既存の格闘技イベントとは全く違う方向に向かっていることは十分見せつけられたと思います。
そこで今回はあえてイベントサイドの反省点をまず、熱いうちに振り返ってみたいと思います。個人的にはマッチメイクは成功したと思っています。破壊的なKOも見せられたし、クラットvsジダ、田村vsクラブマガのような内容の濃い、感動的な試合も見せられました。アフリカvs モンゴルの遺恨の残った試合も「公開検証」としては、アリだと思っています。また、結果的にカポエラ、カマキリ拳法、シラット、セネガル相撲、大相撲、クラブマガといった他のキックボクシ -
ドライアイスの海は奈落の底なのか!? 田村潔司の悔し涙が巌流島の肝
2016-03-31 12:00今週のお題…………『徹底検証「3・25巌流島! 私はこう見た!」』
文◎田中正志(『週刊ファイト』編集長)…………木曜日担当
絢爛豪華イベントであった。正面入場ゲートの鳥居といい「和」テイストが極彩色な巌流島、既存のプロ格闘技興行とは明らかに異なる世界観は第三回大会をもってショーとしても確立された。勝手に世界標準とかになっているUFCとも明らかに違う円形の闘技場、落ちたらドライアイスの幻想的な海が待っている。K-1とも別物であり、キック試合のようにレフェリーがクリンチだと仕切り直す場面も少ない。1ラウンドに3度突き落とされたら負けというルールは、ある種の実戦の理屈にも合っており、比較的多かった「なんども”同体”との裁定はどうなのか」とか、お客さんが隣の客と論評しながら楽しんでいた。自然にそういう議論が起こって大成功なのである。
巌流島はまだまだ一般客には浸透していない。TD -
巌流島では、なぜ伝統武術が活躍できたのか? その理由を考えると、これは歴史的な事件かもしれない
2016-03-30 12:00今週のお題…………『徹底検証「3・25巌流島、私はこう見た!」』
文◎山田英司(『BUDO-RA BOOKS』編集長)……………水曜日担当
今回の巌流島は、伝統武術の再発見、というテーマが良く見えた大会だったと思う。未知の格闘技が、その強さと魅力を発揮する場を提供する、という目的は想像以上に成功していたのではないか。
これまで、異種の格闘技が闘う場として、何でもありルールや、総合ルールがその場としてふさわしいと考えられていた。
しかし、実は寝技で決着のつく総合ルールは、極めて特殊な環境下における測定であり、しばしば、実際の実戦性とは異なる測定結果が出る。寝技同士の測定には適していても、異種の格闘技が競う場としては極めてふさわしくない、と私は主張してきた。
その理論的背景はここでは繰り返さないが、簡単に言えば、世界の伝統武術には寝技はほとんどない。実際の戦闘をリアルに念頭
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