1:バイデン大統領は、中国が新疆ウイグル自治区で人権弾圧を続けていることを「ジェノサイド」(集団虐殺)と認定、京五輪への選手団の派遣は容認するが、大統領や国務長官などの閣僚、政府関係者は送らない方針を明らかにした。米国の同盟国でも対応は分かれている。英国、オーストラリア、カナダなどは米国に同調。ドイツなどは対応を検討中だ(朝日)
2:こうした中、自民党においては、「アメリカなどと共同歩調を取るべきだという声が日増しに強まっているのだ。その急先鋒が、安倍元首相、高市政調会長のラインだ。
安倍氏も9日、派閥会長を務める安倍派(清和会)の会合で「中国の人権状況に鑑みて、日本は政治的な姿勢や、メッセージを出すべきではないか、意思を示すべきではないか」と高市氏と同様に外交的ボイコットに賛同する意向を見せた。
3:そもそも新疆・ウイグル問題は中国政府が一方的に悪いと位置づけされる問題ではない。
新疆ウイグ
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オリンピック精神は古代ギリシア以来敵対する国家間であってもこの期間だけは平和の競技祭典とする事であり、政治とは純粋に切り離すべきものだ、競技者に取っては自身のベストを尽くして技量を発揮し世界に称賛される為の単なる舞台に過ぎない。そもそもこの冬季五輪の「外交的」ボイコットは米国下院のペロシ議長が「自国の社会、人権問題」を差し置いて影響下にある他国を巻き込むべく思い付きで突然言い出したものだが、本来の五輪精神を自らの政治的目的で汚す妨害行為以外の何物でもない。そもそもウイグル人の人口が過去10年間で2倍になっているのに何故「ジェノサイド」なのか?西側が衛星写真でモスクの破壊行為を示すとされる現場は実際にはモスクの新設や改築である等明らかな嘘が多く、根拠としているドイツの宗教学者の調査報告にも偏見による誤謬や都合の良い改竄が指摘されている。
日曜日のNHKスペシャル「中国新世紀」でこの問題の特集をやっているが、NHKは実際の現地調査は行っておらず(中国側は一貫して外国報道機関の新疆訪問を歓迎すると表明しているにも関らず)一部関係者への取材にのみ頼っている。多くの問題が指摘されているが、全て被害者側の一方的な報道である、自らの自由意思で外国に居住しCIAの陰謀に唆され独立分離運動に勤しむならば主権国家たる中国当局が警戒するのは当然だろう。この様な問題提起をするなら米国や西欧諸国の新疆綿に対する強制労働(実際にはない)を理由とする経済制裁や輸入禁止措置による新疆の深刻な経済的損失や現地ウイグル人の雇用喪失問題も取り上げるべきである。米国や一部西欧諸国による民間企業を強圧的に巻き込んで世界のサプライチェーンを分断するこの様な一方的制裁こそ国際的に非難されるべきである。
以下は私の妄想ですが、食肉動物みたいにやたら食いつく米国の戦争はもう2,3年もすれば終わるでしょう。
この2,3年が最も危ない。一つはウクライナをめぐってのロシアと米国の戦い、もう一つは台湾をめぐっての中国と日本の戦い。ロシアのウクライナに対する要求は「中立」。プーチンはNATOに宿を提供する西欧に脅しをかけているのです。米国の動きに牽制をかけろと。
中国政府は日本を雑魚と見ているので有効な牽制球を投げてない。でも窮鼠猫をかむことが大いにあり得るのです。神社軍国主義が突然盛り上がることもあるのです。
従って、もうぼつぼつ、NHKと朝日新聞に中国の主張を日本人に公平に伝えるように圧力をかけるべきだと思ってます。ジェノサイドという嘘報道を垂れ流すのに対する抗議とも言えましょう。
軍事技術は日進月歩です。2,3年もすれば、露中共同体VS米帝国が北極海を挟んでにらみ合うことになるのです。その時になって初めて地球に平和が定着するのです。
米国という化け物を退治するのに250年かかったと後世の歴史家が語ることになるのです。
いろいろ書く前にひとこと言っておきたいですが、東京オリンピック前に、チャイナ肺炎による中止論を唱えていた人たちは、いったいどこに消えたんでしょうね?日本はいま、落ち着いていますが、世界中ではいま大流行していますし、こんなときにオリンピックなんてやっていいのでしょうか。
ま、消えるであろうことはわかっていましたけども。
さて、つい最近書きましたが、オリンピックの外交ボイコット問題については、曖昧に徹するのがいいとおもいますね。
すなわち、米国に同調するともしないともいわない。そして閣僚かどうかはっきりしないレベルの人は送る。
「中国は東京オリンピックを全力で支持した」と中国外務省は言っているようですが、中国は東京オリンピックにそれほどの高官を送ってきたわけじゃありませんし、ソチや平昌と比べると劣るレベルの政治家しか送ってきていません。
ウイグル人権決議については、数か月前にさっさとしておけば良かったのに、いまだとどうしてもオリンピック外交ボイコットとの関連でみられますから、時期がわるい。ま、オリンピックが終わったらやればいいとおもいます。
ところで、ウイグル問題についての中国擁護はいくつかのパターンがあります。それぞれ論評してみましょう。
第一は、米国が悪いというもの。このなかにもさまざまありますが、どれにせよ、米国が悪かったら、中国も悪くていいのか、と反論されて終わります。小学校生活のころに身に着ける常識ですが、わからないヒトビトもいるようですね。
第二に、内政干渉だというもの。これが今回の孫崎さんの趣旨ですが、しかしそもそも論として、軍隊を派遣するとかならともかく、日本のような軍事小国が中国のような超軍事大国にたいして単にクチで何かをとがめただけで、それが内政干渉になるんですかね?内政干渉の定義はなんですか?中国のやることになにか注文をつけたら、それはすべて内政干渉ですか?
