トランプは今、メキシコに対して厳しい要求をしている。
① メキシコとの国境に壁を建設し、その費用をメキシコ払う、
② メキシコが壁建設の費用を払わない場合、メキシコからの輸入品に20%の関税をかける、
③ 北米自由貿易協定を見直す。
④ メキシコ大統領が壁建設費用を払う用意がなければ、米・メキシコ首脳会議を開催する意義がない。
⑤ の脅しをうけ、メキシコ大統領自ら米国訪問を取りやめ、その後米・メキシコ首脳間の電話会談が行われている。
こうした措置が実現すればメキシコが大打撃を受けるのは必然だ。
現在メキシコの輸出の約80%が米国向けである。
さらに米国フォードや日本のトヨタなどがメキシコへの投資に前向きになってきたが、これは米国・メキシコ間の関税ゼロで米国市場を狙ってのものである。メキシコの対米輸出に高額関税がかけられれば外国企業にとってのメキシコ投資の動機
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
この問題は、私流に考えれば、ウオール街(国境なき巨大資本のアジト)とトランプ政権が目指す方向が真っ向から対立していることから来るものだということになります。
前にも書きましたが、イギリスはイギリス人の職工の賃金が上がらないように断続的にドイツから職工を輸入しイギリス職工の賃金を下方低位に釘付けすることに成功していた。それに反発して、イギリスの職工は断続的に同盟罷業を行って抗議しています。その現象をソ連の指導者スターリンは論文をしたためています。その要旨は、他国人を輸入し自国の労賃を下げるのは良くないというのです。私はこのスターリンの結論に賛同しているものです。トロッキーは秀才で才気煥発。その論文を批判しています。でも、民族や国民文化を優先するスターリンに座布団を提供したい気持ちです。
続く
メキシコとの国境に「壁を建設することが、メキシコに打撃を与える」のだろうか??。
工事を受注したのはメキシコ系の企業だという。
これによりメキシコは、思いがけない特需を得たのではないか。
国境が閉鎖されたからと言って、米国に不法入国ができなくなるのは確かだが、不法入国を企んでいるメキシコ人が、どの位いるのだろうか。ほとんどは真面目な人ではないのか。
中東からの移民やメキシコ人がいなくなったら、米国の企業は人件費を大幅に増額しなくてはならず、経営が悪化してしまうだろう。
それでは米国の経済が改善するとは思えない。
>>1
続き
メキシコ問題は基本は労働市場の問題ですが、壁でシャットアウトはとても難しいと考えられます。簡単に渡れる海路がありますから。報道もあまりなかったので、私たちは米国/メキシコが抱える労働問題、そこから派生する深刻な社会問題について知らなさすぎます。
米国のウオール街はNATOを使ってロシアを征服するとか日米同盟を使って中國を大人しくさせ平伏させるとか考えていますが、もう止めるべき時代じゃないでしょうか。日本は相変わらずバカ一つ覚えで「日米同盟強化」なんて言ってますが、時代錯誤も甚だしいと私は思うのですよ。
メキシコから、無許可で,不法に出国することは、メキシコの体制維持にとっても好ましいことではない。何か、皆が皆、感情的にものを言っているが、トランプ氏の言っていることは、メキシコにも好ましいことであり、移住の問題は、国対国で話し合われるべきでしょう。EUのようにモノの移動、人の移動の自由を話し合い、双方が納得する形で、まとめなければ、メキシコだけでなく、米国にとっても利益にならない。従属日本と違い、話し合いが進むと信じています。
メキシコは対抗できない。
メキシコからの不法移民という安い労働力によって
米国だって潤っているはずという考えもあるし、
それは事実なのだが、ケンカになれば先に干上がるのは
メキシコです。
米国への不法入国はラテンアメリカのほとんどの国から
行われており、そちらを緩めれば簡単に代替できます。
残念ですが、メキシコを生かすも殺すもトランプの
腹一つです。
これに懲りて、米国のお情けにすがらなくては生きて
いけない国でなく、まともな国づくりをすることです。
メキシコは本来、ラテンアメリカで最も先進国への距離が
近いはずの国です。
メキシコ・オリンピックの頃、韓国などは北にもリードされる
最貧国でしたよ、それなのに今は,,,
トランプのメキシコ叩きは目に余る、低支持率にあえいでいたペニヤ・ニエト大統領はトランプの壁建設費用負担の一方的要求を断固断り挙党一致で支持率が上がっているという。NAFTAの撤廃は自動車や関連部品・資材メーカーも含めた進出日本企業への影響も大きい。イスラム圏からの入国禁止もさることながら、トランプ政権の科学技術政策についても、科学的証拠を無視した発言を続け、研究者らの懸念が広がっていると言う。ここまで来ると、自分の思い通りに他人に無理難題を押し付けるオーナー企業のワンマン社長どころか、オカルト教団のグルと同じだ。真面な人間ではなく、とても先進国の指導者としては失格である。日本政府も犬の様に屈辱的に従うことなく、率先してメキシコや国際社会と共にこのようなモンスター的危険人物に対応すべきである、と思いますが。
>>7
でもねのぶたろうさん、国際社会というのは
基本、この構図です。
大国は小国に対して無理難題をふっかけ、
いうことを聞かせる。
リストアップしたイスラム国家からの入国禁止は
西側首脳はこぞって批判してます。(もちろん日本を除いて)
しかし、メキシコいじめを批判した西側首脳は
まだいません。
こんなのは当たり前なのが国際社会です。
私だって特段メキシコに同情はしません。
メキシコだって長きにわたって続いている
米国のキューバいじめを批判したことなどないから。
挙党一致で支持率が上がっていても
そんなものは米国の外圧がメキシコ人の生活を
圧迫し始めれば、一夜にして前よりも低支持率に
転落します。
メキシコだって悪いのです。
15万人などというとんでもない数の不法出国者
を隣国が寛大だからといって長い間野放しにして
きたのですから。
主権国家として敬意を払えとは言えない国です。