A-1事実関係、前田和夫著「『続・全共闘白書』評判記」(『1970年端境期の時代』)
450人超えのアンケートを掲載。
問「参加したことをどう思うか*複数回答 25年前の回答
「誇りに思っている」 310名(69.5%) 296名(56.3%)
「若気の至りと反省」 4名(0.9%) 19名( 3.4%)
「懐かしい」 57名(12.8) 83名(15.8%)
「気にしていない」 13名( 2.9) 37名( 7.4%)
「その他・記述なし」 45名(10.1%) 138名(25.9)
問「あの時代に戻れたら参加するか 25年前の回答
「また運動に参加する」 299名(67.0%) 291名(55.3%)
「しない」 10名( 2.2%)
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先日の「20才代の関心調査」と好対照だ。
既に70を超えている方々が斯くも意気軒高なこと自体は いいことでしょう。
だが、併せてアエラの“全共闘世代は「逃げ切り世代」なのか?..重信房子氏ら元学生運動家にアンケート”を読んだところ、やはり溜息しか出ない。「民主主義」と「自由主義」を潰しに掛かる権力と闘う(大衆側の)力を、その後も怯まず拡大強化する動きに発展させていないからだ。そうした活動を続けてこられた方も もちろん おられるだろうが、日本では ごく少数だろう。
何故か。やはり日本特有の事情でないか。とかく場当たり的、刹那的に判断/行動するクセだ。つまり「戦略」的でない。
アベ/スガ政治は「今だけ カネだけ 自分だけ」だが、全共闘でも「今だけ 自分だけ」の参加者は少なからず居たのでないか。
更に、例の「日本人には“みんな飛び込んでいます”」である。先ずは自ら考え出した結論でなければ、次の世代にもしっかり伝えようとするモチべーションは上がりようがない。
1970年前後、私はアジアをほっつき歩いていた。当時の日本のことに実に疎かった。遅れて来る新聞をたまに読むくらいで学園騒動は他人事だった。
三島由紀夫の自決を真っ先に教えてくれたのは電気技師のグレンジャーさんだった。彼らとは前日ホテルの酒場で日本の政治が話題となり、私が面白半分に「右翼のクーデターが起こる」と言っていたので、三島の事件と私の発言が偶然に重なってびっくりして電話してきたらしい。私も正直びっくりした。
1960年の安保闘争時、私は徹底した日和見の学生だった。そのころ、キューバ革命が起こっていて、「革命は武力がなすもの。安保廃絶は革命的なものなので学生運動では不可能」と割り切っていた。当時の日和見には都合の良い割きりと言えよう。
外地で安田講堂から煙の立ち上るのを外地のテレビで見ていて、「馬鹿なことを!」と感じた。その過程で、三島由紀夫が全共闘に連帯を呼びかけたのは印象に残った。彼は全共闘に拒絶され、一人で自衛隊にクーデターを呼びかけた。
全共闘や三島が問題にした自衛隊の在り方は今も喫緊の課題であり続けていると私は思う。自民党と米国の戦争屋がやたら「日米同盟」を口にするが、今や世界強国ナンバーワンになった中国に対しては「弱犬の遠吠え」にしか聞こえない。
日本は日米同盟を早急に解体して真の独立を果たさねば、アジア全体から嘲笑されることは間違い無い。
全共闘の残滓「学術会議」、いやに納得できる。
>>3
いや、参りました。残滓ですか?
根拠を示さないで断定する言い方。トランプさんのツイートにそっくり。大統領のツイートなのにツイッター社から牽制が入ってます。恥辱ですね。けど、このコーナーは言論の自由が売り物ですから、別に問題はないですけど。