本を整理していたら、水野敬也著『人生はニャンとかなる!』が出てきました。70才の誕生日に子供がプレゼントしてくれたものです。本は、「隙があるから好きになる」等教訓めいた言葉があって、それに合致する猫の写真が添えられている、猫好きの人向けです。
親が子供に『人生はニャンとかなる!』という本を与えるのは判ります。「しょげるな、そのうち
いいこともあるよ」です。が、子供が親に『人生はニャンとかなる!』と諭すのです。
考えてみると、私の人生は誰がみても「頑張りすぎ」の様相を示しています。
私は石川県小松市向本折町の出身です。米作りが主体の町です。町には四つの区画があり、私の所は「東村」でした。「村」文化で育ちました。盆踊りがあり、子供相撲大会があり、出し物が来れば浪曲という雰囲気でした。小松市には市街地があり立派な中学があるのですが、私の中学は相撲やバレーで県体に出るのを最上の名誉とする学校です。
孫崎享のつぶやき
随想㉙ 頑張りすぎの人生か
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コメント
コメントを書く>ツイッターで政府攻撃をするのでなく、もう渡り鳥の
泳ぎをじっと眺めて、ああ自然はいいなと過ごす時かも
しれません。
自分がなにをいおうと日本は悪くなるばかり、それを止める
ことはできないとお思いですか、孫崎さん。
大変なお仕事をされていますものね。
残念ながらその諦観が間違っているとは思えません。
わたしは、日本はカタストロフに見舞われなければ
このままだろうと書いた人間ですので、孫崎さんが
日々感じておられるだろう無力感がわかる気がします。
もっと頑張って欲しいなどとは軽々しく言えません。
ただ、孫崎さんが活動をおやめになれば残念に思う人間は
孫崎さんが思うよりもたくさんいるでしょう。
頑張る、ことはほどほどにするという玉虫色の解決ではいかが
でしょう。
孫崎さんの生活全体を見て楽しそうであれば「頑張らなくていいよ。もう」といったかどうか。他人としての推測に過ぎないが、お子さんは言わなかったのではないか。
孫崎さんが愚痴ることが多いとは思わないが、特に官僚・政治家・マスコミが期待する方向に社会を動かしていかないので落胆している姿はお子さんの目には、好ましく映らなかったのでしょう。なぜ、社会の方向が孫崎さんが求めている方向に動いていないのに一生懸命なことがうれしくなかったのでしょう。
ご夫妻でストレスをもたず楽しく生活するのを求めておられるのでしょう。「老いては子に従え」でしょうか。
生来的な優劣が否めないのは知能や身体能力だけでない。人並みを優に超えた水準で「頑張れる」能力も天性のものでないか。
天才と言われる人たちが しばしば「努力の賜物だ」と語る。それで凡人は「自分も頑張ればモノになるのでないか」と勘違いして喜劇か悲劇に終わる。だが、世の中「孫崎さん」だらけだったら、それはそれで大変な気もする。傑出した人だけでなく、それを応援する大多数の凡人にも それなりに存在価値はある、そう思わねば やってられない。
一方、過日ブラジルが誇る作詞家がコロナで亡くなったが、コンビを組んでいた作曲家/ギター奏者(74)が次のコメントを発した-
「親友を失ったが、この悲しみの海で生きる理由を得た。私は自分の力がある限り歌を歌いたい。『証人が死んだときだけ人は死ぬ。』そして、私はアルジールの精神を生きさせるためにここにいます。私とすべてのブラジル人は彼の天才に触れました」
また、以下は10年以上前に聞いた故・天本英世氏(俳優)の話。復員後、外交官を目指して東大法学部に進学するも、周囲の学友にも幻滅して?中退して以降、「何も持たない、何モノにも縛られない」が信条。ロルカの詩の朗読でも知られていた-
「よくブラーッと散歩してますが、そういう時にこそ日本人とは何だとか、日本国家とは何だとか いうことを考えるんですね、人間は。ところが今、ブラーッと散歩してる日本人がいないんですね」
「非常に明るくて、ただ騒いでいるだけのようなスペイン人の中に、非常に『儚い』という思想があるんですね。だから、『今日しかない!』と。だから、今日騒いで、楽しく明るくやるわけですね。日本人は、もちろん明日も当然、生きて目が覚めると思ってるし、明日どころか、10年、30年先も、生きて目が覚めると思ってるんですね」
「スペインっていうのは『死の国』なんです。『死』が強烈なんですよ、イメージが。『死』が強烈なイメージの国は『生』も強烈なんですね...」
> もう渡り鳥の泳ぎをじっと眺めて、ああ自然はいいなと過ごす時かもしれません。
天本氏曰く、そういう時間も持たねば、「哲学の無い、くだらない人間になってしまう」とのことです。
ネコ好き、囲碁好き、とわたしと共通する嗜好をお持ちで
なんだか嬉しかったのですが、まさか喘息まで、とは。
それと、わたしはケーブルテレビに加入していてドラマや
映画を大量に見るのですが、今や完全に吹き替え党です。
何と言っても楽。
俺も年をとったなあ、とは思いますが。
昔は吹き替え映画を軽蔑していました。
でも楽なものは楽。
以前冬のソナタのシナリオを手に入れて暗記して、
ドラマの出演者と一緒にしゃべることもできますが
今は韓国ドラマも吹き替えです、何と言っても楽。
孫崎さん、楽にやっていきましょう。
私も75歳になります。某県庁を定年退職した者です。現役時代は非専従の労組役員を20年しました。核家族共働きで3人の実質年子を育てました。20年間は土日も会議や集会、他県の応援などで”ガンバリ”過ぎた感です。今は好きな家庭菜園(35年間)を120坪ほどしながら下手なブログもやっています。ツイッターで政府攻撃もしていますが、農地に出ると、ひょっとしたら此処が「終の棲家」かも知れないと思えるくらいに、心が落ち着きます。