トランプは27日の大統領令で、入国審査の厳格化を進める間の暫定的な措置として、イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの7か国からの渡航者の米国への入国を90日間停止した(Forbes JAPAN)。
この措置は、道徳的是非を別としても、米国が進めようとしているテロとの戦いに深刻な影響を与える。
そもそもイラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンが何故テロに加担するか。
基本的に米国はこれらの国の体制、あるいは有力勢力の打倒を意図している。これに対抗するため、正規軍での戦いではかなわない米国にテロ攻撃を仕掛けている。
このテロとの戦いには通常、イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンには米国と呼応する勢力がいて、米国は彼らに、資金、時に武器などを提供して現有勢力を揺さぶっている。現地の呼応勢力がなければ、現有勢力の
コメント
コメントを書く孫崎さんのご指摘によって、今回の大統領令がいかに愚かなものかが分かりました。それにしても、件のバノン氏が何故この七カ国を選んだのかが分かりませんね。対テロの措置だというのなら、サウジやチュニジアなどでしょうし、それに何よりもホームグローンのテロリスト対策でしょう?この見当外れは何を意味しているのでしょうか?その上、大統領令のこんな乱発は、どこまで可能なのですか。大統領令の発令には、制限はないのですか?これを無制限に続けるなら、もうトランプは完璧な独裁者ですね。これは、狂っている!
人間の心は、わからない。味方と思って接していたら、敵側に情報が流れていたということもある。日本の社会でもよく経験することである。問題は、時と場所によって、ころころ変わる心を、どのように理解していくかである。その読み方を違えると、テロを攻撃しようとしても、すべて情報が流れて、攻撃の効果が半減するというより、被害者は関係ない市民になるということもあり得るのです。実戦部隊にいれば、情報漏えい、裏切り行為に苛まれながら、戦いと遂行していることになる。テロを徹底的に排除しようとすれば、ご指摘の問題があるが、今までの方法で、テロを根絶できていないことも確かであり、90日間という限定である限り,試行してみる価値が零ということもできない。効果がなければ、やめればいいことではないか。
なにかこう便宜的にこしらえたリストという
感じがしますね。
テロリストの輩出国はサウジが一番。
ビンラディンもそうでした。
チェチェンも危ないからロシア連邦も加えなければ。
「難民」と呼ばれる人たちは、好き好んで難民になった訳ではない。
米国などが、政権が米国の意に沿わないとの理由で、ジュネーブ条約で禁止されている「無差別爆撃」を繰り返しているから、着の身、着のままで国外に脱出しているのだ。その中にテロを企むものが紛れ込んでいる可能性は否定できないが、極めて一部に過ぎない。
テロを恐れるなら、無差別爆撃をやめればいいのだ。
それを宣言すれば、難民たちは母国へ帰るはずだ。そしてテロリストは入国しにくくなるだろう。
無差別爆撃をやめれば、米国の国防費を減らすことができて、平和産業を活発にすることも可能なのだ。
トランプは安倍晋三と同じく、最初にやるべき事を後回しにして、最後にやるべき事を最初にやるから、日本や世界を混乱させているのだ。
孫崎さんの指摘によれば
トランプは27日の大統領令で、イラン、イラク、・・・7か国からの渡航者の米国への入国を90日間停止した
この措置は、米国が進めようとしているテロとの戦いに深刻な影響を与える。
基本的に米国はこれらの国の体制、あるいは有力勢力の打倒を意図している。
これに対抗するため、正規軍での戦いではかなわない米国にテロ攻撃を仕掛けている。
このテロとの戦いには通常、イラン、イラク、・・・には米国と呼応する勢力がいて、米国は彼らに、資金、時に武器などを提供して現有勢力を揺さぶっている。
こうした米国に呼応する勢力・・・、米国と一体という気持ちも彼らの戦いの力になっている。
そして万策尽きた時には米国に逃げることも選択に入れて戦っている。
それなのに、イラン、イラク・・・人々の入国を禁ずるという。
もう米国と一緒に戦うのは止めたという人々が続出しよう。
今回の措置で誰よりも憤慨しているのは対テロ戦争の実施部隊である国防省とCIAである。
・・・・
トランプは、
対テロ戦争を止めようとしている。
対テロ戦争の実施部隊である国防省とCIA(さらには軍産複合体)を弱体化させようとしている。
それが、アメリカ ファーストの 政策の一環。
ではないか。
トランプは自分が実施しようとしていることがどういう効果をもたらすか分かってやっているのなら、それはそれなりに私はポジテイブに評価できると考えます。その理由は次の通りです。
CIAや米国防相が秘密裏に育て上げアラブの地で跳梁跋扈させているアルカイダ系武装テロ集団はサウジアラビアのサラフ主義者/ワッハーブ派、ムスリム同胞団が中心となっている。ダーイッシュと呼ばれる悪名高きテロ国家であるイスラム国はそういったグループ活動が母体である。この集団を構成するものたちの国籍はまちまちだが、その殆どがイラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエーメン人ではない。この入国禁止はテロと無関係で無実なこれら諸国民を不当に扱うことになり、ひいてはこれら諸国民に強く連帯する正当な基盤を与えることになる。その結果、米国が国是として無条件に可愛がってきた属国同様のエジプト、イスラエル、ヨルダン、サウジアラビアは贔屓の引き倒しになっていき、そして、米国の得意技である陰湿な介入、つまり、アルカイダ系武装テロ集団による中東でのゲリラ活動は覚醒したイラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエーメン人らによって封じ込められて行く。
>>4
御趣旨に賛成ですが、今回の措置はリストアップした国の
全員を入国禁止にするということですよ。
難民受け入れを禁止するということよりもはるかに深刻です。
でも、私の本音を小さな声で言わせてもらえるのなら
私だってイスラム教国のイスラム信者には日本に来て
欲しくない。
日本にモスクなど立てて欲しくない。
刑務所の食事にイスラム教の禁忌の献立など必要ない。
だってそう要求する権利はあるのですよ。
日本がかの国に在留する人たちのために神社や寺を
作ろうとしても決して許可されない。
強行すれば殺されかねない。
これが現実。
米国が支援していた武装組織がアルカイダのような反米テロ組織になる可能性が高くなるという事ですね。
米国の外国への干渉は好きではないし
ネオコンや軍産複合体は好きじゃないけど
トランプのやりかたは急すぎて極端!
外国の紛争から手を引くには、できるだけ敵を増やさない方法でなければならない。
それには最低でも支援した人たちを逃がすため米国が受け入れなければならないですよね。