・イランの政局は米国の対応に大きく左右される。
・イランはシャー時代急速に西側文化を受け入れたことで、一般市民はイスラム社会でも基本的には最も西側文化を受容している国民である。国民の約8割程度は米国との関係の修復を願っているものとみられる。
・イスラム体制下、イスラム圏では、イランは精神的、物質的に最もパレスチナを支援している国であり、イスラエルはイランに強い警戒心を持っている。かつ米国の中東政策は、①軍産複合体の利益、②イスラエル支援で、基本的に米国の対イラン政策は強硬論である。
・一時、イランと安保理五か国+ドイツで核合意が形成された。
 これは、イランに対し、テロ支援やミサイル開発などの懸念があろうが、イランが核兵器開発をすれば中東の危険度は一気に高まるということで、核の開発に絞り、イランが開発を進めなければ、正常な経済関係を持つ(制裁はしない)というものである。しかし、米国はイスラエルの強