世論はこれまで数多くの世論調査で再稼働反対を表明してきた。例えば、毎日新聞が2017年3月11、12両日に実施した全国世論調査では、原発の再稼働に「反対」との回答は55%で、「賛成」の26%を大きく上回っている。
国民の意志を重視するなら、本来野党は原発の再稼働に「反対」を大々的に掲げるべきである。だがそれがこれまでできなかった。しかし今、立憲民主党は「速やかに全ての商用原発を廃止する」政策を打ち出す予定。
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全原発、速やかに廃止 立民の原発ゼロ法案の骨子判明(1月2日東京新聞)
立憲民主党が今月下旬召集予定の通常国会で提出する方針の「原発ゼロ基本法案」の骨子が二日、判明した。「速やかに全ての商用原発を廃止する」ことを政府の基本方針とし、全原発を止め、エネルギー危機に陥った場合以外は稼働を認めない。原発に依
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「原発ゼロ」「原発廃止」「脱原発」などの用語は具体的になんのことなのかわかりにくく、立憲民主党がなにをしたいのか、孫崎さん引用の東京新聞の記事からだけではわかりにくい。
原発は、たとえ稼働していなくても寿命があり、少なくとも軽水炉は日本では新規増設は政治的に無理なことをあわせると、現在再稼働させていない原発も含めてすべての原発が、おそらくいまから60年後くらいには寿命をむかえて運転できなくなり、日本には原発はなくなる(廃炉すべき原発しかなくなる)。そして、原発を稼働してようがしてまいが、厳重に管理の必要な、今まで使った使用済み核燃料は消えないので、再稼働していなければ安全というものではない。
日本の現在の原発問題とは、狭い意味、そして実質的な意味では、その60年をどうすごすのが賢いかという問題にほかならない。
わたしは、今ある原発は再稼働する一方、省エネもすすめた上に老人医療費などは強制目標をもうけて減らし、浮いたカネで再エネや新原発(たとえばhttp://agora-web.jp/archives/1494566.htmlなど)、さらには新規産業への研究をすべきだとおもう。もしエネルギー政策を間違えれば、電気自動車が主体となるとおもわれる2030年以後の自動車産業で、トヨタの地位は没落するだろう。それは日本の没落を意味する。
立民党がどのくらい将来のビジョンを説得的に語れるのか、国会論戦を期待したい。
>>5
原発は長い目で見れば、一番お金のかかる発電方式です。動かせば動かすほど始末に負えない高レベル廃棄物が出て来ます。
しかも、これまでの経験から、20年ごとに大きな事故が起こっています。、再稼動などとんでもないことだということを理解してください。新原発などありえない。
3.11の際、「直ちに影響はない」、「メルトダウンでない」と強弁した枝野幸男官房長官(当時)だ。
その後、このデタラメ発言の責任を取ったという話を聞いたことはない。
「ケジメをつけろ」と小沢潰しに加勢した枝野長官だ。
その後、小沢氏に謝罪したという話を聞いたこともない。
イザという時、本当に腹を括れる人物なのか。甚だ疑問だ。
>>6
原発にかかるコストの大部分は、もうすでに発生が確定しており、これから60年再稼働しようがしまいが(核廃棄物の管理にかかるぶんも)たいして増えません。また、再稼働していなくても、使用済み燃料が保管してある以上は、巨大地震などの天災のときには、やはり危険があります。ひとことでまとめると、これから60年一基も再稼働しなくても危険はゼロにはならないということです。
途中再稼働しようともしなくとも(少なくとも軽水炉は)長めにみつもってもたぶん60年後には稼働していないとするなら、それまでそれなりに厳しい安全基準をみたしたうえで)再稼働できるぶんは再稼働するのが、発電にかかるおカネも減らせるし、CO2排出も減らせるとおもいます。
なお、ご存知のことだろうとおもいますが、UNSCEARの報告などがありますが、今のところ、福島で放射線被曝による健康被害の証明はありません。
こどもの甲状腺がんについてのみ問題提起がなされていますが、議論のあるところです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46778
なお、
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/947082469290885120
原発再稼働の問題は、たんに原発を再稼働するかどうかの問題だけではなく、日本と日本人とが、少子高齢化という確実な未来や、基幹産業喪失の予感のなかで、いかなる将来へのビジョンをもつことができるかという問題に密接にからまっているとおもいます。
自国の女性が覚せい剤うちつつ売春しているだけでなく、核ミサイル開発による直接の被害もでているなか、
(いままでも放射線障害のうわさもありますが、きょうも、こういう報道がありましたhttp://www.sankei.com/world/news/180104/wor1801040017-n1.html)
北朝鮮ではきょうも核ミサイルを開発しているようです。
それにひとことも反対しないのに、日本の原発再稼働には反対するヒトがもしいたら、そういう態度はヒトとしてどうかとわたしは思います。
>当時の枝野官房長官の発言には、私も考えさせられますが、しかし「直ちに避難してください」と発言したらどんなことになっていたのだろうか? 「デタラメ発言」と簡単には言えないと考えます。あのパニック状況の中で官房長官はよく頑張ってくれたと思っています。原発はそんな状況を作り出す危険なものだという反省に立って、原発廃止政策を打ち出したのは、彼の一つのけじめではないでしょうか。>7
>>13
当時、直ちには「人体、健康」に影響はないと断言しましたね。
村田光平氏の最新・福島原発事情からも、菅直人、枝野幸男 両人がいかに嘘と詭弁を繰返していたか明らかでしょう。あの頃、官邸は米国から乗込んできた連中に牛耳られているとも聞きました。
> どんなことになっていたのだろうか?
> 彼の一つのけじめではないでしょうか
「けじめ」と言われるなら、あなたの憶測ではなく、「彼自らの言葉で」当時彼らが掴んでいた本当のことを国民に丁寧に説明しなければ意味がないでしょう。
「あの頃、官邸は米国から乗込んできた連中に牛耳られていた」のかどうか知りませんが、危機管理が十分でない日本を援助することはあったでしょう。そのことが悪いとは言いません。国民をパニック状態に落とし、そのためにかえって大災害を招く。そのような事態を避けるために、嘘と詭弁を弄さなければならなくなる原発を即刻廃止すべきだと考えます。
「当時彼らが掴んでいた本当のことを国民に丁寧に説明しなければ意味がない」のは、確かにそうかもしれません。しかしおおよそのことは知られているのではなかろうか。疑えば切りがありませんが、隠していることがあるとすれば、何故隠すのか?
当時の政権が悪いのではなく、原発が悪いのです。更に言えば、原発を容認したかつての政権と、誘致した地元自治体にも責任があるでしょう。>18
>>19
ご返信頂き恐縮ながら、あなたとは認識、問題意識、考え方が根本的に違うため、非対面でこれ以上 応じることはありません。