1:4月16日、日経新聞は「緊急事態条項「極めて重い課題」 熊本地震で官房長官」の標題の下、 「菅義偉官房長官は15日の記者会見で、熊本地震に関連し、大災害時などの対応を定める緊急事態条項を憲法改正で新設することについて「極めて重く大切な課題だ」と述べた。「憲法改正は国民の理解と議論の深まりが極めて重要だ」とも語り、慎重に検討すべきだとの立場を示した。」と報じた。
2:自民党の掲げる憲法改正の緊急事態条項で問題とみられる所を見てみたい。
内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
第98条(緊急事態の宣言)
内閣総理大臣は、外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、
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「ワイマール憲法がその通り実現できていればナチスは出てこなかった。何故あの時、統一戦線ができなかったのか。そのことが、分断を生み出しナチスを作り上げていった」。先の進藤栄一教授との対談の中で出てきた言葉だ。
あろうことか、熊本の大地震を奇貨として「非常事態宣言」を正当化する安倍政権。我々は歴史を知っている。ワイマール憲法の崩壊を再現してはならない。今回の参院選、場合によっては衆参同一選での野党共闘の持つ意味は、計り知れないほど大きい。
卑怯者の安倍政権。悲惨な災害をさっそく自己の野望実現に繋げよう企むとは。考えることがどこまで、どこまで卑劣で浅はかなことか。
うっかり騙されないにように、国民は余程、用心ぶかく賢くならなけれならない。