孫崎享のつぶやき
独記者の解説「独はイスラエルの対ハマス戦争を断固として支持。幾つかの圧力①ハマス支持のトルコとの関係(約300万人がトルコ系住民)、LNG、カタールから購入。カタールはハマスの最も重要な支援者。独、インドネシア、ブラジル、南ア等グローバル・サウス重視。これらは反イスラエル。
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コメント
コメントを書くドイツはユダヤ人のホロコーストという拭いきれない大罪を抱えてイスラエルには頭が上がらないのです。一方、ドイツはNATOの中心メンバーでありナチ化したEUの構成国であり、同じくナチ化しきった米国には従わざるを得ない宿命を背負わされているのです。
日本では全く説かれない米国のイスラーム政策は二律背反を擁してます。その一つはイスラームを中国とロシアを内政面で窮地に追い込むための武器として使うことです。新疆のウイグル族は有名な話です。又、カスピ海沿岸諸国ではチェチェン等の騒乱は米国が起こしたものとして認識されているのです。もう一つは、これが本命ですが、十字軍の精神です。カダフィーやフセインの虐殺は彼らをサターン視し血祭りにあげましたが、米国のキリスト教徒はおしなべて喝采に狂喜しました。
そういった複雑構造の渦中でイスラエルのネタニアフの狙いは何なのか?メデイアはネタニアフが粉砕しようとしている相手はハマスだと言ってますが、ハマスとCIAは地下で通じ合っているのです。勿論、ドイツ国の諜報は知っているだろうし、ドイツ政府も知っているでしょう。
ネタニアフは近くやってくる米国の衰亡を確信して今回の騒動を敢えて起こし中露を巻き込んでパレスチナ二国分割で国際合意を取り付けることではないでしょうか。ドイツもそのことを知っていて、WATCH AND SEEの態度を決めつけていることでしょう。
>>1
本の名前を出すだけでは本の名前の宣伝にしかならない。自分がその本で感動したポイントを書くのがここでの正しい流儀だと思いますがね。
> ドイツのほぼ無条件の親イスラエル姿勢により、ベルリンは多くの重要なパートナーと対立することになる。
> ドイツの政治支配層は、イスラエルに対して声を上げる能力を制限する抑圧的な考え方に囚われているわけではない。
ドイツは、嫌々ながらイスラエルを支持しているのでなく、イスラエルがやっていることは紛れもなく正しいと確信して支持しているのである―そうとしか読めないだろう。
> ドイツ外交政策の基礎は崩れた。ロシアとイランとの関与は失敗に終わった。これがベルリンからの見解である。
DSの願望とも思える。
> これが...ドイツがイスラエルの対ハマス戦争を断固として支持している理由である。
これが、一極支配をまだまだ維持/拡大すべく、世界の至る所で戦争を仕掛け続けるDSが、ウクライナ紛争と同様、イスラエルの対ハマス戦争も断固として支持する理由である―そういうことだ。ドイツの現・政治支配層は、完全にDS傘下である―それを伝える記事でないか。
米国のCIAとイスラエルのモサドという世界でも屈指の情報機関が、ハマスのテロ行為を見逃した原因の究明が必要でしょう。
確かに情報の中では、「ヒューミント」「シギント」「オシント」などが複雑に絡み合っている。最低限CIAとモサドがヒズボラとハマスが会合を持って話し合いをしていることはつかんでいたのでしょう。掴んでいたが、現在はロシアのウクライナ侵攻支援が喫緊の話題になっており、勝手にロシアウクライナ問題に決めつけてしまったのではないか。会合の中身の分析に至らなかったのでしょう。
CIAとモサドの単純なミスが大きな被害につながっているのではないか。
>「ガザをドイツの罪から解放せよ」
これは趣旨としては、よく分かる。なぜなら、「ドイツの罪」と、イスラエルによるパレスチナ人へのアパルトヘイト政策や、非人道的な集団懲罰とは関係ないからだ。
「ドイツの罪」があるから、シオニストを支援しなくてはならない、というのは全く非論理的なハナシだ。
戦後数十年も経過した今、戦争責任はあくまでも、抽象的なものであり、具体的な事柄ではない。被害者から、加害者側になんらかの請求があれば、政治的道義的に責任を負うべきもので、法的責任とは異なると考えている。
従って、イスラエルによるガザ地区攻撃や迫害に「ドイツの罪」を見出す余地はない。ハマスとイスラエルの戦いにおいて、ドイツはあくまでも第三者である。ドイツが取るべき姿勢は道義や良識にそうものであるべきだ。
https://www.nybooks.com/online/2023/11/20/an-open-letter-on-the-misuse-of-holocaust-memory/
>ユダヤ国家はハマスとヒズボラの間の挟み撃ちに陥っており、より広範な戦争が起こる可能性がある。これはイスラエルにとって存亡の危機だ。
この見解は、事実とズレている。イスラエルは今、少なくとも「存亡の危機」ではない。存亡の危機なのは、ガザ地区であり、パレスチナ人であり、二国家解決である。
パレスチナ人は、ガザ地区やヨルダン川西岸地区から追い出されようとしている。まさに民族浄化である。そして、文字通りのイスラエルによる侵略植民地支配の貫徹である。
https://www.newarab.com/news/egypt-could-use-law-against-israel-gaza-expulsion-plan
https://new.thecradle.co/articles-id/11290
>ロシアとイランとの関与は失敗に終わった。これがベルリンからの見解である。これら二つの勢力は阻止されなければならず、それにはハマスの破壊も含まれる。
そもそも、ロシアとイランについて、「これら二つの勢力は阻止されなければなら」ないのは、アメリカ帝国の論理であろう。ドイツはウクライナ戦争まで、ロシアと蜜月だったではないか。従って、この論者はアメリカ帝国への忖度がドイツがイスラエルを支持する理由である、といみじくも告白しているようなものだ。このあたりの事情は、勿論日本も同様だろう。
いずれにせよ、第三国はあらゆる意味でイスラエルを支持する理由などあり得ないと考えている。
>>3
>>2
同意 いつも私の言いたい事ありがとうございます!
ちょと他の事で忙しかったです。田中宇さんの言うように、事態の進展が進んでいますね。
一直線に進まないかも知れませんが、大局的にみれば、勝負はついていますね。
リベラル、左翼の衰退は世界共通で、愛国者、右翼と言われてきた勢力が、アングロサクソンの支配をつぶす歴史はすごい。孫さん、大変でしょうが応援していますよ。若い読者もでてきましたね。
へえ、そうですかね?
私には、田中宇さんの「ハマス、CIA、メタニエフみんな、裏でつうつう、二国家共存のシナリオで、歴史的決着に向かっている」の説明がストンとしますがね。
アングロサクソンは裏でこそこそ、二枚舌は得意技です。
今月初めにドイツを訪問したトルコのエルドアン大統領は、ベルリンでショルツ氏の隣に立って、ドイツは歴史的反省に囚われすぎて中東の現実を理解できていないと主張した。ドイツ到着前、エルドアン大統領はハマスのテロリストを「自由の戦士」と呼び、イスラエルの正当性は「自らのファシズム」のせいで疑わしいと述べていた
日本ではこんな記事読めません。
孫さんありがとう。
イスラム教徒はシーア派、スンニ派の対立を乗り越え、一致して歴史的決着を着けようとしている。
長生きすればいい事がある。
>>10
おっしゃる通りです。