日本の言論は今大きく二分されている。
一方にm統制の強くなった大手メディアの報道をそのまま受理する層、これは国民の大多数である。
他方左右を問わずソーシャル・メディアを使う層。この層は現状に不満を持つ層と重複することもあり、発言が過激に走る傾向があり、前者の層への浸透力はあまりない。
ウクライナ問題では特にこの乖離が激しい。
右派的思考を持つとされる2NNの見解を紹介する。
A: 問題点の所在
孫崎享のつぶやき
ウクライナン問題では、日本はほぼ一億総ロシア糾弾、一億総ウクライナかわいそう。しかし戦争長期化の様相示し、日本国内の世論も次第に変化。ゼレンスキー大統領が「ウクライナが敗北→第3次世界大戦に発展」と警告。これに2NNでは激しい反論で溢れる。
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コメント
コメントを書く>ゼレンスキー大統領が「ウクライナが敗北→第3次世界大戦に発展」と警告。これに2NNでは激しい反論で溢れる。
このウクライナ問題を巡る言説は、これまで私があまり経験したことの無いものであった。
というのは、これまでなら、左右の言説というのは、比較的予測可能、悪く言うなら、定型的紋切り型であったように思われる。
サヨクは戦争反対、ウヨクは国防強化=戦争有理、みたいなカンジであろうか?
しかし、このスッキリした構図は今回見事に崩れたと考えている。
最大の要因は、主流権威筋メディア、即ち新聞・テレビが押し並べて、ロシア糾弾、ウクライナ侵略反対、ウクライナ支援=戦争継続賛成の論調に染め上げられてしまったからだろう。また、左右政党の主張も同様であった。
その意味では、日本中が「大本営発表」と「大政翼賛会」的全体主義に乗っ取られた感がある。
異論はほぼ封殺された。サヨク、リベラル勢力までがウクライナ応援団と化し、実質的な戦争支援、戦争継続賛成論に堕したのであった。
停戦和平論はウクライナ支持応援という極めて偏向した言説に封じ込められた。
偏向というのは、このウクライナ支持応援の言説は、戦争の原因、即ちウクライナのNATO加盟問題、ウクライナ再核武装、露系ウクライナ人虐殺、ウクライナのネオナチといった、ウクライナの非や負の要素を一切隠蔽して、一方的なロシアの糾弾論になっているからだ。
また、ロシアによる国際法違反、侵略行為という見方も、「大本営発表」に特徴的な論調であった。しかし、この論調は上記の戦争原因を公平公正に学び、分析したなら、避けることができた誤りであった。
逆に言うなら、今回、サヨクリベラル勢力は、戦争の実像を公平公正に学び、分析する姿勢を欠いていた、と言わざるを得ない。
だから、誤り、偏向した「大本営発表」にやすやすと取り込まれ、恥ずべき戦争継続賛成論に堕したのであった。私はこの点、ウクライナ応援団に堕したサヨクリベラルに猛省を促したい。
また、一般にサヨクリベラルは私も含めてだが、高齢化している。私のサヨクの先輩の多くは後期高齢者である。このため、彼らは新聞、テレビ以外の情報ツールに触れる機会はほぼ無いと見るべきであろう。
新聞なら、東京、朝日、毎日、テレビならTBS、テレビ朝日あたりの論調を「正しい」、「信頼に足る」と自動思考していると考えられる。さらに、出版では、月刊誌、岩波の『世界』、青土社の『現代思想』あたりがロシアは侵略をやめろ!といえば、そーだ、そーだ、となる。右から左まで「大本営発表」が貫徹するならば、彼らは簡単に思考停止するのである。
私は、これこそが「大本営発表」の現実であるのか、と興味深く観察した。情報弱者はB層と同じだ。高齢化サヨクはB層と変わらない。どちらも大政翼賛に流されていくのだ。
一方、インターネットでは海外メディアやブログ、YouTube、ツイッター等など多様な言説がひしめいている。様々な言説を比較することでバランスのよい結論が導き出されることが可能となる。
今回は、一般に右派保守派と呼ばれる層が、ウクライナ支援反対や停戦和平の論陣を張っているケースが目立つ。これもサヨクリベラル勢力のお株を奪われた形で奇妙な状況に見える。
背景には、最大のウクライナ支援国、アメリカ帝国が民主党政権であることがあるのだろう。しかし、民主党をサヨクリベラルと呼ぶことには、今や無理があるのではないか?アメリカ帝国民主党は、今や軍産複合体やネオコンに乗っ取られている。
何れにせよ、停戦和平にイデオロギーは関係ないし、普遍的な人命尊重の思想と精神があればよい。
また、国際法を守るためだかなんだか知らないが、ウクライナが負け戦を続けることの愚かさを、サヨクリベラルは良くアタマを冷やして考えたら良いと思う。
鈴木宗男氏とひろゆき氏の、ウクライナでの戦争に関する対談は面白かった。【ひろゆきvs鈴木宗男②】ウクライナ侵攻で激論!鈴木宗男、衝撃の動機【注意してご覧ください。】
なお、「鈴木宗男、衝撃の動機【注意してご覧ください。】」というのは意味不明であった。個人的には、鈴木宗男氏の主張には、何も「衝撃」は受けなかった。ごく、当然の論理を述べていただけであった。
さて、主流権威筋メディアの論調は変わるのだろうか?
