私は18日のツイートで「日本社会:豊洲での都官僚だけでないが、日本社会は官僚であれ、政治家であれ、メディアであれ、業務のあるべき姿を主張する人は疎外し、あるべきでないことを平気で出来る人を重用する社会となった。日本がどんどん沈没していくのは当然だろう。あるべきでない方向へ向かう社会になっているのだから。」と書いたが、豊洲の責任者が華麗な出世や天下りしている像は、今日の日本社会そのものだ。ぜひ一読しておくべきだ。
A:事実関係
9月17日日刊ゲンダイ「優雅に出世や天下り…都庁「盛り土無視」全責任者リスト」
優雅なものだ。何から何までデタラメの豊洲新市場騒動。土壌汚染対策の盛り土を実施せず謎の地下空間を隠蔽してきた“共犯者”たちは、ある者は順調に出世し、ある者はシレッと天下り先で余生を送っている。
■伏魔殿ではクロをシロにできる者ほど出世する
なぜ、専門家会議の提言がないがしろにされ、盛
コメント
コメントを書くあるべき姿と言えば、最近の民主党の代表選結果を受けての人事をみると、野党が野党ではなくなったといえる。
現在の民主党の理念と指導体制を見ると、自民党とどこが違うかわからない人たちが中枢を占めることになる。自民党に政権を委譲した野田氏が幹事長というのであれば、今後の自民党との距離は自ずから明確である。自民党の補完勢力であり、9条を含めた憲法改正のハードルを極めて低くしたとみるべきでしょう。自民党と対決する政策をもって対決することが難しいというより、生きることの論理というか、己はこの人生をどう生きるべきかの答えが、孫崎さんご指摘の体制迎合に傾いていくというより、補完的役割を果たそうとしているとしか見えない。政権をとる意思のない人たちが、野党第一党である姿は、かつての55年体制の社会党を思い出す。
自公民で、米国との戦いを始めようというのかもしれない。ロシア問題を含め、米国に対しみんなで渡れば怖くないという気持ちで、米国に抵抗を強めていくということなのでしょう。経済では、実質的に、中国市場での自動車販売数が、400万台を超え日本市場より大きくなっており、アメリカさんよ、さよならの姿に変わりつつある。
NO.1 「民主党」は「民進党」の誤りです。
当初から、大量の有害物質のあることが解っていた豊洲に、生鮮食品の市場を作ると決めた人物こそ最悪の犯人なのだ。
土を盛る工事が、有害物質の影響をなくすためなのに、石原慎太郎がコンクリート箱を指示した時に言った理由は、「早くて安い」であり、安全性には一言も触れていない。あの時点で、「本来の目的」を見失って、公共工事をすることが目的になっていたのだろう。
コンクリート箱の内部に溜まった水から、基準以下のヒ素が検出されているが、今後、この数値が維持されるのか、増えるのかは長期的に調査を続けなくてはならない。ことは都民や近県住民の健康に関わる問題なのだ。少なくとも数年は、豊洲移転は有り得ないはずだ。
事態は孫崎先生のご評価の通りです。困ったことです。それこそ、禁酒法時代のエリオット・ネスの活躍振りの再現を日本の特捜に国民として期待したいところですが、この方面での汚職には特捜は興味のかけらも持ち合わせてないからどうにもこうにもなりません。従って、その方向とは離れて、本来、個人攻撃は私の趣味には合わないと思ってますから、嫌なんですが、この疑獄の核にある石原慎太郎氏と今まさに展開中の安倍体制が実は嫌中国という好戦性が共通する点に焦点を合せてコメントしたいと思います。
石原慎太郎氏は2011年3月8日か9日に、つまり、福一が核大爆発を起こした日の2,3日前にヨーロッパのどこかの都市で「日本が核武装すれば尖閣には中国は手を出せない。日本に核兵器保有は必須だ」とまるで日本の元首並みの発言をなさっておられるわけです。しかし、私は感ずるんですが、彼の高邁な戦争論は隠れ蓑で実は銀行を作りすぐに破綻させるとか今回の豊洲が石原慎太郎氏の本当の狙いだったんだと。だって、巧妙に図られた取り込み詐欺そのものではないですか。
安倍体制はどうか。さすが国家レベルですから、隠れ蓑は進化してます。嫌中国は石原氏と同じですが、アベノミックスが加わってます。アベノミックスそのものの論評は別にするとして安倍体制では東京都で今回起こっている汚職が国家官僚レベルにかさ上げされ、キャピタルフライトが静かに潜行していると見ざるを得ません。国民はその傾向に厳重警戒せねばなりません。その対策?残念ながら、有効策が見当たらない。日刊ゲンダイと孫崎チャネルが口コミで普及するしかないと情けないがそう思わざるを得ません。
官僚などの出世や天下りの例は尽きないが、かって全国に多くの大学や大学院が作られたとき、民間企業の研究所で聞いた話です。社内の優秀なドクターが論文を書いているので、また何か投稿するの?と聞いたところ、にやにや笑いながら「研究費を補助してもらってる国の研究所の人に頼まれて博士論文を書いてるんです」ということでした。つまり、博士論文を民間の研究者に書かせ、大学に提出し、博士号を手にして、大学教授に天下る、ということでした。国費を使って博士論文を書かせ、教授として天下った大学教授達がNHKなどの画面を飾っている姿を想像してください。
孫崎先生が最初の本を出されたのはたしか90年代初頭だったでしょうか。
そのころから「外圧」がすさまじくなった。それは、日本を「開国」させるという名目のもと、外資の儲けの対象とするためのさまざまな圧力だった。その動きに応じていった官僚は出世し、国の利益を守ろうとした人びとは失脚させられていった。大蔵省マターで言えば「護送船団方式」がやりだまにあげられ徹底的に叩かれた。
だが、役人<腐敗>の構造は、今の方が酷い。わいろをもらっても高官であれば議員をつづけられるという。
優秀で、正しい分析をする人は、リーダーになれないという構造は、グローバル化のなかで進展している世界的な<腐敗>と軌を一にしているわけだ。
フランスではサルコジが国の金を盗んだという言い方でマスコミが批判している。
日本でも日刊ゲンダイが<腐敗>した都庁高官の実名をあげての報道をしたのはすばらしいことだ。国境なき記者団は日刊ゲンダイをしっかり認知し、その報道を英訳・仏訳するなどして、世界にひろめるべきだ。
国、地方を問わず、国民の税金から給料を貰っている役人が人間として腐敗する理由:
1.自分は民間人より上という誤ったエリート意識。(一部の人)
2.民間企業と違って、役所は競争原理が全く働いていない。
3.失政、サボタージュをしていても、個人的責任を取る必要が全くない。
この状態を改革できるのは、法律を作ることのできる国会議員しかいません。
もちろんそれをサポートするのは国民です。