1:「稲田氏、辞任の舞台裏 悪循環の末、内閣改造までもたず」
27日午後、首相官邸。稲田氏は国家安全保障会議の前に首相執務室に足を運んだ。面会時間は約30分。稲田氏はこの場で、安倍首相に引責辞任する意向を伝えたという。狭まる包囲網に耐えきれず、8月3日に予定している内閣改造までたどりつかない幕切れだった。首相周辺によると、首相は内閣改造で稲田氏を交代させ、「重要閣僚の更迭」という政権への打撃を少しでも軽減する戦略を描いていた。だが、南スーダンPKOに派遣された陸上自衛隊部隊が作成した日報が「廃棄した」とされた後に陸自内で見つかった問題で、「組織的な隠蔽(いんぺい)」疑惑が浮上。稲田氏の関与が取り沙汰される事態に発展した。(朝日)
2:PKO部隊の日報を巡っては「廃棄済み」とした陸上自衛隊にデータが残っていたことが三月に判明。稲田氏は隠蔽体質の改善へ意欲を示していたが、二月に陸自
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コメントを書く内閣改造を目前にしたこの時点での辞任は、「特別監察の報告による引責解任」では犯罪行為になってしまうから、「責任を自覚して自ら辞職」の形を作った安倍首相の愛情だろう。
だが、稲田氏が辞職に追い込まれた最大の理由は日報の隠蔽などではなく、「辺野古が完成しても普天間が返還される保証はない」という発言で沖縄県民を激怒させたことに加え、米国政府の信用を失って2+2が開けなくなったことだ。対米隷属を至上命題とする自民党にとって、絶対に許せない「一線を越えてしまった」のだから。
これによって国会は、安倍首相の任命責任及び指導責任などの追求に移るはずだ。
私は時折デモに出かけ、鬱憤を晴らし、時折A新聞(家人は熟読する)に目を通し、孫崎先生が発表なさる著作を熟読し納得し、PCを開けば米国政治の暗部に憤る世界の批評家、ジャーナリストたちの文章に目を通すだけの男なんです。従って、自民党の政治の裏側については門外漢。
稲田女史が何故防衛大臣か?私には皆目理解できませんでした。彼女はハイヒールが似合い、香水の匂いがプンプンしていそうなレデイーですよね。自衛隊というのは若い独身の男がドミナントな集団です。彼女と自衛隊はふさわしくないとの印象を古式の私は持たざるを得ませんでした。
続く
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続き
本日の朝日新聞の耕論に米太平洋軍司令官のハリーハリスさんが米国の課題はロシア、中国、北朝鮮、イラン、テロだとはっきり言っている。これって、近衛や東条が言っていたものと本質的に同じですよ。つまり、米国は当時は民主主義を守るとか言って領土的野心の煙幕を貼っていたが、当時の米国も領土拡大が課題だった。
安倍内閣は阿保内閣だと多数が思うようになりましたが、女性的魅力にあふれる稲田氏を大臣に起用する芸当を演じた。この意味は米太平洋軍のウイング(主導的に動かない)を務めるという意思表明だと私には今になって思えるようになっています。と同時に、日本国民に戦闘的では無いと言うメッセージを伝えていたのだと。深謀遠慮そのものです。
安倍政権は戦争に必要な諸法案をこの2,3年で揃えた。稲田氏に代わって軍人魂を帯びた人間が大臣の椅子に座ればどうなるか。一挙に政局が変わることになる可能性は十分あると思いますね。孫崎先生の傑作である「日米開戦の正体」と「日米開戦へのスパイ」に縦横に描かれている当時の日本の軍人、政治エリートたちの立ち振る舞い、考え方が気持ち悪いほど今の政治家たちに共通するものがあるのを感じて愕然とします。白鵬が日本国籍を取ると言い、蓮舫が辞めるという事態が今後日本が国粋主義に至る先駆けにならないようにウオッチしていかなければならないと私は思います。
稲田防衛大臣の会見を聞いていると、潔さが著しくかけ、自衛隊を統括する大臣職が不適当であったことが明確である。
何回も日報問題で、安倍首相に相談しているということであり、実質的指揮命令統率者は、安倍首相ということが明確になった。安倍首相の代行者であり、自分の意思が出せなかったということでしょう。
監察結果に対する姿勢は全く理解に苦しむ指揮官としか言えない。無責任極まりない。安倍首相に疑惑が及ぶことになる。
監察結果は、「日報データの存在について何らかの発言があった可能性は否定できない。」
稲田氏の発言は、「報告を受けたという認識はないが、監察の結果は素直に受け入れる。」
何故、このような言い訳をする必要があるか。報告を受けていたことを受け入れれば、首相と、どうするか、相談協議していたことにつながり、首相の任命責任だけでなく、首相の隠ぺい関与が、クローズアップするからである。山盛りに、疑惑が大きくなってきたといえる。女性特有の自己保身的言い訳が、さらに疑惑を深め、防衛省のトップだけでなく、安倍首相の関与がくすぶることになる。
日報問題の本質
>・日報問題の本質は、PKOの原則からして行ってはいけない対応で、自衛隊を南スーダンに出していたこと。
>・日本のPKO派遣は「停戦合意が破れる時、つまり、戦闘が起こっている時には自衛隊を撤退させる」ことが前提となっている。
>・こうした情勢の中、南スーダンの情勢は悪化し、首都ジェバでも戦闘が生ずる状況になった。
>・現地の自衛隊の「日報」においては、2016年の7月、治安情勢が急激に悪化したことが記され、
「7月8日には、30発以上の発砲音を確認、9日には、戦闘が生起した模様、およそ150人の死傷者が発生」等が記載されていた。
安倍首相の説明責任
・日報問題の本質は、
自衛隊の派遣を継続するため、現地情勢を歪め、「戦闘が生じている」と記載した文書をなきものとした
“政策決定”にある。
・上記“政策決定”は、日本国として最高度・最重要なものであり、安倍首相が決定した政治判断である筈。
(稲田防衛相レベルで、判断すべき事・できる事ではない。
防衛省官僚も判断するリスクは、職務権限上取るべきでない。保身上も取れない。)
・安倍首相には、
自衛隊の派遣を継続するため、「戦闘が生じている」と記載した文書をなきものとした
“政策決定”についての“説明責任”がある。
安倍首相の政策決定でなく
稲田防衛相レベルで判断 or 防衛省官僚レベルで判断
とすれば、それはそれで、大問題。
戦前の 軍部独走・軍国体制と変わらない。
イナダはアベに見出された。
よって端からアウトと見做して十分だった。実際、防衛相としてもイエローカード、レッドカードを何度も食らってきた。
操縦できないくせにパイロットに成り済まして平気でいられる恐ろしさ。
そういう人物そのものを彼是論じたところで意味なし。
人間にはゴキブリやハエの動機に立ち入る習慣はない。
問題は何故アベのような人間を一度ならず二度も首相にしてしまったのかに尽きる。これだけ日本をグチャグチャにして辞める。何の責任も取らずに辞める。一度目でハッキリしていたことでないか。
百歩譲って二度目を許しても無能無法が再び顔を出した時点で即刻クビにできるシステムになっていればまだマシだが、5、6年も掛かるなど論外だろう。多くが手遅れだ。やはり国自体が自立してない以上、自立/自律した政治システムも持てないのだろう。
>>5
簡潔にして明解。実に分かりやすいです。