https://youtube.com/watch?v=qemKsOkKAYM&si=rx7n1Al8pcYejcXA
中庸左派さんの意見を明日、ブログで紹介したいと思います。
2NNの書き込みは日本の大衆が日本の主流メデイアの嘘に気付き始めたことを暗示していると見ることも出来て興味深く拝見いたしました。
ゼレンスキ―がいかにとっぽくインチキであるかがいくら日本のメデイアがそうじゃないと努力しても、その化けの皮は剥げて行くでしょう。
またもや、菅沼光弘氏の見識を持ち出すのは恐縮ですが、米国は戦争への入り方を念入りに工夫するのが伝統です。例えば、9.11を演出し、犯人はアルカイダだと宣言し、米民の敵愾心を煽るとか。そして戦闘行為を起こす。それがレギュラーパタン。
このウクライナ戦争の場合、親露ウクライナ人を殺し、ロシア人を怒らし、戦争状態を作り、経済制裁でロシアを降参させる。これは伝統的な戦術ではない。異型の戦略。米国人が「何やってんだ?」と燃えてない。これは大シクジリですね。
米国がこの戦争に覚めていることは日本のメデイアは隠している。本当のことが分かってくるのも時間の問題でしょう。
菅沼氏は自衛隊の規模は米中露の次に位置するほど大きいと断言して憚らない。その規模の自衛隊が米軍に吸収さてしまっていると嘆くのです。私はそのことを嘆きません。
何故なら、米国は中国海では偽旗作戦は使えません。自衛隊がやったんだと言えません。自衛隊即米軍ですから米本土を巻き込んだ大戦争に発展するのです。
日米同盟は対中露では不妊不胎と言えましょう。長大な無駄です。
こういうことも今後徐々に日本の大衆が知ることになるでしょう。
>>3
ユダヤのゼレンスキーはここまで米国のユダヤの財閥に裏切られ翻弄されるとは想定しなかったでしょうね。
楽天の三木谷は何を話したんでしょうね。
あなたの文章を読んでいると「ご愁傷様」と言わざるを得ません。
始まった頃のあなたの元気はどこに去ったんでしょうか。
>>1
国連の濫用、国連無視は米国が率先していると私は観てます。
米国が何かと言うと組織したがる有志連合はその最たるものです。又、日本の主権行使を絶対に認めない米国は国連主義に背反してると私は観てます。
国連はロックフェラー財団が造ったものです。米国を所有すると言われるロックフェラー財団が造ったその国連をその息子たちが軽視するのは一体どういうことでしょうか。
>>6
拙論、冷や汗ものです。
>>10
鈴木宗男はもうすこしほめてもよかったと思いますよ。
大きい流れに逆らう言動はなかなか難しいものです。
ぶれずに発言し続けています。
いや、大したものです。
見直しました。
それはそうと中庸左派さんのコメントはいつも楽しみに
拝読しています。
今日も教えられるところの多い内容でした。
米国が戦争でウクライナで十分刈り取ったと思ったら次に復興インフラで儲ける順番になるのでしょうね。
あとは所謂「台湾有事」で戦争をする能力も気概もない日本国民の世論を煽り立てる為に、
米国政府の言うなりの岸田政権(自民党政権)が大活躍なのでしょう。
もし、台湾有事が現実化したらウクライナ国民のような目に合うのは日本国民で、
米国は1滴の血も流さず武器を売りつけてくるんでしょうね。
>>11
なしさんの鋭い、博識からくるご指摘に、いつもハッと気付かされております。
鈴木宗男氏の生き様は、私にはとてもマネは出来ないですが、教えられることがあります。
ずっとここの概要部分を読んでいましたが、最近購読者になった者、ペンネーム・文科系といいます。このNNいろんなウクライナ戦争評は実に興味深かったです。どう言うか、我が意を得たりの感。最近特に思うに、ウクライナは勝てませんよ。5月末から『「反転」攻勢』と雄叫びをあげても、第一防衛ラインを最近やっと一箇所突破? 先に各省徴兵責任者全員が解任された理由が汚職だとか、この度は六人の防衛副大臣が全員解任。戦争の真っ最中にこれでは、勝てるわけがない。下が真面目に戦争などやってられません。きっともう「ゼレンスキーが叫んでいるだけ!」と分かっているはずだ。可哀想です。極論すればもう、アメリカが、ゼレンスキーのネジを巻いているだけなのでしょう。日本外務省もそう呼んでいたネオナチはアゾフスターリで壊滅したし。
10月後半の雨期になればすべて分かります。
ただ、この戦争はこういう価値があった。アメリカが国連の場を散々活用して「反戦」「半侵略」を唱えてきたから、それが今後は我が身に降りかかる。今回の態度、語りを今後の米が守るかどうか、アジアもグローバルサウスもよくよく見ていくことでしょう。守らなければ、信用がた落ちですよね。
僕はこういうことを自分のブログに書いてきました。「グーブログ 9条バトル」と言います。