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『小説外務省』amazon最初の評「孫崎さんが描く理想の社会人像と見えてきた尖閣問題の解決法」
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『小説外務省』amazon最初の評「孫崎さんが描く理想の社会人像と見えてきた尖閣問題の解決法」

2014-04-05 23:15
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By 中西良太 / Ryota Nakanishi
去年の暮れから今年の始めにかけて、日本の主権者勢力の論客達の著作が出版社の自主規制によって阻害される困難な事態が続いている中で、現代書館さんが勇気を持って本書を出版されたことに心より感謝いたします。
 孫崎さんの待望の新作である本書においては、正に西京寺が孫崎さん自身の人物像であり、尚かつ孫崎さんご自身も今の日本に理想とされる社会人像をこの小説でご提示されている。例えば、植草さんが本日のブログでも言及されている点だが、真のジャーナリスト、真の知識人とは何かという大切な問いが、今尖閣問題の係争国である台湾でも問われている。本書においても核心的価値をなしているのは、まずこの問いへの小説という形式を媒介しての回答である。つまり、真の知識人、真のジャーナリストとは、既得権層の体制、独自の利権集団である政府と官僚とそれらと癒着した財閥などの権力と戦える

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昨日、コンビニで支払いを済ませましたので、近日中に手に入りそうです。
知識人は数多綺羅星のごとく多いし、外務省などはすべてが、知識人と言えるのでしょう。しかし、知識を知恵に変換できる人は、本当に少ない。知恵に転換するためには、己を捨て去る、忘れることが必須条件であり、捨て去れば、物事が数多頭に湧き出て、綜観的見方ができるようになります。すなわち先が見えるようになるのです。孫崎さんは、先が見えるがゆえに、いろいろ主張されたが、外務省の優秀と言われる人たちの多くが、己を超えることができないために、組織から浮きがちになられたのではないか、と想像をたくましくしています。日本は横並び一線であり、飛び出すと制裁を受ける、良い言葉で言えば、「和の精神」、悪い言葉で言えば、「全体主義」が徹底しており、議論を戦わし、物事を決めていく民主主義には、ほど遠い幼稚な国家だと思わざるを得ません。話が変わって申し訳ないが、数日前、韓国が、「米国が日本、ドイツなど敗戦国の戦犯者を入国させない」との報道を流していたが、日本のマスコミは無視のようである。日本も、細菌研究者、軍慰安施設設立者などが対象になっているようである。情報の隠ぺいはひどいものである。

No.1 129ヶ月前

全く同感です。ロシアや中国をこの国のマスコミは価値観が違うと言って批判するけれど、ではマスコミがどんな普遍的な価値観を持っているかと問えば、答えられない。米国の最も醜い部分にすっかり毒されて濁ってしまった目しかもたないのにマスコミ人はそれに気づかない。濁った眼でいても容易にたらふく食えるからだ。しかし、今は時局が違う。マスコミ人は真実に目を向けて書かなくちゃならない時局だと思う。

No.2 129ヶ月前
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