北朝鮮の核兵器完全廃絶はあるか。
私はないと思う。
北朝鮮が何故核兵器の開発をしてきたか。最大の理由は、米国が攻撃すれば、韓国などに報復攻撃する力を持つ、その被害が大きければ、米国も簡単に攻撃出来ないであろうというものである。
従って、米国が真に北朝鮮の核兵器廃絶を望むなら、米国が「体制、指導者を軍事行動で抹消しない」という約束をすることである。その手段は①朝鮮戦争の休戦協定を平和条約にする、そこでは相互不可侵を述べる等の手段がある。
近い将来米側がかかる約束に踏み切る事はない。
そうすれば、北朝鮮が完全は核廃絶の約束をすることもない。
その時米国はどうするか。
と、北朝鮮への攻撃を行わないとの米側約束とは対。現時点米側が後者を提示することはない。その時どうなるか。
:今後の交渉の見通し
(1)トランプ主導の場合
再度、チャールズ・コッホ研究所
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実に奥深い理論である。現在の核保有国は、各行使を目的にしているのでなく、核保有によって、国の安心安全を確保している。外交的経済的相互関係のバックボーンという考え方ができる。
世界から核が放棄、排除されない限り、国家の安全安心として、核保有するほうが国家の安心安全が確保できるということでもある。国家が大きいとか小さいが問題でなく、核保有が一番大切な問題として、クローズアップできる。日本も核保有すべきという考え方が出てきてもおかしくない。
中国は、金正恩体制を継続する限り、中国の体制内国家という見方を取らず、お話のようにバッファーとしての機能を望んでおり、米国が政権転覆を目指さない限り、北朝鮮は米中の中立的国家の立場を確保できる。
従って、北の核放棄はなく、核保有国として、米中に影響を受けない国家として機能すれば、北朝鮮の国家的繁栄は、相当程度期待でいる。問題は、日本は日本として北朝鮮と外交的関係を樹立する必要があり、これからの問題として浮上するのでしょう。拉致問題以前に平和条約に移行することが大切なのでしょう。拉致は平和条約締結の後であること、発想の切り替えが必要です。
もしも北朝鮮が本気で核を廃絶したら、その日が北朝鮮崩壊の日になるだろう。
米国は軍産複合国家なのであり、すべての発言は戦争に持ち込むための戦略なのだ。
パレスチナもイラクもリビアも、米国の言い分を信じたために不幸な結果を招いてしまった。
米国との二国間合意などは何の意味も持たないのだ。
これまで幾度か挙げられた「ハースの10項目」。相変わらず不快感が募る。「世界の支配者は我々であり、もし命令に逆らったり、おとなしくカネを納めなかったら、そいつのカネを取り上げるのではなく、殺してしまえ」-そうとしか聞えないからだ。しかし、これが軍産複合体の論理であり、トランプ政権にもしっかり巣食っているのが実情だ。さながら、人間性をとことん否定する戦争カルト教団の体だが、村田光平氏の伝で言えば、いずれ連中にも天の摂理、因果応報に則り「人間」から報復される日が訪れるだろう。
今週の週刊読書人に「対談=森達也x初沢亜利-隣人、北朝鮮と日本の未来」が載っており、先日のご対談で初沢氏の人となりに触れたことで興味津々、すぐさま読みましたが こちらも大手メディアでは得られない貴重な内容です。
ツイートされたブログ効果へのご疑念、ご尤もと思います。恩恵に与っている一人としては憚られますが、他にもっとベターな方法がある気も致します。
孫崎さんは
「北朝鮮が何故核兵器の開発をしてきたか。最大の理由は、米国が攻撃すれば、韓国などに報復攻撃する力を持つ、その被害が大きければ、米国も簡単に攻撃出来ないであろうというものである。」
という。このなかにある、「韓国など」の「など」ってどこですか?
じつは孫崎さんはこの問にすでに答えている。
「相手が日本攻撃する武器を持つという現実がある限り、この攻撃がない環境を作ることが肝要。」
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/1017198225751564288
つまり、孫崎さんは北朝鮮が日本を核兵器で「攻撃する環境」があると自身で認めている。孫崎さんは現状はそうであると認めているのだ。
では、「など」に日本以外ではいる国がありますか?米国本土には(十中八九)まだ北の核兵器が届かない。中国にはケツナメしてる限り、「攻撃する環境」はない。
しかし「韓国など」というからには、韓国に対しては、北が核で「攻撃する環境」があるのでは?まさか。金正恩にとって南に住むのは同民族であり、将来の自国民だ。核攻撃すれば将来の統一が非常に難しくなる。しかも現在の文政権は金正恩の傀儡政権同然だ。
以上の考察のしめすところは、「韓国など」と記載するのはまちがいで、そこに正しくはいるのは「日本」だということだ。そして「日本」以外は韓国も含めて一国もはいらない。孫崎さんは率直に「米国が攻撃すれば、日本に報復攻撃する力を持つ」と書くべきなのだ。
ではなんで孫崎さんは率直にそう書かないのか。
じつは、これもまた、北朝鮮への日本国内からの批判を和らげるための、孫崎さんの詐術なのだろう。
昔のサヨクは、
「米国が北を攻撃すれば、北は日本に報復攻撃する。だから、日本から米軍基地をなくそう」
とアジったという。
いま、おなじ事実認識を孫崎さんは率直に書けない。上の文の「だから」以降が通用しない世の中になったのだ。
それはなぜか。そこには北朝鮮の大きな責任がないだろうか。そのことを少しでも考えれば、単純な猪八戒教徒にはなれないだろうに。
北朝鮮には戦略核は必要ないと思います。北の首脳部は分かっている筈です。
北朝鮮は核兵器の全廃を行うだろう。ロシアと中国の切なる要請に応じてのことだけど。そして、北朝鮮はユーラシア経済圏の一員となり産業国家として再出発しよう。ABEとTRUMPは北朝鮮が核戦略を全廃してもなんだかんだ因縁を付けて仲良くはしないだろう。両者は米軍産複合体の期待(緊張持続)に応えざるを得ないからだ。元々、ABEとTRUMPに平和という概念は無い。平和=戦争の等式しか無い人種であることはこれまでの中国との外交姿勢に如実に現れているではないでしょうか。平和主義を米国支配層は絶対買わない。戦後の米歴史が示している。
それでも、北朝鮮の核騒動は思わぬ結果を生んだ。まず、北朝鮮が鎖国を放棄したことが上げられよう。そして、韓国民が平和に向かって動きだしたこと。又、TRUMPとABEがいろいろ言葉は多いが本性が好戦的であるということが分かったことだ。
TRUMPのシンガポール会議が自民党と自民党系の思惑から外れたことで起こった落胆ぶりは実に滑稽だった。TRUMPは米世論へのポーズを示しただけで、今後、米戦争屋の指導を仰ぐことになり、軌道修正が図られよう。そうなれば、自民党と自民党系は胸をなでおろすことになろう。逆に拉致被害者の希望は失望に変貌していこう。