さらに、中露は合同で衆院選前に艦隊を日本一周させましたが、ああいう軍事的圧力は内政干渉にならないのでしょうか。もっというと、ロシアはウクライナ近くにいま軍隊をはりつけているそうですけど、あれは内政干渉ではないのでしょうか。
ぜひ孫崎さんにおしえていただきたいとおもいます。
もっというと、「内政干渉」には例外があります。それが人権問題ですね。米国が「人権問題」を悪用しまくったせいで、ここはもやっとした感じが漂いますが、本来「人権」は第二次大戦後の国際・国内問題処理の中心にあります。だからこそ世界人権宣言や国連人権規約(孫崎さんも引用していたことがあるはずです)は基本的文書であり、人権を根拠にすれば他国の空爆すらできます(コソボ空爆。ただし議論は多いところです)。
日本国憲法にはこれをうけて、前文に
===
われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。
===
という部分があります。親中派(わたしの意図を明確にするのは親中共派といったほうがいいようですけど)には憲法好きなヒトビトが多い印象ですが、なぜかかれらがここを引用したことを見たことがないんですけどね。ま、日本国が日本国憲法の精神にそって国際問題を処理するのは、別に悪くないのではないでしょうか。
第三は、そもそも、ウイグル人への人権弾圧なんかないんだ、すべては嘘なんだという主張で、中国はこれが主のようですね。これは上二つと違い事実関係のはなしなので、慎重に見極める必要があります。
そこで、デカルト流にすべてを疑ってみますが、どうしても疑えないものがあるんですね。それが大規模な収容所の存在です。衛星写真で存在が証明されていますし、そもそも中国が存在を認めてBBCの記者に取材させたりしていますからね。もっとも中国は教育施設との位置づけなようですが。
でも、教育施設であってもかまわないんですが、仮に、日本で65歳以上の高齢元サヨクなヒトビトを教育する施設、なんてものができたら、それはおかしいしかなり批難を浴びるんじゃないでしょうか。どうもそういうふうに考えられないヒトビトは日本にも多いし、中国政府自体もそのおかしさに気づいてないみたいなんですがね。
でも、日本を含め西側のふつうの人々は、なんのためにそんな施設があるんだ、そこで何をしているんだ、と連想がすすむわけです。これに対して中国側はいろいろ言ってますが、その内情について自由な取材はあるのか、ウイグル人に言論の自由はあるのか、と連想はすすみます。それがないところでいくら証言が重ねられてもそれは無価値な一方、西側社会で中国権力から自由なウイグル人はいろいろとよこしまなことを中国がやっていることを多数人が具体的に語っていますから、まあそっちが信用できるだろうとなるわけですね。
オスマン帝国が滅亡したあとには、さまざまな民族が独立しました。これらには欧米ソ(露)、最近は中国も手をだしていて、そうした大国との関連でみられることが多いですが、いまかりにそういう外からの干渉がまったくなくとも、さまざまな民族同士が平和になんの軋轢もなく互いに存在するなんてことはありえないんですよ。その同じことが(地理的意味での)中国でおこっているわけですが、どうしてそれが認められないんでしょうか。
わたしはウイグル等の独立に賛成ですけど、それに賛成しないヒトビトも、せめて中共が過去のおこないを反省して、いまの苛烈な取り扱いをやめるようにと考えることくらいはできるとおもうんですけども。
それすらできないなら、今の高齢元サヨクは、若いころせっかくサヨクだったのに、反米・反自民以外なにも学ばなかった人たち、というのがのちの世の総括となるでしょう。
>>12
楽しく読ませていただいています。
一言申し上げるならば、元左翼の人々は賢い方々が多いです。
ここでいろいろ言っている人の内容は、中国・韓国の擁護者ばかり、何をやっても中国・韓国のやることは正義であり、米国のすることは悪なのです。日本の政権を批判することなどほとんどありません。日本のことには関心がないというより満足しているのです。
ただ、米中の間で中国の方に肩入れしてほしいという虫の良い話だけです。中国に味方しなければ、日本は焼け野原になると脅すかと思えば、「私たちお友達仲良くしよう」などという子供じみた友好関係を持とうといっているに過ぎない…
左翼とは程遠い論理性が欠けたテイレベルの親中・親韓と見ています。
>>13
コメントありがとうございます。
>>元左翼の人々は賢い方々が多いです
多いのかどうか、わたしには実感としてはわかりませんが、元左翼、現左翼のかたがたの中にものすごく賢い方がいるのはもちろんわかっています。
(ですから、サヨクといつも書いています)。
あと、
>>日本のことには関心がないというより満足しているのです
というご指摘は、ものすごく鋭いと感じました。じつはわたしも、薄々そうではないかと感じていたのです。
しかし、かれら自身が気づいていないかもしれませんね。
>>14
失念していたようです。
「劣化サヨク」といっておられたのを思い出しました。