夕方、ベランダで海を見ながらビールを飲み始めたら、奥さんが里芋を皮付きのまま蒸したものを出してくれた。先日、かしこおばあちゃんの畑で掘って来たばかりの里芋だ。手に取ると皮がつるんと剥ける。添えてある粗塩をちょんとつけて頬張る。ねっとりとした食感とともに、土の匂いと井戸水の清冽さが口いっぱいに広がった。
「”きぬかつぎ”って言うんだよ」
夕方、ベランダで海を見ながらビールを飲み始めたら、奥さんが里芋を皮付きのまま蒸したものを出してくれた。先日、かしこおばあちゃんの畑で掘って来たばかりの里芋だ。手に取ると皮がつるんと剥ける。添えてある粗塩をちょんとつけて頬張る。ねっとりとした食感とともに、土の匂いと井戸水の清冽さが口いっぱいに広がった。
「”きぬかつぎ”って言うんだよ」
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コメント
コメントを書くやっぱり小原さんのエッセイは心がほっこりします。草の根広告、好きだな。
きぬかつぎ衣被検索すると漢字確かに出てきます。
食べたくなりました☺️
季節を感じるお便りがうれしいです。平日朝7時に着信音が鳴ると、条件反射のように心がフワッと柔らかな感じになります。私も今晩はきぬかつぎを食べたくなりました。秋は、むかごもおいしいですよね(^^)
きぬかつぎ、初めて聞きました。
里芋本来のおいしさを、存分に味わえそうですね。
名前も素敵です。昔の人って、みんなけっこう詩人だなあ、と古くから残ってる名前の由来を聞くと思います。
なんだか、あっという間に秋が深まっていますね。
きぬかつぎ、私も初めて聞きました。
取れたての新鮮なものだからこそ味わえる本当の里芋の味ですね。
なんだか里芋が食べたくなってきました(笑)
きぬかつぎ、知っていましたよ~。なんか一人だけ年齢を感じてしまうなあ(笑)。どの時代の由来なのかは知りませんでしたが、勝手に、衣をかついでいる(→衣の部分を指でつまんでつるっと向けたものを食べるという)イメージを持っていました。シンプルながらとても美味しいですよね。こうして秋がどんどん深まってくるんですねえ。日本の四季おりおりの食べ物文化、やっぱりいいなあって思います。
コメントありがとうございます。
次回はこんな暮らしの根底にある「ちょっと書きにくいこと」について書こうかなと思っています。
きぬかつぎ 家族皆大好きです。
有難い事に小ぶりの里芋って調理しにくいからか、お安いのでついつい買ってきてしまいます。