1. 1:事実関係1「東京五輪 「暑さ対策でサマータイムを」首相に森会長要望(727日毎日)

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は27日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に大会の暑さ対策で、サマータイム(夏時間)の導入のための法整備を要望した。夏場に国全体で時計を1時間進める制度で、少しでも気温が低い時間に競技を始めることができる。

面会後に取材に応じた森氏は、記録的な猛暑が続く今年の状況を踏まえて「政府にやってほしいと思う対策がサマータイム。国際社会並みにしてもおかしくない」と説明した。夏時間の導入で光熱費も削減できる。面会に同席した武藤敏郎事務総長は「国民の理解が得られれば、大会の重要なレガシー(遺産)になる」と話した。

森会長によると、首相は「一つの解決策かもしれない」と応じたという。夏時間は05、08年に議員立法で導入が検討されたが実現しなかった。