認知的不協和とは心理学者フェスティンガーによって提唱された考えである。人は相異なる二つの考えを維持することは出来ず、この事態を避けるため、一方の認識を変化させようとする試みである。
認知1:自分はは煙草を吸う,認知2:煙草を吸うと肺ガンになりやすい. この二つを一個人の中で、共存させておくのは難しい。煙草をやめて認知2を維持するのは一つの生き方である。しかし、煙草を吸うのは止められないとしよう。そこで、「喫煙者で長寿の人もいる」「交通事故で死亡する確率の方が高い」等の考えを出すことによって、認知2の存在を弱める。
フェスティンガーの理論はベトナム戦争で使われる。認知①:米軍は悪だ、認知②:米軍からチョコレートやチューインガムをもらう。この利益は小さくていい。米軍からチョコレートやチューインガムをもらうことがやめられないと、「米軍は悪だ」という見方を変化させる方向に動く。この「悪用」を知って
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社会は多様化しており、人生はいつも分かれ道が連続してある。
「おぎゃー」と「生」を享けてから」、幼児期から学生時代は、生きていく上で必要な基本的な教育を受ける。
いったん社会に出れば、様々な場面で、他人の助言を受けながらも、多数の選択肢の中から、その時その時に自己責任で意思決定していかなければならない。
多数の選択肢から一つの道を選択しなければならないとき、「脱価値化」と「価値の付与」が交錯する。「認知的不協和」がおきるといえる。
解決方法として、孫崎さんは、現行政策に反対である場合、政策変更を求めるよりも、現行政策の責任者を更迭する方が近道であるといっている。
政策が、個人的考えであればその通りであるが、個人的考えでなく、組織としての考え方であれば、その人が「認知的不協和」を解消できたと考えても、自己満足に過ぎなくなることが多い。
個人であろうが組織であろうが、「認知的不協和」を抱けば、解消方法は「数の論理」がすべてであり、仲間を増やすことでしょう。仲間を増やす「脱価値化」と「価値の付与」が選択し選択の場面で不可欠なのでしょう。
確かにチョコレートやチュインガムは壊滅しどん底に落ちた日本人にとってカンフルとなりました。米国の戦争の唯一の成功例ではないでしょうか。
同じく米国に降伏したドイツやイタリアは日本みたいではなかったのではないでしょうか。例えば、オーソン・ウエルズ、アリダ・バリ、ジョセフ・コットンが熱演した「第三の男」では、ドイツ美人のアリダ・バリはとっぽい米国人のジョセフ・コットンに魅せられることはありませんでした。韓国人やベトナム人も、日本人程、米国のチョコレートに目が眩んだようには見えません。
日本人は今も自民党が差出すチョコレートに目が眩んでます。そしてその自民党が米国の差し出すチョコレートに目が潰れています。チョコレートには当然代償がつきものです。自民党への代償はカケモリ桜文書偽造等に黙認を与えることで済みますが、米国のチョコは列島のカタストロフが含まれているのでとてもやっかいです。しかも、自民党、それを支えるメデイアが認知的不協和症状なのにそれを自覚してないことです。これは致命的です。
アジアの周辺諸国が冷静なので日本が偶然にも救われているのに、我々日本人の中でどれほどそのことを認識しているか?
心配です。
>>1
やっぱり、何だか貴殿のコメントは変ですよ。
ポイントは、
安倍氏の嘘と詭弁を認めて、自分の根源にある安倍氏に対する認知的不協和を超越する人間の性を孫崎先生は指摘されていると理解してますが、違いますか?
安倍氏が菅氏に代われば、安倍氏に対する根源に存在する認知的不協和が解消され、菅氏が新たな認知的不協和を生み出さない限り、安穏は持続する、とおっしゃていらっしゃるのではないでしょうか。違いますか?
この認知的不協和は恐縮ながら ご紹介の当初から毎度馴染めない。
認知①:アベの支持率はガタ落ちしたが、スガの支持率は高騰した
認知②:アベとスガは共に悪だと国民は思っている
この二つは共存できない。一個人に①は変えられない。では②を変えよう → アベは悪でも、スガは善と国民は思っている━「スガは悪」の実態は大してマスコミ沙汰になってないから、そういうことにしよう...
こうも当て嵌められるが、こんなものは こじつけだ。
「キツネとすっぱい葡萄」がベトナム戦争に利用されたと言っても、誰もまともに取り合わないだろう。「理論」でも何でもないからだ。フェスティンガー氏も、やはり理論化するには無理があると悟ったのでないか。
こじつけ と言えば、モノ作りの分野でバリューエンジニアリング(価値工学、VE)という、やはり米国発の学問的手法がある。日本にも導入され、一応 国家資格化までされている代物である。そのエッセンスは-
価値(Value)=機能(Function)÷コスト(Cost)
この(商品やサービスの)「価値」を高めるために企業は努力せよ━ということらしいが、こんなものは こじつけだ。
それほど単純な話でないのはバカでも判る。現に、VEに則ってモノ作りしている会社など皆無だろう。
係る国家試験、研修制度etc.も米国に言われて やらされ続けている大きなムダの典型に違いない。
>>2
追加、訂正。下から二番目の小節。自民党、それを支えるメデイアには米国が悪という認識はさらさらないので、認知的不協和は起こらないのです。自民党やそれを支えるメデイアは、好きになったら地獄まで、という悪にべたぼれ状態ですから、ここで取り上げるのは間違いです。
様々な政策で共有認知する自民党があり、安倍前首相をトップにして政権を運営してきた。
安倍前首相の言動が、自民党の中で認知不協和が生ずれば、自民党の中で辞任要求が噴出する。辞任要求がでなければ、安倍前首相の言動を認知している・受け入れているとみなすべきでしょう。不協和などないのです。
外野が、己の考え方と安倍前首相の言動が異なり認知できない中で、安倍前首相が今回身を引いたわけであり、どのように考えようと勝手であるが、認知的不協和が現出し、解消を図ったわけではない。
認知的不協和が、安倍前首相退任で解決したと考えるならば、あまりにも幼すぎる。根本の自民党的なものを排除するために選挙で勝利し、「数」を得ることが大切である。このような視点がなければ、「認知的不協和」が自己満足に過ぎないといえる。
>>6
自分が行き詰まるといつもの「悔しかったら選挙で勝て」と捨て台詞を吐く。勝てば官軍。悪逆非道も許される。
貴殿は本当に面白い人ですね。この板では稀有の存在です。
これからも、どんどんどしどし、貴殿のコメントが変だったら、食いつきますよ。
貴殿みたいな人がこれからこの列島ですごい速度で増えそうですから、猶更のこと。
米国は悪い国だ、と中国は悪い国だ、は矛盾なく両立しうるが
しかし現状では、「中国」はそれほど悪い国ではないよ。
この先はともかくとしても。
米国は、はっきり極悪の国だが。