本を整理していたら、水野敬也著『人生はニャンとかなる!』が出てきました。70才の誕生日に子供がプレゼントしてくれたものです。本は、「隙があるから好きになる」等教訓めいた言葉があって、それに合致する猫の写真が添えられている、猫好きの人向けです。
 親が子供に『人生はニャンとかなる!』という本を与えるのは判ります。「しょげるな、そのうち
いいこともあるよ」です。が、子供が親に『人生はニャンとかなる!』と諭すのです。
 考えてみると、私の人生は誰がみても「頑張りすぎ」の様相を示しています。
 私は石川県小松市向本折町の出身です。米作りが主体の町です。町には四つの区画があり、私の所は「東村」でした。「村」文化で育ちました。盆踊りがあり、子供相撲大会があり、出し物が来れば浪曲という雰囲気でした。小松市には市街地があり立派な中学があるのですが、私の中学は相撲やバレーで県体に出るのを最上の名誉とする学校です。